4月23日に発売された「Galaxy S6 Edge」がオクトバ編集部へとやって来ましたので、外観などをじっくりチェックしていきたいと思います。
Galaxy S6 Edgeはドコモとauから発売されていますが、今回やってきたのはドコモ版のSC-04G、カラーはグリーンエメラルドです。
端末正面上部です。これまでのドコモ端末ではほとんどあったドコモロゴが前面にはありません。ドコモどころかSamsungのロゴもありません。
ホームボタン周りはこれまでのGalaxyシリーズと同じように、左からアプリ履歴・ホームボタン・戻るボタンとなっています。ナビゲーションバーがディスプレイ内に表示されないので、その分大きく画面を使うことができます。
また、ホームボタンは指紋認証も可能で、ここに登録した指を乗せるだけでロック解除できます。
背面はガラス素材が使用されており、高級感があります。
カメラ部分が出っ張っているのが少し残念ですね。
ガラスの下には光学フィルムが貼られており、光の反射によって見る角度を変えると色も変わって見えます。今回はエメラルドグリーンですが、緑にも青くも見えます。
背面下部にはGalaxuロゴ。Samsungロゴはありません。
ドコモの型番などはこの下にうっすらと目立たないように書かれています。
端末上面にはSIMスロット。nano SIMが入ります。
下部にはイヤホンジャックにUSB差込口、スピーカーとなっています。両端が曲がっているので、全体的に丸っこいイメージを受けますね。
「Edge」の前作であるGalaxy Note Edgeではボタン類はエッジスクリーン側にはありませんでしたが、今回右側には電源キーがついています。中央やや上あたりにあり、片手で持った時にちょうど親指が当たる位置にあります。
左側には音量キーです。エッジスクリーンにあるので、どちらも細長いボタンとなっています。
次は内部の設定や機能について見ていきます。
Galaxy S6 Edgeの機能ではありませんが、Android 5.0からは「タップ&ゴー」という機能があります。これは初期設定時に以前の機種と背中合わせにくっつけることで、アプリやデータをコピーすることができるものです。
元々使っていたアプリを一気にダウンロード・インストールできるので便利です。
Galaxy S6 Edgeの一番の特徴でもある「エッジスクリーン」では、前回のGalaxy Note Edgeで使えたランチャー機能はなくなっています。その代わり、よく連絡する5人をすぐに呼び出したり、画面OFF時に情報表示することができます。
エッジスクリーンの機能の1つ「ナイトクロック」は、指定した時間になると画面OFF時にうっすらと時刻を表示します。明るいところではよくわかりませんが、夜暗い中では眩しいこともなく時間を確認できます。
Galaxy Note EdgeとGalaxy S6 Edgeでは「エッジスクリーン」の意味や役割が変わっているように思えます。Note Edgeの時は「既存のスクリーン+エッジスクリーン」という考えで、画面解像度も通常の16:9の画面+エッジスクリーンでした。S6 Edgeではエッジ部分も含めて16:9となっています。
機能的なものよりも、デザイン的なもの、ディスプレイがせり上がって見える効果をS6 Edgeでは担っているようです。
S6 Edgeはカメラ起動も早いです。ホームボタンを2回押すことで画面OFF状態からでもカメラを起動できます。ホーム画面から約0.7秒で起動するので、シャッターチャンスを逃しません。
レンズは前面背面どちらもF値1.9の明るいものです。なので暗いところでもしっかり撮れ、夜景撮影もバッチリです。そのほか、セルフィー撮影時に手のひらを認識させてシャッターを切るなど、おもしろい機能もあります。
実際に撮影してみた画像はこちら。
カメラの機能の中から、もう1つ「バーチャルショット」を紹介します。このモードは被写体の周りをぐるっと撮影することで、あとから好きな角度に動かせるというものです。
一見、ぐるっと回った動画のようにも見えます。
端末を傾けるだけで自由に角度を変えて楽しむことができます。
Galaxy S6 Edgeのカメラは、性能的なものだけでなく面白い撮影方法が用意されています。使っていて楽しいですね。
さらに、これまでのGalaxyシリーズに比べ、音質面でも大きく向上しています。DACチップなどが変更され、基本性能が向上していることもありますが、面白いのは数々のエフェクトです。
S6 Edgeには「SoundAlive+」「K2HD」「真空管アンプ」の3つのエフェクトが搭載されており、それぞれ違ったキャラクターの音色を奏でます。
「SoundAlive+」では音を立体的になり、これで映画などを鑑賞するとまるで映画館のような迫力が生まれます。「真空管アンプ」は暖かみと膨よかさが特徴で、角の取れた滑らかな音に変化します。「K2HD」はVictorが開発した技術で、MP3やCD程度の音質をハイレゾ相当までアップサンプリングして再生する事が可能です。
また、S6 Edge単体でハイレゾ音源の再生も可能で、最大192kHz/24bitの再生に対応しています。標準プレーヤーでハイレゾ音源を再生した際は、アルバムアート左上に「UHQ」と表示されます。
さらに面白いのが、イヤホンに合わせた音質設定を行える「Adapt Sound」です。このモードでは初回設定時に、聴力検査で聴くような様々な周波数のビープ音が左右から流れ、それを「聴こえるか」「聴こえない」か回答していきます。
これだけでそのイヤホンに合った最適なセッティングが行えます。実際にこれを行うと明らかに違いが出るので、是非試してみてください。
Galaxy S6 EdgeはこれまでのGalaxyシリーズとは大きく変わったモデルです。もちろんGalaxyらしさや良いところは残っているのですが、様々なところで改良が加えられています。
そして、オクトバでも複数人が触っていますが、最初に触ったときの感想は全員同じで「軽い!」でした。今までのGalaxy S5やGalaxy Note Edgeは若干重い印象があったのですが、Galaxy S6 Edgeは軽いです。約132gということでS5の約147gからは15gの軽量化ということですが、それ以上に軽くなった印象も受けます。
エッジスクリーンによって浮き出て見えるディスプレイも含め、ぜひ一度手にとって見てもらいたい端末ですね。