Androidニュースのまとめ : 2015年4月18日 ~ 2015年4月24日

ソニーはAndroid 5.0を搭載したスマートフォン「Xperia Z4」を、ASUS JAPANは「ZenFone 2」を発表した。また、NTTレゾナントが「gooのスマホ」を3機種発表し、格安スマホ市場に参入することを明らかにした。そして、携帯各社が違約金の掛からない契約更新月を将来的に現行の1ヶ月間から2ヶ月間に拡大する方針を固めたことも明らかになっている。

新製品

【ソニー Xperia Z4】
ソニーモバイルコミュニケーションズは20日、Xperia Z4を今夏、日本市場で発売すると発表した。同社がXperia Zシリーズの新モデルを海外の大規模展示会ではなく日本で先行発表するのは珍しい例となる。もちろんXperia Zシリーズの新たなフラッグシップモデルで、「Xperia Z3」からいくつかの点で進化を遂げている。


Xperia Z4

OSがAndroid 5.0になり、CPUがオクタコアのSnapdragon 810、メモリが3GB RAM、32GB ROM、そしてmicroUSB端子がキャップレス防水仕様になり、ボディが若干小型化されている。他にもワイヤレスで高音質を楽しめる音楽圧縮技術LDACのサポート、メインカメラでISO12800への対応、フロントカメラに広角25mmのレンズを採用するなど、オーディオ、カメラ周りでの進化もある。

Xperia Z3よりも若干小さくなり、ボディサイズは約146×72×6.9mmで、重さは約144g。ディスプレイは約5.2インチのフルHDだ。

【ASUS ZenFone 2】
ASUS JAPANは5月16日以降にAndroid 5.0搭載スマートフォン「ZenFone 2」を発売する。ラインナップはスペック違いで3モデル。上位モデルのみ5月下旬と遅れるが、残りの2モデルは5月16日発売で、既に予約受付も始まっている。


ZenFone 2

上位、中位モデルではIntel Atom Z3580、4GB RAMを積む、ハイスペックさが売りの一つで、ディスプレイも前機種「ZenFone 5」から進化し、約5.5インチサイズのフルHDとなっている。カメラも同じく進化し、特にHDRモードが優秀だ。

MVNO各社からも販売される予定で、ネットワークはLTE/3G/GSM/EDGEをサポートし、Wi-FiはIEEE802.11a/b/g/n/ac(2.4GHz/5GHz)に対応する。

【gooのスマホ】
NTTレゾナントは「gooのスマホ」を発表した。この「gooのスマホ」はNTTコミュニケーションズのMVNOサービス「OCN モバイル ONE」と格安スマートフォンを組み合わせたサービス。端末は「g01」「g02」「g03」の3機種が用意され、値段は順に1万円、2万円、3万円で、各機種ともZTE製。


gooのスマホ。左2つがg01、中央から右がg02/g03

g01からg03まで全機種Android 5.0を採用する。g01はクアッドコア1.3GHz、1GB RAM、5インチ・854×480ドットの液晶搭載のエントリー向けスマートフォン。g02とg03はボディは共通でスペック違い。g02はSnapdragon 410、1GB RAM、5インチHD液晶、g03はSnapdragon 615、2GB RAM、5インチHD液晶といった構成。

「gooのスマホ」では、他にも「goo milk feeder」「goo やさしいスマホ」といったアプリ、端末保証や安心サポートといったサポートサービスも提供される。

【ワイモバイル Pocket WiFi 401HW】
ワイモバイルは4月27日にモバイルWi-Fiルーター「Pocket WiFi 401HW」を発売する。AXGP、FDD-LTEに両対応し、下り最大112.5GHz。本体のサイズが小さい点が特徴で、約90.6×56×13.0mm、重さは約75g。


Pocket WiFi 401HW

小さい分、連続通信時間も約6時間と短いが、携帯性に優れる。料金プランは新たに「Pocket WiFiプランS」が用意される。3年契約プランで、3年間は月額3,696円、それ以降は4,196円。月々の高速データ通信量は7GBまでで、それを超えると最大128kbpsになる。

業界ニュース

契約更新月が2ヶ月間へ
現在、NTTドコモ、KDDI(au)、ソフトバンクモバイル/ワイモバイルらの携帯電話サービスにおいては料金プラン、割引サービスなどが2年契約を基本とし、途中解約時には違約金が発生するようになっている。これら契約は2年間の期間経過後、翌月を「契約更新月」とし、その間に解約した場合のみ違約金が発生しないようになっている。しかし、この期間が短いことは以前から問題とされており、今回、総務省で開催された「ICTサービス安心・安全研究会」において、今後は2ヶ月間に拡大する方針であることが明らかにされた。

また、契約更新月が近づくとユーザーにメールやSMSなどで知らせる試みも導入される。

あとがき

Xperia Z4が発表されました。具体的な発売日は不明ですが、例年通り5月に通信会社が新製品発表会を開催すると考えると、6月以降になりそうな印象です。確かに進化はしていますが、Xperia Z3からはLDACサポートとオクタコアCPU採用、キャップレス防水くらいしか大きな変化はないので、Z3ユーザーはスルーして良さそうです。Xperia Zユーザーが機種変更するのは良いと思いますが、Z1ユーザーの場合はまだ2年経っていませんし、迷うところかもしれません。無難に良く出来ているので、他機種のユーザーで、ちょうど機種変更のタイミングが合う方は選んで問題ない機種でしょう。

GAPSISがお伝えしました。次回もお楽しみに!