シリコンバレーと神戸にオフィスを構えるスタートアップAlpacaは6月30日、Deep Learningによる画像認識を可能にするWebプラットフォーム「Labellio(ラベリオ)」をリリースしました。
認識モデルの元になる画像を集めることで、画像認識モデルを高速に作成することができ、自分のプロダクトに組み込むことができます。
画像認識機能を簡単にデザインできるサービス
「Labellio」は画像認識機能を簡単にデザインできるサービスです。従来はエンジニアが何日もかけておこなっていた画像認識機能の実装・調整・検証作業をだれでも簡単に行うことが可能になります。
3つの大きな特徴
- 画像認識を行うための余計なツール、サーバの準備は一切不要。ただ、認識モデルの元になる画像をあつめれば、画像認識モデルを高速に作成
- 画像認識の作成のみに特化した、シンプルでわかりやすいワークフローを提供
- 作成したモデルは商用利用可。また、その利用方法もオープンソースで提供しており、すぐにプロダクトにくみこむことができる
このサービスは、これまで画像認識を利用したくても敷居の高さに諦めていた方などを最初のユーザーとして想定しています。このサービスの用途の例として、Alpacaでは以下の様なものをあげています。
- Google Photosのように画像に「クリスマス」「野球」などのようなタグをつける
- 顔写真から一番似ている歴史上の人物を推定する
- 定点カメラの写真から、雨が降っている・雪が降っているなどを推定する
もちろん、これら以外にも使うことはできるので、もっとたくさんの「新しい用途」がみつかるのではないか、と期待しているとのことです。
また、Labellioで作成した画像認識モデルは商用・非商用かかわらず使うことができます。(商用利用の場合はメール連絡が必要。)デベロッパーの方はぜひ一度試してみてください。
このサービスによってどんなものが生まれるのか、楽しみですね。
関連情報
・Models – Labellio
・Deep Learningによる画像認識を可能にする最も簡単なWebプラットフォーム「Labellio」のリリースのお知らせ – Alpaca JP Blog
・Alpaca.ai