ZTEジャパン株式会社は7月30日、NTTレゾナント株式会社より販売している「gooのスマホ」g03(ぐーまるさん)の筐体であるZTE Blade Sのソフトウェアアップデートにて、眼の生体認証によるロック解除機能を追加しました。
今回のアップデートで追加された「眼セキュリティ認証」は、あらかじめユーザーの眼の情報を登録しておくことにより、画面ロック時に端末の画面を見つめて、わずかに眼を動かすだけでロック解除ができます。
パターンやPINコード(暗証番号)でロック解除する方法に比べて、片手しか使えないようなシーンでもスムーズにロック解除できるほか、解除方法を忘れる、周囲の人に盗み見られるなどの心配がなくなり、セキュリティが高くなる利点があるとのことです。
「目でロック解除」というと、富士通のARROWS NX F-04Gもそうですが、富士通は「虹彩認証」、ZTEのものは目の「静脈パターン」を読み取る方式です。この機能が搭載されたスマートフォンについては、3月のMWC2015の時にZTEが発表していました。
・ZTE、カメラで目をスキャンしてロック解除できるスマホ「ZTE GRAND S3」を発表!【MWC 2015】 | オクトバ
このロック解除方法を使用するには、まず設定のセキュリティメニューから「眼セキュリティ認証」をオンにし、目の情報を登録する必要があります。登録自体は画面に表示される○を眼で追うだけで、30秒前後で完了します。
実際に使用する際はロック画面の眼のマーク部分を下にスワイプし、その後に目の情報を読み取ります。一度スワイプする必要があるので、ハンズフリーとはいかないようですね。マークが上にあると、片手で持ちながらスワイプも端末の大きさによってはやりやすさが変わってきそうです。
「眼セキュリティ認証」は米国EyeVerify社が開発した“Eyeprint ID ™”技術を使用したもので、個人特有の眼の静脈パターンをスキャンして認証を行ないます。静脈パターンは年齢や体型の変化などに影響されづらいことや、コンタクトレンズをつけていてもスキャンできるというメリットがあります。
ZTE Blade S(g03)は、ZTEの日本向け製品として初めて“Eyeprint ID ™”技術を搭載したスマートフォンとなります。
・[ZTEジャパン] ZTE Blade S(「gooのスマホ」g03)のソフトウェアアップデートで「眼セキュリティ認証」を追加 – ZTE Japan