【アプリの特徴】
- 画像を2倍にうまいこと拡大するツール「waifu2x」のAndroidアプリ版
- 現在の画像が縮小されたものだとして、縮小される前の画像を創造し出力
- 時間かかるし端末熱くなるしバッテリーも減るという覚悟は必要
『2次元超解像拡大(waifu2x)』は画像を2倍にうまいこと拡大するツール「waifu2x」のAndroidアプリ版です。
waifu2xは、最新鋭の人工知能技術 Deep Convolutional Neural Networks を使って開発されたもので、画像を与えると「その画像が、元々あった画像を半分に縮小したもの」だとして、元の画像を想像で創りだします。
詳しくはコチラ→二次元画像を拡大したいと思ったことはありませんか? – デー
よくわからないかもしれませんが、とにかく「画像をキレイに2倍の大きさに拡大するツール」だと思ってください。
普通のグラフィックツールで拡大するとぼやけたような画像になりがちですが、waifu2xで拡大した画像はクッキリしたままです。
アプリを開くとファイルの選択画面になります。まずは拡大したい画像を選びます。
画像はアプリ独自のファイラーでもできますが、「ギャラリーから選択」をタップするとほかのファイラーアプリで選ぶこともできます。
画像を選ぶと、次は処理方法です。
ノイズ除去(弱)、ノイズ除去(強)、2倍拡大+ノイズ除去(弱)、2倍拡大+ノイズ除去(強)、2倍拡大の5種類があります。拡大したいときは「2倍拡大」の付いているものを選んでください。
処理方法を選べば、あとはアプリ側で拡大処理が始まりますので待つだけです。
256×256ピクセルの画像を512×512ピクセルに拡大するのに156742ミリ秒かかりました。2分半くらいですね。
256×256の元画像
512×512の拡大画像
ここまでキレイに拡大できると感動ですね。
小さな画像ならいいですが、大きな画像だとかなりの時間がかかり、スマホも熱くなります。もちろんバッテリーも消費します。
1000×1000くらいの画像を2倍に拡大したところ、Nexus 5で4355722ミリ秒、約1時間3分ほどかかりました。この間にバッテリーは50%近く消費していました…。大きな画像を処理するときは覚悟が必要です。
waifu2xは、本アプリの名前にもなっているように基本的には2次元画像、イラスト系の画像を拡大するのに向いています。写真を拡大すると、ちょっとのっぺりとした画像になってしまいます。
拡大したものをさらに拡大させることもできます。写真を2回拡大すると絵画風になるので、これはこれで面白いですね。
なんらかの理由で今ある画像のもっと高解像度のものが欲しい、という場合もあると思います。昔のスマホで使っていた壁紙を、機種変した新しい高解像度のスマホでも使いたいときなど。そういう時に本アプリは便利かもしれません。ただ、処理が非常に重いので、基本的にはスマホでやるようなことではない気もしますが…。
小さな画像なら気軽にできるので、ぜひ試してみてください。