Evernoteは、有料プランである「Evernote プレミアム」の月間アップロード容量を、無制限から10GBに変更したと発表しました。
4月末に無制限化されたばかりですが、同社は「本来の使用法とは異なる形で Evernote が使われ始めた結果、サービス品質の低下という問題が発生した」としています。
今年4月末、新たな有料プラン「Evernote プラス」の発表と同時に、「Evernote プレミアム」の月間アップロード容量が無制限化されました。
・Evernoteが新プラン「Evernoteプラス」を発表、従来の有料プランは容量無制限に | オクトバ
しかし、無制限化した瞬間から大量のファイルの保管・バックアップするユーザーが増え、「第二の脳になる」という本来の使用法とは異なる形で使われ始めた結果、サービス品質の低下が発生したそうです。
そこで、すべてのユーザーに快適に使ってもらうため、月間アップロードの容量に10GBの上限を設定しました。これは既存ユーザーの99.999％のニーズを十分に満たしている容量とのことです。また、将来的にアップロード容量を増やすなど、サービス改善も行っていく予定とのことです。
保存できるデータの総容量は、これまで通り無制限です。
なお、月間アップロード容量が無制限になったことを理由にプレミアム版を購入した場合は、無制限が終了したあとの残りの期間分を返金で対応します。
Evernoteの発表文(blog)で『「無制限」という言葉は非常に強力で、想像以上の混乱と問題を引き起こす結果となりました』『大量のファイルをバックアップするための「第二のハードディスク」になることは想定していませんでした』としているように、一部ユーザーによる想定外な使い方があったために、やむを得ずアップロード容量の上限を設定したようです。