Googleは20日、Android Wearの次期アップデートについてアナウンスしました。次のバージョンではインタラクティブなウォッチフェイスや、Wear端末同士でつながるTogetherウォッチフェイスといった新機能が追加されます。
新しいAndroid Wearではインタラクティブな、対話的なウォッチフェイスを使うことができます。これは、今までのようなただ情報を表示するだけではなく、ウォッチフェイスをタップすることでアプリを開くことなく別の情報を表示することができるようなことです。Androidスマートフォンのウィジェットに似ています。
上の画像は『Pujie Black Watch Face』のもので、カレンダーをタップするとその日の予定を表示してくれます。
左は『Bits Watch Face』で、タップすると天気や次の予定までの時間を教えてくれます。
右は『Under Armour Record』で、タップするごとに運動中の歩数・消費カロリー・距離を表示します。
これらの対話型ウォッチフェイスはすでにPlayストアにあり、それぞれダウンロードできます。
ただし、今回の新しい機能を利用するにはAndroid Wear端末側のアップデートが必要となり、現状ではこれまでと同じような機能しか使えません。
Togetherウォッチフェイスでは、友だちとつながり、落書き、絵文字、写真、最近のアクティビティなどをウォッチフェイスから共有することができます。
これらは、共有する双方が新しいバージョンに対応している必要があり、あらかじめペア設定しておくことで利用できます。
共有できるものは以下のとおり。
自分のアクティビティ
設定内で、自分のステータスを相手に知らせるよう選択できます。たとえば、あなたがジョギングに出かけると、友だちにはあなたがジョギング中であることを示すアイコンが表示されます。
絵文字
絵文字を組み合わせて自分のメッセージを伝えます。最大 10 個の絵文字を組み合わせて質問やメッセージを作成できます。
ステッカー
多種多様なステッカーの中から、友だちのウォッチフェイスに送信するものを選択します。
クイック落書き
パレットで色を選択し、指を使って、友だちのウォッチフェイスを装飾するイラストを描きます。確認して送信するには、描画を短時間止めたときに表示されるチェックマークをタップします。送信すると、イラストは送信先の相手のウォッチフェイスの背景に表示されます。
写真
最新の10枚の中から、共有する写真を選択します。写真は友だちのウォッチフェイスの背景画像として表示されます。
また、Google翻訳もAndroid Wearに対応します。
時計に向かって喋り、手首をひねることで翻訳できます。44の言語に対応し、スマートフォン側にGoogle翻訳が入っていなくても、またAndroid WearがWi-Fi接続されている状態ならスマートフォンが近くになくても利用可能です。
これらのアップデートは、今後数週間以内にすべてのAndroid Wear端末に配信される予定です。
・Official Android Blog: Android Wear: Stay connected with interactive watch faces
・Interactive watch faces with the latest Android Wear update | Android Developers Blog
・対話型ウォッチフェイス – Google Play の Android アプリ
・Android Wear Together
・ウォッチフェイスで友だちとつながる – Android Wear ヘルプ
・Google Translate Blog: Watch your language! 44 of them, actually.