Amazonがプライム会員向けに追加料金なしで見放題の動画配信サービスを9月から提供することを発表。そして、ソフトバンクはNetflixとの業務提携を発表した。Netflixは複数端末での同時視聴が可能なプランを用意し、プラン面でもHuluやdTVとの差別化を図る。UQコミュニケーションズとKDDIバリューイネイブラーの合併も発表されている。
Amazon【プライムビデオ】
Amazonは9月より「Amazonプライム」会員向けに動画配信サービス「Amazonプライムビデオ」を提供開始する。このサービスは、プライム会員なら追加料金なしで利用できる動画配信サービスで、全てのラインナップが見放題となる。さらに、スマートフォン、タブレット、ゲーム機など様々なデバイスでの視聴が可能だ。
注目すべきこととして、スタンダードやハイビジョン映像に加えて、タイトルによっては4K映像の配信もあることだ。
配信作品は映画、テレビ番組、アニメ、ミュージック、バラエティ、Amazonオリジナル作品など。
【ソフトバンク、Netflixと提携】
Netflixは9月2日から日本でのサービス提供を開始する予定だが、ソフトバンクと業務提携した。Netflixの公式Webサイト等から自分で申込する場合はNetflixの日本法人との直接契約になるが、ソフトバンクショップや量販店等で契約する場合は、間にソフトバンクが入ることになる。また、ソフトバンク取扱店ではNetflixのデモを体験することもできるようになる。
なお、Netflixの料金プランは3つ。月額650円のベーシック、月額950円のスタンダード、月額1,450円のプレミアムだ。ベーシックは標準画質、同時視聴ストリーミング数が1、スタンダードはHD画質、同時ストリーミング数2、プレミアムは4K画質、同時ストリーミング数4となっている。同時視聴ストリーミング数は、同時にログインして同時に視聴できる数なので、例えば家族数人でテレビ、スマートフォン、タブレットなどで、それぞれが別々の作品を同時間に視聴することができる、ということになる。
【生配信アプリ「Mirrativ」】
ディー・エヌ・エー(以下、DeNA)は28日、スマートフォンの画面に表示されるものをそのまま動画として配信できるアプリ「Mirrativ(ミラティブ)」をリリースした。ミラティブでは、画面に映ったものをインターネットを介してミラーリングし、視聴者に届けることができる。さらに、コメントやスタンプで配信者と視聴者間でのコミュニケーションも可能だ。
配信はAndroid 5.0以降、視聴はAndroid 4.1以降、iOSから可能だが、iOS版は後日リリース予定。
配信中は自分の顔を小窓で表示することもできる。
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【AIと英会話できる「AI英会話」】
スマートフォンやパソコン等を使ってAIと英会話できるサービス「AI英会話」がウェブリオからリリースされた。人工知能(AI)を用いたアバターと英会話できるサービスで、当面は開発中のベータ版の扱いで、無料利用できる。2016年2月以降に正式版に移行する予定。
日常の様々なシーンを想定した英会話レッスンをAIアバターと行うことができるので、関心のある方はチェックしてみよう。
【ドコモ、各種割引の適用回数に上限】
短期間で端末の購入を繰り返す方などを想定し、NTTドコモは端末購入時の各種割引の適用回数に上限を設けることを決めた。9月1日から適用となる。
これまでは「月々サポート」等の割引サービス、割引キャンペーンなどの適用回数に上限はなかったが、9月1日以降は、新規契約、MNPの場合、上限が設けられる。機種変更は対象外だ。
月々サポート、月々サポートの割引額を増額するキャンペーン、家族まとめて割、のりかえボーナス、端末購入サポート等の適用回数に上限が設けられるので、上限を超えた場合には適用されなくなる。ただし、基準となる上限は公表されない。あくまでも極端な例を対象としたものとみられるので、一般的なユーザーは気にしなくていい。
【UQコミュニケーションズとKDDIバリューイネイブラーが合併】
「UQ WiMAX」ブランドでWiMAXのサービスを提供中のUQコミュニケーションズと、「UQ mobile」ブランドでMVNOサービスを提供中のKDDIバリューイネイブラーが合併する。UQコミュニケーションズを存続会社、KDDIバリューイネイブラーを消滅会社とする吸収合併方式で、10月1日付けで行われる予定。
現行サービスは今後も継続提供されるため、既存のユーザーは特に気にしないでいい。
Netflixの日本上陸を前に動画配信サービス業界の動きも大きくなってきました。Hulu、dTV、U-NEXT、TSUTAYA TVなど、色々なサービスがありますが、この市場にAmazonプライムビデオ、Netflixも加わります。一体どのサービスが生き残るのか? そしてどのサービスが魅力を提供できるのか? 注目ですね。
GAPSISがお伝えしました。次回もお楽しみに!