「もっと自由に、GAMEと遊ぼう。」をテーマに東京ゲームショウ2015が、9月17日(木)から20日(日)まで開催されました。
過去最多となる480企業・団体(うち海外246)が出展し、会期4日間の総来場者数は歴代2位の26万8446人。様々なジャンルの新作ゲーム発表やサービス発表があった中で、とりわけゲーム動画配信サービスやVR関連が注目を集めました。
オクトバでも9月19日、一般公開日に取材に行ってきましたので、中でも興味深かったところをご紹介します。
この日の入場者数は97,601 人(内ファミリー 10,360人)でした。
会場内でも大きなスペースを贅沢に使って目立っていたのがCygamesでした。グランブルーファンタジーでの出展です。
騎空挺グランサイファーです。これは展示だけでなく、実際に乗ることもできました。ものすごい存在感を放っています。
DeNAは「DeNA Infinity Theater」という鏡に囲まれた不思議な空間を提供。人数限定でシアターに入り、円卓の周りに立ちます。
ゲームのキャラクターが描かれたカードを円卓の上に置きます。
カードからキャラクターたちが飛び出し、シアターの壁面ミラーに映像が投影され、なんとも不思議な空間に。
『FINAL FANTASY Record Keeper』、『戦魂 -SENTAMA-』、そして今冬配信開始予定の新作『逆転オセロニア』の3作がこのDeNA Infinity Theaterにて提供されました。
『逆転オセロニア』については、この日より公式サイトも稼働しています。
・【公式サイト】逆転オセロニア | ドラマチック逆転バトル
これは、少年ごころを持ったアラサーオーバー世代に向けて送るおもちゃプロジェクト「ピコカセット」です。ファミコンカセットそのままの外見が確かに我々世代に強く訴えてきます。
これはスマホのイヤホンジャックに挿絵使うもので、中には有名ゲームのリバイバル、完全新作ゲーム、動画などのコンテンツが入っています。
背面もファミコンカセットそのものです。サイズはかなり小さいですけどね。
最近のゲームや機器に慣れすぎたせいか、つい「これはピコカセットを通じて様々なコンテンツをダウンロードするものか」と思ってしまいましたが、基本的に1つのカセットで完結するもののようです。集める楽しみもあるんだとか。
「将来的にはガチャポンに入れての販売などもできたらいいなと考えてます」とのことで、たしかにこのサイズはアレに入りそうです。
具体的な発売日程などは未定ですが、この先の展開が楽しみですね。
・ピコカセット公式サイト | 思い出のゲームがスマホで。カセットで。 |
ブシロードのステージでは『ラブライブ!スクールアイドルフェスティバル』を巨大スクリーンで行う「みんなでぴょんびょん♪でかスクフェス」が体験できました。
これは画面は四代なスクリーンで、そして通常指でタップする9つのボタンは、1人1つずつ9人が協力して足で踏むという全身を使ったリズムゲームです。慣れない足での操作だからか、なかなかタイミングが難しそうでした。
DMMも複数のタイトルで賑わっていました。
大人気の刀剣育成シミュレーション『刀剣乱舞-ONLINE-』のスマホアプリ版の配信予定も発表されました。
・DMMゲームズ|東京ゲームショウ2015スペシャルサイト
この他にも注目の新作がたくさん展示されていましたが、その中でも特に気になったものを3つご紹介します。
ドット絵がかわいい、そして妄想と現実を行き来するおじさまが主人公のちょっと変わったRPG『勇者ヤマダくん』です。
試遊台があったので軽く遊んでみましたが、見た目とはうらはらになかなか頭を使うゲームで楽しめました。じっくり何回でも挑戦したくなるようなゲームです。
プロデューサーに土田俊郎、音楽に下村陽子という豪華メンバーで贈るタクティカルRPG『バニッシュメント・デイ』は、すでにPCブラウザ版が配信中ですが、スマホアプリ版が開発中となっています。
島づくり・ドラゴン育成・冒険と3つ揃ったファンタジーRPG『フレンドラ ~竜とつながりの島~』です。
キャラの可愛さだけで心を掴まれてしまいますが、ゲームシステムも面白そうです。かなりハマってしまうゲームの予感がします。個人的には、これが一番楽しみですね。
GREEも複数のタイトルを出展していましたが、その中でも3つのタイトルで連動してキャンペーンなどを行っていました。
まずは言わずと知れた人気作『消滅都市』です。こちらは試遊台でタイムアタックを行っていました。が、これがまた長蛇の列で、気づけば120分待ちとなっていました。
大型アクションRPG最新作の『追憶の青』です。
こちらはベータテストの案内とともに試遊できるようになっていました。基本的に横スクロールアクションで、タップによるアクションやスキル、そしてキャラチェンジをうまく使って先へ進みます。
こちらはWright Flyer Studiosの新作『ホニャららMAGIC♪』です。お祭りのような雰囲気で、輪投げ・射的をクリアすると賞品がもらえました。
『Qubot』はひっぱりアクション系のスマホゲームです。昨年の東京ゲームショウ2014でも出展していましたが、1年の開発を続け、ついに今冬にリリースを目指しているとのことです。
このアプリの特徴の1つは、キャラのロボットを自分でカスタマイズできるところです。そしてそのロボットがナノブロックを使って作られたような外見なのがまた可愛いです。
そして、自分でカスタマイズしたロボットを、3Dプリンタ出力したものを注文できるようになるとのこと。自分オリジナルのキャラのフィギュアを注文できるなんて、楽しそうですよね。
いかがだったでしょうか。もちろん今回ご紹介した以外にももっとたくさんの出展があり、どれも楽しめるものでした。
気になった点としては、やはり昨年よりも更に盛り上がりを見せているゲーム動画配信サービスとVR関係ですね。ただVRは非常に面白いのですが、まだ「体験」の域を出ていないので、今後どう普及していくのか楽しみです。
東京ゲームショウには様々なジャンルのゲームが出展していますが、その中でもスマホ系はもはや最大規模なのでは?というくらいに多かったですね。やはり今一番勢いのあるゲームはスマホゲームのようです。
また、AmazonやDMMに楽天と、Google Play外のアプリマーケットも今後のプロモーションが加速していくのではないかと思わせてくれました。各社の思惑も絡んで、今後の展開が楽しみです。
来年の「東京ゲームショウ」は、2016年9月15日(木)から9月18日(日)まで、同じく幕張メッセで開催する予定となっています。来年も楽しみですね。