【アプリの特徴】
- 手書き文字やイラストで意思を伝える翻訳アプリ
- 英語、韓国語、フランス語に対応。2015年10月には中国語(簡体字)にも対応予定
- タブレットなら写真やイラストも使える
『でがき翻訳』は、手書き文字やイラストで翻訳するアプリです。NTTドコモがリリースしているアプリですが、ドコモ以外のAndroid端末(OS 4.3〜5.1)でも利用できます。ただし、動作保証外となります。
2015年12月31日(予定)まではトライアルサービス中で、その後、商用サービスとして開始する予定です。
このように、画面上に手書きで文字を書くと…
文字を認識し、自動的に翻訳してくれます。翻訳はサーバーを介して行います。「瞬時」と言うほど速くはありませんが、Wi-FiやLTEの場合だと、待たされる感じはありませんでした。
スマートフォンの画面だと、スペース的に手書きで文字(文章)を書くにも限度があります。例えば「明日、羽田空港へ行きます」という文章、無理に一行にできなくもないですが、二行で書くと…
このように、一行目と二行目で別々に翻訳されます。これくらいの文章であれば意味は伝わると思いますが、あまり長い文章は得意ではないようです。
また、書く場所によっては、二行目の「I’m going.」の部分ように、文字が画面からはみ出てしまいます。
タッチペン(スタイラスペン)がある場合はタッチペンの使用をおすすめします。手描きよりも綺麗に書け、画面に書ける文章量も多くなります。
固有名詞はどうでしょうか。「浅草(あさくさ)の浅草寺(せんそうじ)」もきちんと見分けて翻訳してくれました。全てを確認したわけでありませんが、主要な観光地や駅、空港などは対応しているようです。
タブレット端末で利用する場合は、画像ファイルを挿入したり、イラストを描ける機能があります。言葉では表現が難しい場合や、写真やイラストを使って説明したほうが速い場合は便利ですね。
対応しているのは外国語だけではありません。このように「ルー語」への“翻訳”といった遊び要素もあります。
それ以外にも、ギャル語や武士語、関西弁・津軽弁などの方言にも対応しています。外国人と会話するとき以外でも、ちょっとした小ネタとして使えそうです。
ここ数年で訪日外国人が増え続け、2020年のオリンピック・パラリンピックに向けて今後もさらに増加する見込みです。街で見かける外国人も、増えたような気がします。
外国人に道を尋ねられたときや、自分が海外に行ったときなどに本アプリを活用してみてはいかがでしょうか。
アプリは現在のところ、英語・韓国語・フランス語に対応し、2015年10月中には中国語(簡体字)にも対応する予定です。
なお、翻訳はサーバーを介して行うため、圏外の場所や機内モードでは使用できません。モバイル通信やWi-Fiなどの通信環境が必要です。海外で利用する場合はデータ通信料にお気をつけください。