【アプリの特徴】
- スマートフォン版ドラクエの最新作
- 星を隅々まで冒険するロマンを求めたドラクエ
- 良くも悪くもスマホゲーになったドラクエ
- 4人でのマルチプレイも可能
『星のドラゴンクエスト』はスマートフォン版ドラゴンクエストの最新作です。ナンバリングタイトルをスマホ用に移植したものとは違い、最初からスマホ用に作られており、ドラクエでありながら現在のスマホゲームの王道をも押さえています。
また、各所で流れるBGMはこれまでのドラクエで流れていた名曲も数多くありますので、ドラクエで育ってきたような方にとっては音楽を聞いているだけでも昔を思い出して楽しめると思います。
物語はブルリア星の小さな島の浜辺に3人の若者が漂着したところから始まります。
記憶を失った彼らが運命に導かれ、『冒険王の書』が開いたとき、星をめぐる大冒険が始まる!
主人公となる3人のキャラは自分で見た目を決められます。ドラクエ的…というか鳥山明的というか、特徴的なパーツが並んでいます。なんだか超サイヤ人に見えそうなキャラにもできます。
キャラの見た目はゲーム開始直後に選びますが、これはチュートリアル完了後でも、性別も含めて変更できるのでまずは気軽に選んでみるといいと思います。
本作ではマップ移動は選択式になっています。ただし移動もすべてクエストになっており、途中でモンスターと遭遇します。演出上は道の途中でエンカウントしているように見えますが、実際は移動前にバトル数を確認できます。
戦闘はドラクエ伝統のターン制バトルですが、基本的にオートで進みます。
「じゅもん」や「とくぎ」はこれに割り込むように発動させることができます。これまであったMPの概念はなく、時間によってゲージが溜まって発動することができるようになります。
メインの必殺技以外にもコマンド部分を上下に回して別の技にすることができます。(これがちょっとわかりにくかったですね。)回復手段のホイミも最初から使えますよ。
従来のコマンド選択式バトルとは大きく違いますが、スマホゲームとしてはオートで進むバトルは主流ともいえます。実際、スマホゲームだと腰を据えてやるというよりは、いつでも気軽にプレイ、という面が大きいので、この方式もアリなのでしょう。
バトルの本番はダンジョンです。
とは言っても、ここも自分で探索するのではなく、複数のバトルで構成されたクエストをクリアしていく、スマホゲームではよくあるクエスト制となっています。それぞれのクエストごとにHPなども全回復します。
また、それぞれのクエストにはミッションが設定され、それをクリアすると特別なアイテム報酬などが得られます。
主人公たちの成長は戦闘による経験値の取得とレベルアップですが、本作では武器や防具も強化することができます。ほかの武器防具を合成しレベルを上げたり、付いているスキルを別の武器に付け替えて自分だけの武器にしていきます。
この辺りも、非常に現代のスマホゲームらしさがありますね。
武器や防具はバトルで手に入れることもできますが、ガチャもあります。
チュートリアル後、最初のガチャでは武器防具が一式揃うようになっていますが、通常のガチャでは武器と防具や部位を選ぶことはできません。なお、最初のガチャで★5も出るようですが、そこに至るまではなかなか長いです。
★5の排出率は8%なので悪くない印象ですが、10連ガチャをやるために必要なだけのジェムを無課金で集めるのはなかなか面倒そうです。
各種装備を変えることで、次キャラの見た目も変わっていきます。これは嬉しいですね。性能よりもカッコよさを基準に装備を集めたくなります。
3人いるので、フレンドへの助っ人用にメインは性能重視、ほかの2人は見た目重視、というのもいいかもしれません。
また、物語が進むと(とは言ってもレベル7-8程度)おなじみのダーマ神殿で転職もできるようになります。
それぞれの職業で能力値やスキルが変わります。レベルは職業ごとに設定され、元の職業に戻ればレベルも元通りです。こちらも自分ごのみで気軽に転職しちゃいましょう!
本作は星を巡る冒険物語です。主人公たちには「星を見渡す」能力があり、各所で光るポイントを見つけることができます。
これをタップするとアイテムをゲット!一定時間でゲットできるアイテムは回復していきます。
星を指でグルグル回して世界を見るというのも面白いですよ。なんだか神の視点ですね。
最初の島を飛び出すとオープニングムービーが流れます。これからの冒険が楽しみになる、ワクワクするようなムービーなので、これはぜひ見て欲しいですね。
スマートフォン版ドラゴンクエストの最新作『星のドラゴンクエスト』
本作は、いい意味でも悪い意味でもまさに「スマホ版の」ドラクエだと感じました。システム面では普通のよくあるスマホゲームと大きく変わらず、そこにドラクエの要素と演出をうまく載せている印象です。
システムは現代のスマホゲーム、ストーリーやノリはコロコロコミックやVジャンプのような対象年齢を感じさせ、BGMでかつて少年だった大人の心を掴む、と様々な年齢層を狙いに行っていると感じました。
スマホゲームに壁や拒否反応のある大人な方もいると思いますが、本作ではナンバリングタイトルのような腰を据えて遊ぶタイプと、今のスマホゲームとの架け橋になるような、そんな期待をしたいゲームになっています。ぜひプレイしてみてください。