先週のニュースまとめ :BlachBerry Privが登場!【2016年3月19日 ~ 2016年3月25日】

Androidを搭載した「BlackBerry Priv」が日本市場で発売になった。技適も取得し、法的にも問題なく日本で利用できる状態での販売となる。また、LINEで最大200名までのグループ通話が可能になった。フジテレビがゲーム事業を統括する新会社「フジゲームス」を設立した。

新製品

(1) BlackBerry Priv

Androidを搭載したBlackBerry Privが日本市場で3月25日に発売となった。スマートフォン向けのアクセサリー販売などを手掛けるFOXが日本市場での正規再販総代理店契約を結んだことで実現したもので、ビックカメラやAmazon.co.jpなどで販売されている。

BlackBerry Privはスライド式のQWERTYキーボードを搭載する点と、サイドがカーブした曲面の有機ELディスプレイを搭載する点が大きな特徴。文字入力は画面のタッチ入力だけでなくQWERTYキーボードでもできるので、キーボード好きには魅力的だろう。

また、ビジネス用途での利用も多いBlackBerryだけに、独自にセキュリティの強化も図っている。販売価格が99,800円(税抜)と高い点は壁に感じるが、他社製品にはない特徴を備えているので、どれくらいヒットするのか気になるところだ。

アプリ

(1) LINEのグループ通話機能

LINEには実は他にもニュースがあるのだが、本記事ではグループ通話機能を取り上げたいと思う。LINEのグループトーク及び複数人が参加しているトークのユーザー同士で音声通話ができる機能で、最大で200名までが同時参加することができる。

10人や20人など、大勢が参加すると顔の見えないグループ通話では訳が分からなくなりそうだが、どのユーザーが喋っているのか分かるように、画面上に表示されるので、意外とスムースに会話できる。また、グループ通話が開始されたトークに参加しているユーザーには、グループ通話開始の通知が届くようにもなっている。

通信サービス

(1) ソフトバンク、1GBのデータ定額パック

ソフトバンクは4月1日から月間のデータ通信量が1GBのプラン「データ定額パック・小容量(1)」の提供を開始する。月額2,900円なので、「スマ放題ライト」(月額1,700円)と「S!ベーシックパック」と組み合わせると合計4,900円での運用が可能となる。

注意したいのは、1GBのパックはデータ量が余っても翌月には繰り越せないことと、「月月割」の適用機種が他のデータ定額パック契約時と比べて限定されてしまうこと。そのため、端末購入時に加入するプランとしては現実的には候補から外れてしまうかもしれない。

業界ニュース

(1) フジゲームス設立

フジテレビジョンが新会社フジゲームスを設立した。同社はこれまでゲーム&インキュベーション事業部と、Fuji&gumi Gamesの2ラインでゲーム事業に取り組んできたが、今後はフジゲームスが統括して事業に取り組む。gumiとの合弁会社であるFuji&gumi Gamesの株式もフジ・スタートアップベンチャーズからフジゲームスが取得する。

Fuji&gumi Gamesには「誰ガ為のアルケミスト」や、今後リリース予定の「シノビナイトメア」があるが、他にも様々な作品がリリースされることになりそうだ。

注目はX JAPANのToshiさんが今後フジゲームスが手掛ける作品の音楽監修を努めること。

(2) ファーウェイのブランドアンバサダーにメッシが就任

ファーウェイのブランドアンバサダーにバルセロナFC所属のサッカー選手リオネル・メッシ選手が就任した。スポーツマーケティングに力を入れているファーウェイだが、グローバルで知名度の高いメッシ選手をブランドアンバサダーに起用したことで、スマートフォンビジネスのさらなる拡大の後押しとする。

グローバルで1億台のスマートフォン出荷を達成した昨年のファーウェイだが、依然として知名度が完全とは言えず、今後はメッシ選手の力も借りて知名度向上を目指すという。

あとがき

BlackBerry Privはとても魅力的に見える端末ですね。最近はメーカーごと、機種ごとの差別化が難しくなってきていますが、その中にあってBlackBerry Privは際立った特徴としてスライド式のQWERTYキーボードを搭載しています。物理キーボードを使った入力と、画面のタッチ入力、どちらが好みか、どちらが速いか、というのは人それぞれですが、選択肢としてBlackBerry Privが入ってきたのは嬉しいですね。

GAPSISがお伝えしました。次回もお楽しみに!