先週のニュースまとめ :熊本地震の影響での通信3社のサービスは復旧【2016年4月23日 ~ 2016年4月29日】
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平成28年熊本地震に伴って発生した通信各社の障害は、NTTドコモ(以下、ドコモ)、au(KDDI)、SoftBank/Y!mobile(ソフトバンク)のサービスは復旧。また、ASUS JAPANは、震災で故障したPCやスマートフォンなどの無償修理を行うことを明らかにした。新製品ではクラウドファンディングでAndroidを搭載したLEDライト兼プロジェクターという変わり種が登場。
新製品
(1) Beam
ソフトバンクが運営するクラウドファンディングサービス「+Style(プラススタイル)」において、Androidを搭載した変わり種の製品が発表された。クラウドファンディング自体は5月11日から開始される予定なのでまだ先だが、関心がある方はチェックしておこう。
その製品はAndroidを搭載したLEDライト型端末「Beam」だ。BeamはLEDライトとして使えるほか、プロジェクターとして映像を投影することもできる。MiracastやAirPlayに対応しているので、それらに対応した機器の映像を投影できるほか、Beam自体のAndroidを使い、YouTubeなどを投影することもできる。
操作はスマートフォン向けのアプリを使って行う。
→+Style
通信サービス
(1) 通信3社の通信サービス復旧
平成28年熊本地震の影響によって通信各社のサービスはしばらくの間、障害が発生していたが、4月27日までにドコモ、au、SoftBank、Y!mobileのサービスは全て復旧した。
最後まで復旧に時間がかかったのは一部エリアでのドコモのサービスとY!mobileのPHSだが、どちらも27日に回復。ドコモのサービスについては、入山規制によって立ち入り禁止区域となっていた熊本県阿蘇市黒革の一部エリアが最後まで残っていたが、今では回復している。PHSのサービスも同様に回復。
(2) 通信各社、熊本地震被災者向けの速度制限解除の措置を延長
平成28年熊本地震で被災した方への支援として通信各社は各ユーザーが契約している料金プランで定められた月間データ量の上限を一時的に撤廃し、速度制限をかけない措置を4月にとったが、5月も継続して行うと発表した。ひとまず5月末まで延長される。
対象者は、平成28年熊本地震に伴って災害救助法が適用された地域に契約者住所がある方または請求書送付先住所がある方。
LINE
(1) LINE フリーコインがLINE ポイントに統合される
LINEが3月に導入した「LINE ポイント」において、「LINE フリーコイン」との統合が行われた。LINE ポイントはLINE独自のポイントサービスで、「LINE Pay カード」と同時に提供開始となった。このポイントサービスに、以前から提供されていたフリーコインが統合された。
LINE ポイントでは、LINE Pay カードの利用100円につき2ポイントが付与される。貯まったポイントは1ポイント1円として使うことができる。
また、LINE ポイントでは、外部提携先とのポイント交換対象が増えた。Amazonギフト券やnanacoポイントとの交換もできるようになっている。
(2) LINE、クリエイターズ着せかえ
LINEでは一般ユーザーがスタンプを制作・販売できる「LINE Creators Market」が提供されているが、新たに「着せかえ」の制作・販売も可能となった。この「クリエイターズ着せかえ」の販売はすでに開始されていて、「LINE STORE」で購入できる。
今後、アプリでも購入できるようになる予定だが、それは5月以降。
また、すでに登録された着せかえコンテンツの数は5,000セットを突破し、日本、タイ、台湾など世界24カ国のクリエイターが参加している。
→LINE STORE/クリエイターズ着せかえ
業界ニュース
(1) ASUS、熊本地震被災者向けに製品の無償修理を実施
ASUS JAPANは10月31日までを対象に、平成28年熊本地震の影響で故障した同社製品の修理について、特別対応をとることを明らかにした。対象者は平成28年熊本地震によって災害救助法の適用を受けた地域。
対象製品は同社製品全てではなく、一部なので、その点には注意したい。対象製品は、デスクトップPC、オールインワンPC、ノートブックPC、スマートフォン、タブレット、液晶ディスプレイ。
→ASUS JAPAN/特別修理対応について
(2) CESA、有料ガチャの運営ガイドラインを制定
一般社団法人コンピュータエンターテインメント協会(以下、CESA)は4月27日、スマートフォン向けのゲームにおける、いわゆる有料ガチャに関する運営ガイドラインを制定した。
今回のガイドラインでは、有料ガチャで得られる全てのアイテムとそれらの提供割合(確率)の表示を原則として行うことを定めている。今後、業界全体で協調して取り組みを行う予定で、会員会社は移行期間内に対応を採ることになる。
あとがき
一昨年あたりから日本でもクラウドファンディングによる製品・プロジェクトが日の目を見る機会が増えてきましたが、ソフトバンクもクラウドファンディングのプラットフォーム「+Style」を提供しています。今回+Styleで新たに登場する製品は、Beamです。正直に言って、この製品が実用上魅力的かどうかは分かりませんが、最近はLEDライトの形をとったネットワーク製品が増えてきているので、詳細に発表が楽しみです。
GAPSISがお伝えしました。次回もお楽しみに!
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