定期的に数多くのムック本が発行され、インターネット上での特集やファンサイトは数限りなくある、我が国日本においてはもはや国民食といっても過言ではないほどに愛されている「ラーメン」。
ここで紹介する「Ramen Chain(以下ラーメンチェイン)」はそんなラーメンの経営を楽しめる店舗経営ゲームの一種なのですが・・・注目すべきはその制作会社にあり、開発したのはなんとインドネシア!
近年のラーメンブームは世界にも飛び火しているのは知っていましたが、まさかそんな国にまで普及していたとはと、ただただ驚くばかりです。
さて、この時点でもかなり興味津々な読者も多いことと思われますが、さっそくどのようなゲームなのかを紹介いたしましょう!
【アプリの特徴】
- ラーメン作りとお店づくりの楽しさを堪能できる
- タップとフリックだけの操作ながらも奥の深いゲーム性
- やり込むほどに充実していくレシピ&店舗
「バカゲー」にあらず!本気でラーメン作れます!
「ラーメンチェイン」はプレイヤーがお店の主人となって客のオーダー通りのラーメンを手早く正確に提供していくのが目的の店舗経営ゲームです。
ゲームそのものは我が国日本を題材としているものの、インターフェイスをはじめストーリー部分などは残念なことにGooglePlay版はオール英語。(auスマートパス版は日本語に翻訳されています。)
そのためどういうストーリーでどう語が展開していくのかは把握しきれていませんが、肝心のゲーム部分についてはかなり直感的にプレイできるようになっていますのでご安心を!
また海外において他国の文化を題材にしたゲームにはいわゆる「バカゲー」を狙った作品も少なくはありませんが、本作はかなり真面目にゲーム化しているのが好印象。
とはいえ主人公の少年少女が「ミスター味っ子」や「スーパーくいしん坊」などの昭和の香り漂うデザインであったり、セーラー服の女の子が粋にラーメンと熱燗をオーダーするといった、そこはかとない「勘違い」はご愛嬌(笑)
そんな部分ですら「味わい」として楽しめる面白さが本作にはあるのです。
ゲームの概要がわかったところで、お次はゲーム性についての紹介をしましょう。
フリックで手早くラーメンを作ろう!
ゲームはタップとフリックのみでOKというスマホに最適かつシンプルな操作法ながらも、ゲームはなかなかどうして奥が深い!
ゲームの流れは
①来客をタップしてメニューを確認
②厨房に用意された複数の材料から客のオーダー通りのラーメンやドリンクなどを用意する
③食べ終わったら丼をタップして下げ、次の来客を待って①へ
と、これだけの事なのですが、ラーメンを作るためには具材をきちんと素早く選定しなければならず、意外や一筋縄では行きません。
そこに来て出すのが遅れると客が苛立って出て行ってしまったり、複数の客らが一度に来店した時の作る手順などを考えなければならないプレイ感は、どことなくパズルにも通じる面白さということができるでしょう。
そしてステージが進むことで店舗も大きくなって客席の数が増えたり、作ることのできるラーメンやドリンクの種類も多くなるなど、やり込むほどに手応えのあるゲームを楽しめるようになっています。
また、お店は開店から閉店までの時間が設定されているため、いかにして効率よく客を回転させていくか?ということの追求に醍醐味があり、そのためにはドリンクを事前に必要と思われる数を用意しておいたり、作るほどに減っていく材料をタイミングよくストックするなど、ちょっとした経営シミュレーションゲーム的な面白さが含まれていることも見逃せない点。
そして売上が上がることで資金もたまり、お店を自由に飾り付けることもできるなど、まさしく「俺の店」的ラーメンドリームを満喫することができるのです。
ステージクリア時には売上などの達成状況に応じて三段階評価を下されるのですが、先に進むほど当然達成するのが難しくなり、そのやり込みには思わず夢中になるはず。
月並みな表現ではありますが「シンプルだけれど奥が深い」とは、まさに本作のようなゲームをさして言うことなのでしょう。
ラーメン同様に中毒性の高いゲーム性
タップとフリックだけの簡単操作ながらも、ラーメンを作る楽しさとお店をコーディネートする手応えを持つ本作は、アクションタイプの経営ゲームともいうべく新しいジャンルと言っても差し支えないぐらいの独創性に満ち溢れています。
それを裏付けるようにストアのコメントの多くも「ハマる」という評価が多く、実際のラーメンさながらの高い中毒性を持っているのでしょう。
最後に余談を一つ。
本作は、300万ダウンロードを突破した人気ゲーム「Sushi Chain」の後継作なのです。
同作についてご存知でしたら「なるほど似たゲームなわけだ」となることでしょうが、もし未プレイの方がいるようでしたらそちらも合わせて楽しむことをオススメします。
それにしても「寿司」「ラーメン」という日本の二大グルメをなぜかインドネシアのディベロッパーが題材に取り上げたことの不思議。
それでいて日本文化に対してのリスペクトも忘れていないところも高評価の一環としてあるのでしょう。
ただ、前述したとおりGooglePlay版はストーリーが全編英語のためにどんな物語なのかチンプンカンプンなのが返す返す惜しい!
ストアの説明では「新たなユーモアとロマンス物語が待っている!」となっているだけに、ひじょ~に気になるのです。
日本語でプレイしたい!という方は、auスマートパス版で遊んでみてください。
部分的に拾い読みすると、上の写真では「函館」の文字を確認できますが、そうです!本作では、函館、喜多方、福岡、札幌、東京の日本5大ラーメン都市でゲームが展開していくのです。それにしてもどうやって調べたのでしょうか?開発者にはよっぽどの日本食通がいるのでしょうかね・・・。
作るだけがラーメンじゃない!皿洗いもミニゲームとして用意されています。
ステージが進むことでラーメンの具材とスープが増えました!お店の内装もどことなくリッチなイメージ!?これぞ店舗ゲームの醍醐味です。
なお、auスマートパス版では毎月300円のゲーム内通過がプレゼントされます。