ASUS JAPANは16日に「ZenPad 3 8.0」を日本市場で発売した。また、ファーウェイ・ジャパンがダブルレンズを採用したメインカメラを持つスマートフォン「honor8」を28日に日本市場で発売することを明らかにした。NTTドコモ(以下、ドコモ)は来春、下り最大512Mbpsのサービスを提供すると発表している。
新製品
(1) ASUS ZenPad 3 8.0
ASUS JAPANはZenPad 3 8.0を16日に発売した。ZenPad 3 8.0はモバイル通信に対応したモデルのみが現時点では用意されていて、Wi-Fiのみのモデルはない。SIMフリーで音声通話にも対応しているため、大型のスマートフォンとしての活用も可能だ。
価格が36,800円とそれなりにするため、スペックも高い。ディスプレイの解像度は2048×1536ドットで、サイズは7.9インチ。プロセッサもヘキサコアのSnapdragon 650で、メモリも4GB RAM/32GB ROMと十分。
サウンド面に関しては「DTS-HD Premium Sound」に加えて「DTS Headphone:X」もサポートする。対応サウンドのコンテンツを聴くと音の定位のリアルさ、サラウンド感に感激すると思うが、現実問題としては動画視聴時などにはDTS-HD Premium Soundの効果の方が魅力的で、迫力あるサウンドでドラマや映画、アニメなどを楽しめる。
(2) ファーウェイ honor8
ファーウェイ・ジャパンは「honor」シリーズの最新モデル「honor8」を28日に発売する。SIMフリーのスマートフォンで、価格は42,800円。比較的高価ということもあり、スペックも高く、高機能だ。オクタコアCPU、4GBメモリ、32GBストレージを搭載し、ディスプレイの解像度もフルHDだ。
そして3D指紋認証センサーを搭載し、高速での指紋認証・ロック解除ができる。さらに、センサー部はタッチボタンになっていて、クイック操作などもできる。
メインカメラにダブルレンズを採用していることも特徴の一つ。オートフォーカスもハイブリッドタイプで速い。
通信サービス
(1) ドコモ、来春下り最大512Mbpsのサービスを提供へ
ドコモは来年3月より「256QAM」と「4×4 MIMO」という技術を導入すると発表した。下り最大512Mbps及び500MbpsでのLTEのサービスが利用できるようになる。しかも、全国70都市、約1,100局から一気にエリアを展開する。そのため、東京23区、大阪市、名古屋市などの大都市圏でも最初から利用できる。
もちろん下り最大500Mbps超の通信サービスを最大限享受するためには、対応した端末が必要になるので、今冬・来春向けラインナップには対応機種が含まれるものと予想される。
(2) ドコモ、大容量で低額のパケットパックを提供
ドコモはソフトバンク、au(KDDI/沖縄セルラー)に続き、大容量で低額のパケットパックを提供することを明らかにした。「ウルトラデータLLパック」「ウルトラデータLパック」「ウルトラシェアパック100」「ウルトラシェアパック50」の4プラン。
Lパックは月間20GBの高速データ量で月額6,000円というパック。LLパックは月間30GBで月額8,000円。
一方のシェアパック100とシェアパック50は家族でシェアできるデータ量が毎月100GBもしくは50GBというプラン。料金は順に月額25,000円、月額16,000円。
ただし、長期契約ユーザーの場合、割引が効くので、より安価に利用できる。
業界ニュース
(1) 楽天アプリ市場が終了へ
楽天が運営するAndroidアプリの独自ストア「楽天アプリ市場」が12月12日をもってサービス終了となる。それに先立ち、楽天アプリ市場のクライアントアプリの新規ダウンロードがすでに終了となっている。
楽天アプリ市場で配信されていたアプリに関しては、サービス事業者がそれぞれ個別に対応を決めるため、いつまでプレイできるのかは事業者からの案内を待たなければならない。
あとがき
ドコモも大容量・低額のパケットパックを発表しました。ドコモの場合、一人で使うユーザーでも長期契約していれば割引が効くのはありがたいところです。他のサービスとのセット割の場合、他のサービスに入っていないと意味がありませんし、単独で割引されるのは嬉しいところです。そのため、15年以上のユーザーであれば20GBのプランが月額5,200円です。20GBあればYouTubeなどの動画もデータ量の消費をあまり気にせずに気楽に視聴できるのでありがたいですね。
GAPSISがお伝えしました。次回もお楽しみに!