コンビニエンスストア「セブンイレブン」でおなじみのセブン&アイ・ホールディングスが、NTTとの共同開発でスマホを用いた店舗サービスを展開するようです。
日本人にとってコンビニエンスストアは無くてはならないものであり、中でもセブンイレブンは全国的に見ても店舗数が多いだけに利用者がさらに便利に利用できるのは嬉しいところでしょう。
現時点で判明しているサービス内容を以下に紹介いたします。
撮影機能を用いて商品情報をゲット
予定されているサービスは、陳列棚に商品を置いたままスマートフォンのカメラで撮影することで商品情報を表示するというものです。
特に食品の原料表示などの確認を簡単に行うことができ、パッケージ裏面には記載しきれない情報までも網羅することができるようになります。
さらには日本語のわからない外国人利用者に対しても、スマホでしたら母国の言葉で確認することもできるようです。
これは食物アレルギーのある人には嬉しいサービスであり、それ以外にも信仰している宗教によっては食べてはいけないものもありますので、そういう面でも重宝するサービスになりそうですね。
共同実験詳細
本システムはNTTのAI技術corevo(呼称:コレボ)の一つであるアングルフリー物体検索技術を活用したものです。
具体的な使い方ですが、商品ラベル上の7&iロゴをスマートフォンのカメラで捕らえることにより、撮影した写真に該当する商品名を誤りなく識別して、商品に紐付けられた商品情報(原材料や食物アレルギー情報等)、そしてその他商品の情報まで確認することができるようです。
先にも紹介しましたように日本語のほか、外国語表記にも対応します。
(1)実験場所・実験期間
実験場所:都内複数のセブン‐イレブン店舗を予定
実験期間:2016年11月中旬~2017年1月下旬
(2)各社の役割と技術
セブン&アイ:店舗・被験者の手配、商品情報DBの提供
NTT:corevo™技術を用いたアプリケーションの提供、実フィールドにおける技術サポート
まとめ:今後の展開について
今回の実験は第一弾とのことで、今後もさまざまな共同開発によるサービスを展開していく予定があるようです。
コンビニエンスストアは各社ともに激しいしのぎを削っている業界なだけに、国民の大部分に普及しているスマホを活用したサービスはますます増えていくことと思われます。
日常的にコンビニエンスストアを利用しているのでしたら、今後の動向にも注目です。
■ニュースソース
公式サイト