KDDIがau夏モデルを発表しました。ソフトバンク、NTTドコモ(以下、ドコモ)、au(KDDI/沖縄セルラー)、3キャリア全ての夏モデルがお披露目されたことになります。また、ワイモバイル(Y!mobile)から「Android One X1」が発売となることも明らかにされました。SIMフリースマートフォンやタブレットで好調のファーウェイからはAV性能にこだわったタブレット「MediaPad M3 Lite 10」が発表となっています。クラウドファンディングサービスのCAMPFIREでは木彫りのような仕上げのLEDライト「Octagon One」の先行割引販売が実施中です。
新製品
(1) au 2017夏モデル
今夏向けのauスマートフォンは7機種、フィーチャーフォンは2機種です。スマートフォンでは、「Xperia XZs」「Galaxy S8」「Galaxy S8+」はドコモも取り扱いますし、「AQUOS R」はソフトバンクも含めた3社、「HTC U11」はソフトバンクとの2社で販売されますが、「TORQUE G03」と「Qua Phone QX」はauオンリーのモデルです。また、フィーチャーフォン2機種「MARVERA」と「かんたんケータイ KYF36」をラインナップするのもauの特徴です。
Galaxy S8/S8+はドコモ版と大きく違うのはGalaxy S8+の通信速度です。ドコモ版ではGalaxy S8+は下り最大788Mbpsのサービスに対応しますが、au向けのGalaxy S8+は下り最大590Mbps対応です。これはau向けGalaxy S8も同じです。そのため、au版に関してはGalaxy S8、Galaxy S8+の主な違いはディスプレイサイズとバッテリー容量だけ、と言っていいと思います。
TORQUE G03は細かくアップデートされています。地味なところではグローブをしたままでも操作できるグローブタッチが進化していたり、海関連では海の中での撮影や釣り人向けのログ機能に加え、今回はセーリングのトレーニングが可能な「Sailor’s Log」を利用できるようになっています。
MARVERAとかんたんケータイでは、写真閲覧が便利な「テレビde写真」をサポートします。これは、写真を手軽にテレビに映して閲覧できる、というものです。
詳しくはau公式サイトをチェックしてみてください!
→au 2017夏モデル
(2) ワイモバイル Android One X1
最新バージョンのAndroidを楽しめることやプリインストールアプリが少なくてNexusシリーズのようなシンプルさが魅力の「Android One」シリーズに最新機種の「Android One X1」が加わります。シャープ製の端末で6月下旬以降に登場します。
このX1の魅力はFeliCaをサポートしたことです。すなわち「おサイフケータイ」を利用できます。さらに防水・防塵、ワンセグ、VoLTE(HD+)に対応など、昔よく言われていた「全部入り」のスマートフォンで、かつAndroid Oneとして最新バージョンのAndroidを楽しめる魅力があります。また、日本語対応を果たした「Googleアシスタント」も利用できますし、防水に関してはお風呂にも対応しています。
ディスプレイも5.3インチのフルHD液晶(IGZO液晶)と、十分な精細さを持つものを採用していますし、バッテリーも3,900mAhと大容量で、CPUもMSM8940オクタコア、メモリも3GB、ストレージ32GBと十分以上のスペックを持っています。今の所、国内向けのAndroid Oneとしては完成形と言ってもいいと思います。
(3) MediaPad M3 Lite 10
ファーウェイからタブレット「MediaPad」シリーズの新機種「MediaPad M3 Lite 10」が新たに発売となります。発売日は6月9日で、価格はLTEモデルが35,800円、Wi-Fiモデルが29,800円です。
MediaPad M3 Lite 10は、harman/kardonがサウンドのチューニングを手がけていることが大きな魅力です。4つのスピーカーを採用し、ファーウェイの独自バーチャルサラウンド技術であるSWS 3.0と合わせて迫力あるサウンド空間・品質を実現しているとされます。動画視聴機としてオススメの機種になるかもしれません。
ディスプレイは10.1インチのフルHD-IPS液晶です。
(4) Octagon One
クラウドファンディングサービスのCAMPFIREにおいて、イギリスのGINGKO社が開発した木彫り仕上げ調のデザインが魅力の、バッテリー内蔵型のLEDデスクライト Octagon Oneの日本での先行販売が行われています。先行販売は最大で35%引きなのでお得です。発送は7月の予定。
Octagon OneはABSでボディができていますが、見てわかるように、木彫り仕上げのようなデザインを採用していますので、デスクに置いた時に落ち着いた印象を与えてくれます。バッテリーを内蔵し、ケーブルレスで駆動するので、動かして、様々な場所で使うこともできます。また、インテリアにもなるデザインなので、間接照明として使ってもオシャレでしょう。
スイッチはタッチ式で、タッチすることで調光できます。オシャレなデスクライトを探している方はチェックしてみましょう!
→CAMPFIREのOctagon Oneのページ
あとがき
ドコモ、au、ソフトバンク、ワイモバイルの夏モデルが出揃いましたね。ワイモバイルはもう少し追加発表されるような気もしないでもないですが、とりあえずは揃いました。やはりXperia、Galaxy S8シリーズなどが注目かと思いますが、今回のauのTORQUEのような特定の方向に尖った製品も一定の人気を得ていてシリーズを重ねるごとに進化していて注目です。しかも、京セラは国内スマートフォン市場で意外とシェアを持っており侮れません。日本メーカーの苦戦が続くスマートフォン市場ではありますが、何とか頑張って欲しいと思う今日この頃です。
今週もGAPSIS編集部が出張してお伝えしました。次回もお楽しみに!!