グーグルは日本市場で「Google Home」を発売しました。10月6日にGoogle Homeの標準モデルが、10月23日に小型モデルの「Google Home Mini」が発売となります。また、アイテムトラッカー市場をリードする「TrackR(トラッカール)」が日本市場に本格進出し、新製品の「TrackR pixel」を発売しました。通信業界ではauが払込用紙での支払い方法提供を終了しますので、auユーザーはチェックしておいてください。
新製品
(1) Google Home
Googleアシスタントを使えるスマートスピーカー「Google Home」が日本市場でもついに発売となりました。標準モデルはすでに販売中ですが、小型の「Google Home Mini」は10月23日発売です。個人的には音楽やインターネットラジオを楽しむ時間が少ないのであれば小型のGoogle Home Miniの方がいいと思います。Google Homeは14,000円(税抜)ですが、Google Home Miniは6,000円と安価ですしね。それでいて利用できる機能は変わりません。サイズ、そして搭載スピーカーの差のみです。
Google HomeはGoogleアシスタントを利用できるスピーカー端末です。
実は同じ機能はAndroidスマートフォンでのGoogleアシスタントでも利用できます。スマートフォンで「OK Google」と話しかけ、画面右上のメニューアイコンから設定を開いてみてください。色々なことができることがわかると思いますし、各種対応機器との連携も可能です。これらの機能をスマートフォンを使わずに利用できるのがGoogle Homeです。
また、複数アカウントを紐付けたり、複数の音楽配信サービスを紐付けたり切り替えたり、といったこともできます。
(2) TrackR pixel
Bluetoothタグといった製品があることをご存知の方はいると思いますが、Bluetoothを使ったアイテムトラッカーという製品市場があります。Bluetoothでスマートフォンとペアリングし、通信状態にしておくことで、逆にスマートフォンとの通信圏外に出たらアラートを鳴らしたりすることで紛失対策とするものです。もしくは子供の迷子対策などにも使えますし、家に設置しておいて、逆に子供が帰宅したら教えてくれる機能などにも使えます。
TrackRは紛失対策を主な利用目的としたアイテムトラッカーです。
コインサイズの小型軽量なので様々なものに手軽に装着できます。スマートフォンとの距離が離れるとアラートを鳴らしたり、LEDライトを光らせることができます。逆にスマートフォン側でアラートを鳴らしたりすることもできますし、TrackR pixelのボタンを押してスマートフォンのアラートを鳴らすこともできますので、スマートフォンの居場所を探す際にも役立ちます。
価格は2,980円です。詳しくはこちらのページを参照してください。
(3) PRO TREK Smart WSD-F20X
カシオ計算機が11月17日にAndroid Wear搭載スマートウォッチ「PRO TREK Smart WSD-F20X」を発売します。WSD-F20Xは現行モデル「PRO TREK Smart WSD-F20」をベースに、ウィンタースポーツなどに対応させたモデルです。スキーやスノボのウェアを来た状態でも装着できるように、ロングタイプのバンドが付属しています。ノーマルのバンドも付属しますので、シーン別に付け替えることが可能です。
基本的にはWSD-F20ですが、アクティビティアプリでスノーモードを使えば、スキーやスノボなどにおいて軌跡やトップスピードを表示することもできますので、スキーやスノボでこれまでとは違った楽しみ方ができるかもしれません。
通信サービス
(1) auで払込用紙での支払い方法が提供終了へ
auにおいて、払込用紙での支払いができなくなります。これは個人契約のユーザーにおける措置ですが、すでに新規契約者は払込用紙での支払い方法を選択できなくなっています。そして、既存ユーザーにおいても2018年1月16日以降に機種変更をした際、支払い方法の変更を要求されるようになりますのでご注意ください。
原則として口座振替かクレジットカードでの支払いを選択することになります。
もちろん支払い方法の変更は今行っても構いません。特に問題がないのであれば、2018年1月16日以降ではなく、今のうちに行っておく方がいいかもしれません。
いずれにしても、対象者には今後案内が届きますので、請求書が届いた際には同封される案内に目を通しましょう。
あとがき
Google Homeが発売になりましたね。ですが、購入は慌てなくても大丈夫です。関心がある方は、まずはAndroidスマートフォンでGoogleアシスタントを利用してみてください。これまでにも音声入力での検索などは利用した方がいると思いますが、Googleアシスタントも結構便利です。私はちょっとしたアラームと天気予報確認などでGoogleアシスタントをほぼ毎日使っていますが便利です。アラームは「15分したら起こして」というと15分後の時刻で設定してくれるのでとても楽です。手入力だとアラーム時刻設定をフリックで行う必要がありますが、その手間を省けます。
また、スマートフォンからでもChromecastへのキャストをGoogleアシスタント経由で行うことができます。Netflixもアカウント連携を設定すれば、Androidスマートフォンに「OK Google. テレビでNetflixのフラッシュを再生して」などというと、テレビの入力がChromecastに変わり、Netflixが起動し、フラッシュのシーズン1の1話を再生してくれます。不便なのはシーズン指定、話数指定ができないことです。
同様に、実は他のサービスとの連携機能もまだまだ不十分で、やはりまだ始まったばかりの製品/機能だということがわかります。
そのため、購入するとしてもGoogle Home Miniの方が無難です。音声入力でのアラーム設定に関しては本当に便利なので、ちょっと高いアラーム用の時計を買ったと思えば無駄にはなりません。逆に言えば、今の段階ではアラームや天気予報、日々のニュースの確認程度、もしくは連携できる家電のコントロール機能しか実用的ではないので、あまり期待しすぎない方がいいと思います。
いずれにしても、Google HomeでできることはAndroidスマートフォンでのGoogleアシスタントでできますので、そちらで機能確認してから購入を検討しましょう。
ちなみに、普段音声入力を使っていない方へのアドバイスというかオススメですが、今のGoogleの音声入力の検出精度は非常に高いです。ちょっとした検索も音声入力だととても楽なので、ぜひ使ってみてください。慣れると手入力が面倒になります。
今週もGAPSIS編集部がオクトバさんに出張してお伝えしました! 次回もお楽しみに!!