メールやLINEなど、スマートフォンで文字入力をよく行っているユーザーにとって必須のソフトといえば日本語キーボードなわけですが、あなたはどのソフトを利用していますか?
今回紹介するのはAndroid用の日本語キーボードソフトとしておなじみの「アルテ on Mozc」です。
同ソフトが操作性をグンと高める「カーブフリック」を新たに実装しましたので、その機能性について説明いたします。
「カーブフリック」とは?
さて、新機能となる「カーブフリック」とは、いったいどのようなものなのでしょうか?
カーブフリックとはマイクロソフトが開発したもので、2011年よりWindows Phoneに搭載されてきた入力方式です。
その後、他のスマートフォンでも使えることが待ち望まれてきましたが、この度Androidのキーボードアプリ「アルテ on Mozc」が独自の入力方式においてカーブフリックに対応し、Androidでもカーブフリックが利用できるようになりました。
カーブフリックの特徴
カーブフリック入力はフリック入力を拡張して、ワンストロークで濁音や半濁音、小書き文字の仮名、等を入力可能にした入力方式です。
たとえばWindowsのカーブフリックで「ぐ」と入力する場合は、フリック入力で「く」を入力する方向(上方向)に指を動かし、濁点マークのある突起状の領域に向かってカーブすることで「ぐ」を入力できますが(左下)、「アルテ on Mozc」ではそこからさらに一歩先の快適性を追求したポップアップ形式の入力ガイドを採用しました(右下)。
試してみるとわかるのですが、これが思いのほか超便利!
一度のアクションで濁点などの文字を入力できると考えれば、日常的にスマートフォンで文字入力をしているのでしたらそれ以上の説明は不要でしょう。
実は「アルテ on Mozc」では、すでに「ターンフリック」という呼称でカーブフリックに近い入力方式を採用していましたが、この度カーブフリック準拠の入力パターンを新たに選択できるようにし、「ターンフリック」の設定の1つとしてカーブフリックへの対応を実現しました。
そのため、これまで同ソフトを活用しているユーザーでしたら、よりスムーズに利用することができます。
また、数字入力もカーブフリックと同じ方法に設定することもできます。
数字の入力がどのような形になるのかは下記写真を見てください。
従来デッドスペースとなっていた斜めに配したことで、入力のひと手間が解消されました。
う~ん、便利!
動画による解説もありますので、そちらでもチェックしてみてください。
「カーブフリック」は一部パソコンにも対応!
「カーブフリック」はWindows10 Fall Creators UpdateでWindows10のタッチインターフェイスにも採用されました。
パソコンでも普及していくことで、この入力方法がスタンダードになれば、さらにいろいろな面での活用性が高まりますね。