先週のニュースまとめ :フリーテルから新機種登場!DAZNがスポナビライブのスポーツを引き継ぐ!【2018年2月3日 ~ 2018年2月9日】

MAYA SYSTEMが引き継いだ「FREETEL」(フリーテル)の新製品が発表されました。また、Ankerが電気用品安全法改訂を受けて自社製品へのPSEマーク表示等の対応について明らかにしました。ソフトバンクが提供してきたスポーツ中継配信サービス「スポナビライブ」が終了となり、スポナビライブ提供コンテンツを「DAZN」が引き継ぐことが明らかにされています。

新製品

(1) フリーテル新機種

MVNO事業と端末事業でスマートフォン市場に関わってきたプラスワン・マーケティングですが、MVNO事業は楽天が受け継ぎ、端末事業はMAYA SYSTEMが承継しました。そして、新生フリーテルの端末事業として第一弾となる新製品が発表されました。「REI 2 Dual」と「Priori 5」です。前者は16日に発売、後者は23日です。

■REI 2 Dual

本機種はDualと入っていることからもわかると思いますが、今流行のデュアルカメラを採用しています。背面カメラが2カメラ構成になっています。カメラ構成はモノクロカメラとカラーカメラの構成で、ファーウェイのPシリーズのようですね。ボケを楽しんだり、後からのフォーカス調整などができます。フロントカメラはシングルカメラです。

ディスプレイは5.5インチのフルHD液晶です。

■Priori 5

Prioriシリーズの最新機種となるPriori 5はエントリーモデルです。背面カバーが多色展開され、しかも標準パッケージに全部入っているのが大きな特徴です。背面カバーを交換できる仕様で、今では結構減ってきたのでその点でも貴重ですね。全部で7色分のカバーが同梱されます。

スペックはエントリークラスの代表的なもので、メモリが2GBでストレージが16GB、ディスプレイは5インチのHD液晶です。

法対応

(1) Anker

経済産業省が2月1日にモバイルバッテリーを2019年2月より電気用品安全法の規制対象とすることを発表しています。丸一年、経過措置期間が設けられていて、2019年1月31日までの間は、いわゆる「PSE」マークのない製品でも製造・販売できますが、メーカー各社はPSEマーク表示と技術基準を満たす製品の製造を求められますし、輸入・販売業者もPSEマークなしの製品を扱えなくなります。

そして、モバイルバッテリーといえば、今やトップメーカーのAnkerですが、同社は比較的早期対応を行ってきそうです。

AnkerはすでにPSEマーク取得に必要な技術基準を満たした製造を行っているとのこと。さらに、独自に高い品質基準を設けた品質管理を行っているそうです。そして、既存製品についても今後、段階的に対応を行い、経過措置期間中に全ての製品にPSEマークを付けていくとのこと。

動画配信サービス

(1) スポナビライブとDAZN

ソフトバンクが提供するスポーツ中継配信サービス「スポナビライブ」の提供が5月31日で終了となります。それに伴い、なんとスポナビライブで提供されてきたコンテンツをパフォーム・グループが提供する「DAZN」が引き継ぐことになりました。もはやスポーツ中継の配信サービスはDAZN一強です。スポナビライブの既存ユーザーには、割引移行キャンペーンが実施されました。残念ながらこの申込は終了となっていますが、とりあえず最初の一ヶ月は無料なので、気軽に試してみましょう。

業界ニュース

(1) ソフトバンクが上場準備
ソフトバンクのグループ構成をご存知ない方も多いと思いますが、実は近年、大きな変化が起きています。それもあって少々わかりづらくなっています。2015年までは「ソフトバンク」がトップにいて、その下に携帯電話サービスを手掛ける「ソフトバンクモバイル」がいましたが、同年、ソフトバンクが「ソフトバンクグループ」になり、ソフトバンクモバイルが「ソフトバンク」に変わりました。

要するに、今はグループの持ち株会社はソフトバンクグループで、通信サービスをソフトバンクが手掛ける、という体制です。

そして今回、通信サービスを手掛けるソフトバンクの株式上場準備が発表されました。必ずしも上場するわけではなく、準備をしながら検討していく、としていますが、もちろん現時点では上場を目指しているのでしょう。

あとがき

新生フリーテルの第一弾製品が発表されましたが、個人的には少し微妙に感じました。今の市場はファーウェイが強いですし、最近ではOPPOなんかも参入してきて、中国や台湾メーカーが力を増しています。そのため、普通に戦うとキツイと思うんですよね。それだけに少し尖った製品を期待していましたが、そうではなかったので、物欲を刺激されることはありませんでした。とはいえ、Priori 5は背面カバーを7色も同梱するなど、ちょっとした特徴があるので、まだPriori 5の方が魅力を感じます。REI 2 Dualは競合が多いんですよね。結局ボリュームが出ないと赤字だと思うので、あまり尖った製品であってもニッチすぎてビジネスにならないと思いますが、なんとか第二弾以降では存在感ある製品を出して欲しいですね。

今週もGAPSIS編集部がオクトバさんに出張してお伝えしました! 次回もお楽しみに!!