【オクトバインタビュー】健康を考慮した献立を提案してくれるアプリ『MENUS』を提供するDMM.comへ直撃インタビュー!

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健康を考慮した献立を提案してくれるアプリ「MENUS(メニューズ)」。5月に旧名「Ohganic(オーガニック)」からリブランディングし、新たなスタートを切った本アプリのプロジェクトを手掛けるDMM.comのエンターテインメント本部 life+事業部 事業部長 勝智哉さん、同社 デザイナー 中山麻衣さんにお話を伺ってきました。

MENUS
価格:無料
開発:DMM.com


健康を考慮した献立を提案する「MENUS」

――まず最初にMENUSがどのようなアプリなのか簡単に紹介して頂けますか?

勝:一般的なレシプアプリとは違い、献立を提案するアプリとなります。ユーザーに寄り添ったプロの栄養士の方が作った健康的な献立を提案することができます。貧血予防や冷え性予防などの体調面、糖尿病や高血圧など特定の病気への予防など、様々な点を考慮した献立を提案してくれますので、日々の面倒な献立作りから開放されると思います。また、冷蔵庫の中の余った食材からの提案などもできます。「人々が意識しなくても気づいたら健康になる世界を目指したアプリ」です。

――健康的な献立を提案してくれるのは確かに便利ですね。私の娘が卵アレルギーなのですが、どういう物を食べさせればいいのだろうかと献立に悩みますし、MENUSのようなサービスは助かります。

(図:MENUSでは条件を指定しての献立提案を受けることもできる)

勝:そうですね。アレルギーについては、とても重要なことだと思っています。現在はマヨネーズなどの調味料までは考慮できていませんが、将来的にはその辺りも細かくやっていきたいとは思っています。今は卵無しのマヨネーズもありますし、そのような代用品の使用も含めて「痒いところに手が届く」サービスにしたいと考えています。

――同種のサービスは他にもあると思いますが、アレルギー対応しているのはMENUSだけなのでしょうか?

中山:他にもアレルギーを考慮したサービスもありますが、かなり少ないです。いざ対応しようと思うとレシピのデータを細かく登録しないといけないので、後から対応するのは難しい機能になってしまうと思います。

(図:健康に関する絞り込みの設定でアレルギー食材を指定することができる)

勝:アレルギーを考慮する上でMENUSでもサーバーへの負荷は課題となっています。しかし、困っている人達を助けたい、という思いがあるので、MENUSではアレルギーなどの細かな設定を諦めてしまうつもりはありません。

――MENUSでは生モノもはじけますか?

勝:今のところはできません。MENUSでは現在27品目のアレルギー設定をできますが、生モノは指定できないんです。ですが、将来的には対応していきたいと考えています。困っている方の助けになりたいですし、アレルギーなどの対応についてはさらに手を加えていきたいと思っています。

(図:アレルギー食材設定に関する注意事項の画面)

MENUS誕生の経緯と旧サービス「Ohganic」

――MENUSは、他社が運営していた「Ohganic(オーガニック)」というサービスが元になっているそうですが、どのような経緯で御社が引き継ぐことになったのですか?

勝:そもそもの発端は、私自身のプライベートにあります。妻が育児休暇から復帰する際に家事の分担を見直すことにしました。最初にやったのは家事の「棚卸し」です。最近は「名もなき家事」という言葉がありますが、目に見えない負荷も確認して、どのような家事があって、それがどれくらい難しいか、大変なのかといった指標もつけていきました。その結果、料理・育児の比重がとても高く、料理においては献立作りが意外にも重いということがわかりました。もちろん育児では大きな負荷が妻にかかりますので、料理に関することは私が担当することにしました。「俺が料理を全部やろう!」となったわけです。

――料理を全て担当するというのは凄いですね。

勝:ところが、いざ妻から「献立を作ってみたら」と言われた際に、焼きそばとか牛丼などの「男料理」みたいなものしか思いつきませんでした。そこで、栄養素や健康面を考えた献立作りをしようと、その助けになるアプリを探しました。そこで出会ったのがOhganicです。Ohganic以外のサービスでは栄養素に関する情報が不足していて、並行して他のサイトでも調べる必要がありましたが、Ohganicでは管理栄養士が監修し、各献立の栄養素を載せていました。私が必要としていたものを全て備えたサービスでした。そのOhganicを使って料理を作っていこう! と思ったのが2017年の9月か10月頃のことです。

――プライベートでの出会いがスタートなんですね。

勝:はい。ですが、残念なことに出会った時点でOhganicには「2017年12月でサービスを終了します」というお知らせが掲載されていまして、「これは困るぞ」と。私が本格的に必要とするのは妻が育児休暇から復帰する2018年1月からでしたが、ちょうどそのタイミングで無くなってしまうわけです。

――タイミングが悪いですね……。

勝:はい。何とかならないかと思い、当時のOhganicの運営会社に連絡して、サービス終了について気になるので会ってもらえませんか? と、問い合わせフォームから連絡させていただきました。返信があり、実際にお話する機会をいただきました。率直にサービスを引き継がせてもらうことは可能なのかと聞いたところ、できるとのことでした。

――なるほど。

勝:ただ、その段階では個人的な動きに過ぎず、誰にも話をしていなかったので、先方から引き継ぎの承諾意思を得た上で、市場調査を行い、いけると判断して社内でプレゼンをさせてもらい、Ohganicのサービスを実際に引き継ぐことができることになりました。

――社内での相談においてキーになったポイントはありますか?

勝:まず、レシピ業界はすでに大手が複数ありますので、新規参入は大変そうだと誰もが思いますよね。でも、「献立を提案する」という形になると、意外と競合サービスは多くないです。そして、Ohganicは4年間運営されていて、アプリの評価も高い。健康面でOhganicほど手間暇を掛けているサービスも他にはありません。献立を提案するという点、健康面をサポートしているという点、さらにはパーソナル情報に基づいた提案をするという点などにニーズがあると判断され、「よし行こう!」となりました。

――確かに普通のレシピアプリとはちょっと違いますね。どういう経緯なのか気になっていましたが、そういう流れだったんですね。

勝:はい。そもそものキッカケは私自身がOhganicが無くなると困る、ということだったんです。それに、同じように困っていた方が既存ユーザーの中に沢山いましたので、それもあって尚更やってみよう、と思いました。

――引き継いだのはサービスだけでしょうか? 旧サービス時代のスタッフの方の参画などもあるのでしょうか?

勝:サービスだけを引き継ぎましたので、Ohganicに携わっていた方の参画はありません。現在のMENUSのチームは弊社のスタッフのみとなっています。Ohganicの運営会社には本業もありますし。

――本業がありつつ副業的な形でOhganicに取り組まれていたのだとすると凄いですね。

勝:実際、その面からも話題になっていました。広告も出さずに60万ダウンロードを超えていますし。純粋な口コミの他、有名人の方がつぶやいてくれたりとか、TV番組で取り上げられたりとか、そういったことがあって徐々に広がっていったようです。

――凄いですね。最初に作られた方にも相当な思い入れがあったのかもしれないですね。

勝:それはもう凄く強い思いがあったようです。その方も料理が好きで、料理や健康への強い思いがあってOhganicを運営されていたので、私達はその思いを汚せませんし、裏切ることはできないと思っています。真摯にポリシーに沿って、さらに良いものにしたいと考えています。

――そのように作り手の方に強い思いがあるサービスというのは良いですね。ところで、名前をOhganicからMENUSに変更したのはなぜでしょうか? 変えない方が既存ユーザーも混乱しないと思いますし、Ohganicの名前を知っているけどまだ導入していない、という潜在的なユーザー候補の人を失いかねないようにも思います。

勝:実はそれもあって4ヶ月くらいは名前を変えずにいました。ですが、Ohganicと聞くとオーガニック食品を連想してハードルの高さを感じてしまう、という意見がありました。Ohganicを知らない人に届ける際に不必要なハードルを作ってしまう懸念がありますので、名前を変えることにしました。それが変更の一番の理由です。最終的に、英語の「MENU」と「US」を掛け合わせてMENUSにしました。「私たちのメニュー(献立)」と、MENUSが複数形であることも重ねて、一人一人のユーザーに寄り添ったメニューを沢山届けたい、という思いを込めています。

(図:MENUSのロゴ)

――名前の他に変えたところはありますか?

勝:UI、デザインも変えています。

――具体的にはどのように変えたんでしょうか。

勝:まず、写真を目立たせるために、使っている色を極力減らしました。白をメインカラーとして黄色をなるべく使わないように。写真自体も明度を上げたりトリミングしたりと、見栄えが良くなるように調整しています。

――確かに、料理って黄色と被るものが多そうですね。

勝:黄色っぽい料理は沢山あるので、できるだけ黄色は使わないようにしています。白だと白米など少ないので、ベースは白にしています。また、画面右下にMENUSマークのボタンがありますが、このデザインも人が微笑んでいるようなものとして、ユーザーに寄り添っているようなイメージとしています。Ohganicは機能は十分でしたが、各機能への導線が分かりづらいところがあって、そうした部分も含めてデザイン変更に関しては2ヶ月くらい議論を重ねています。ユーザーからの声も参考にしています。

(図:MENUSは白地でシンプルなデザインを採用している)

――なるほど。ところで、MENUSにはWebサイトもありますが、そちらも利用できるんでしょうか?

勝:はい。Web版(https://menus-recipe.com/)もあって、ログインをすれば使える状態です。ですが、まずはアプリに注力したいと思っています。

――アプリの方が展開しやすいということでしょうか?

勝:アプリだと通勤中でも気軽にパッと見ることができますよね。ところが、レシピを調べるとなると一般的にはWebからになると思います。MENUSでは、献立を考える際にレシピを調べるという従来の感覚ではなく、「とりあえずMENUSを開こう」とか、「晩ごはんの事ならまずはMENUSを使おう!」といった世界観を目指しています。しかも、使っていたら意識せずに健康になった、という価値も打ち出したいと思っています。それにはアプリの形態の方が適していると思います。

――なるほど。「献立ならMENUS」という段階まで行くと凄いですね。

勝:また、献立を考える時間が浮いたら余暇の時間が増えますよね。でも、余暇の時間を楽しむためには健康である必要がある。そんな時、MENUSを使っていたら健康になって、余暇の時間も楽しめて、という理想形をイメージしています。

――確かに理想的ですね。少し話を戻しますが、MENUSは御社にとってはこれまでとは毛色の違うサービスだと感じますが、御社にはこのような新規ビジネスを吸い上げるような仕組みがあるのでしょうか?

勝:ありますね。プレゼン大会で選ばれたり、資料を作って直接、役員にプレゼンするなどあります。今回は後者のやり方でした。面白そうなアイデアがあれば「やってみたら!」といった空気感があります。もちろん実際に立ち上げるとなれば、計画性や実現性、熱量なども見られますが、MENUSに関しては私自身の熱量を役員に伝えることができたと思っています。

――役員だけでなく、社内全体ではMENUSに対してどのような見方をされているのでしょうか?

勝:私に限らず社内では男性も育児休暇を取る人間が増えていて、やはり私と同じようにパートナーの負担が大変だということに初めて気付いたという人がいます。そのため、社内からも声を拾いやすい状況にありますし、弊社の社員は男性も女性も20代から30代が多く、育児休暇を取る層も多いので、そういう意味でも弊社が扱うサービスとしてマッチしていると思われているようで、社内からも頑張れって言ってもらえるサービスとなっています。

――なるほど。それを聞くと確かに会社としても、とてもマッチしたサービスですね。

既存ユーザーからの意見と今後の改善点など

――Ohganicからリニューアルするにあたり、既存ユーザーからの意見も参考にされたとのことですがアンケートなどでしょうか?

勝:はい。アンケートは勿論として、まだOhganicだった頃にユーザーに来て頂いて開催した座談会も参考にさせて頂いています。Ohganicを使っていて感じた実際の声を聞きたかったためです。古くから使われている方がMENUSへの切り替えで離れてしまうことは避けたかったですし、リニューアル案に対しての率直な意見も聞かせて頂きました。

――旧サービスの時点で60万ダウンロードされていて、評価も高く、固定ユーザーも大勢ついている、となると、確かにリニューアル案には注意を払う必要がありそうですね。私なんかは実際に使ってみて、動画があればなぁ、とか、もう少し説明が詳しければ、などと思うこともありましたが、そのような意見もあったのでしょうか?

勝:動画についての話もありました。ただ、動画はあまり作ったことのない知らない料理の場合には見るが、作りなれている料理の場合は、献立が決まればそこまで動画は必要ない、という意見が多かったです。結局、動画に関しては賛否両論で、必要だと思う人がいる一方で、料理を作るときには見ないので不要という方もいて、意見が割れていました。

――確かにある程度作り方が読める料理の場合には逆に動画は邪魔なのかもしれませんね。私のように普段料理をしない人の場合は動画があれば便利だと感じるかもしれませんが。

勝:料理をあまりしたことがない方ですと動画は便利だとは思いますが、MENUSの主なターゲットは、料理の初心者ではなく、ある程度料理はできるけど健康的な献立を考えるのが大変だと感じている人、だと考えています。もちろん料理の初心者の方や苦手な方にも使って頂けるよう、フォローできる仕組みや機能は導入していきたいです。

――実際に使ってみて、主なターゲットが料理の基礎スキルを持つ方だということは私もすぐに気付きました。普通のレシピアプリではなく「献立を提案する」という点に重きを置いたアプリだと、確かに作り方に関しては必要以上に細かくせず、サクッとチェックできる程度の方が良いのかもしれませんね。

勝:はい。将来的には色々と取り込んでいきたいものがありますが、今の段階では献立を提案する、という部分をまずはしっかりとさせていきたいと考えています。例えば、レシピについても説明の細かさは実はマチマチで、詳細に書かれたものがある一方でサクッと書かれたものもある、という感じで混在していますので、統一した方がいいのかもしれません。用語の解説なども含めて、そうした改修はもう少し先になると思いますが検討していきたいと思っています。

――ちなみに今のバージョンでは、解説的なものは何かありますか?

勝:コラムがありますので、そこで解説をフォローしている形となります。画面を一番下までスクロールして頂くとコラムがあって、旬の食材の扱い方や野菜の切り方、調理器具の使い方などを紹介しています。ただ、全てのコラムをいつでも読めるようにはなっていませんので、その辺りも改善していきたいと考えています。検索できたり、カテゴリ分けしたり、好きなときに読みたいコラムを読めるようにできればと思います。

(図:「ホーム」画面の一番下にコラムがある)

――先ほどレシピの説明の細かさを統一したい、というお話がありましたが、レシピ自体は他社からの提供なんでしょうか?

勝:はい。料理教室を展開しているベターホームさんなど協業しているパートナーから提供を受けているものです。MENUSではプロが作ったレシピのみを扱うというポリシーがありますので、ベターホームさん始め、全てのレシピがプロによるものとなっています。

――体調面から献立の提案を受けることもできますが、献立の提案はどのような技術で行われているのでしょうか?

(図:体調面から献立の提案を受けることもできる)

勝:現在は機械学習でやっていますが、将来的にAIに置き換えて行く予定です。機械学習も精度が上がれば理想に近い形になりますが、AIならよりユーザーに寄り添った提案をできるようになると思います。弊社のAI部とも話し合っています。それこそMENUSのアプリ外の情報も活用して献立を提案できるようにしよう、などです。例えば天気予報の情報を得られれば、「今日は暑いからこの献立が良いと思う」といった提案もできるようになります。様々な情報からユーザーに最適な献立を提案できるようになれば、思っています。

――そこまで行くと素晴らしいですね。

勝:はい。それに、家族に対する設定も入れられるようにしたいと考えています。個人一人だけでなく家族全体での健康を考慮した献立を提案できるように、といったことも導入できればと考えています。更には毎日作るのって大変なので、健康には気を使うが手を抜けるレシピなども追加していきたいと考えています。出汁はだしの素でいいよ的な感じですね。

――なるほど。「時短」や「ダイエット」などで献立を提案してもらうことはできるようになりますか?

勝:時短とダイエットについては今後、早ければ年内には追加したいと考えています。一応、各レシピの時間のデータはすでに表示しているのですが、献立全体の時短となると、そもそも時短の定義って何? という部分に遡っての議論になってしまうんです。

――どういうことでしょうか?

勝:家庭によって、コンロの数などが変わってしまいます。そのようなキッチンの環境も含めて時短をどのように定義すればよいのかという議論になってしまいます。

――なるほど。確かに人それぞれ違いますね。では、ダイエットについてはいかがでしょう?

勝:ダイエットについては、明確な項目がないだけで、現状でもダイエット目的で献立を出すことはできます。カロリー設定をすれば、そのカロリー以下で献立を提案しますので、目標カロリーを指定して頂ければ、ダイエットを意識した献立を得ることができます。

――なるほど。カロリー設定をすればいいんですね。

(図:カロリーは自由に設定することも体重基準で設定することもできる)

勝:ただ、ダイエットといっても、健康的に痩せることが目的だと思いますので、無理なことはして欲しくありません。今後、ダイエットに関してもUI上分かりやすくするなどの改善は必要と思っていますが、一応今のバージョンでも、現在の体重を維持するとか、身長に対する標準的な体重を目指すなど、目標を選んでの献立を得ることもできますので、その辺りの設定も確認してみて下さい。ですが、MENUSでは、炭水化物ダイエットはサポートしていません。MENUSで提案する献立は炭水化物も含めて総合的に見て良い献立かどうかを判断しています。炭水化物を抜いてしまうと一気に献立のバランスが崩れてしまって、本来取るべき栄養素を取れなくなってしまう恐れがありますので。

――無理をして炭水化物を抜かなくても適切な食事で自然に痩せていく、というのが理想ですね。

勝:実は私自身、MENUSを使って3、4ヶ月で4kgくらい減りました。私はメタボではないですがメタボ予備軍ではありました。ところが、MENUSを使い始めて自然な減量に成功しています。

――すごいですね! それを聞くと使いたくなる方が大勢出てきそうです。

勝:必要な栄養素もちゃんと取っていますし、特に運動を始めたわけでもないです。

――ところで、現在のMENUSには広告も表示されていませんし、課金もありませんので、ビジネスとしてのマネタイズはまだ行われていないのだと思いますが、今後課金要素を入れる予定などはあるのでしょうか?

勝:いずれ課金要素を入れるとは思いますが、今提供しているものはこれからも無料でやりたいとは思っています。機能部分などで何かしらの課金要素を作っていくことになると思います。例えば、「お気に入り」への登録可能件数を増やすためなど、追加機能などへの課金になると思います。

――なるほど。献立の提案といった基本的な部分は無料のままというのは嬉しいですね。ちなみに近々で決まっている改善内容やアップデートはありますか?

勝:コラムの表示は近々アップデートする予定です。

勝さん自身が実際に使ってみて

――勝さん自身がOhganicのユーザーだったことがMENUSの始まりであることや、4kg痩せたというお話も聞きましたが、実際に使ってみて感じたことが何かあれば教えて頂けますか?

勝:そうですね。私はそれまで献立作りを毛嫌いしていたところがあって「どうせ自分じゃできないだろう」と思っていました。妻も「結局は私がやらなきゃ」と思っていたみたいですし。ところが、MENUSを使ってみると、献立さえあれば後は料理を作る作業だけなので、そこまで困ることはありませんでした。献立を考えることが一番大変なのであって、作る作業についてはそこまで大変とは感じませんでした。

――献立を考えなくていい、という部分が一番大きな魅力だったんですね。

勝:子供が二人とも小さいのでどうしても食事には気を遣います。中学生や高校生くらいになってくると部活などでの体作りなども考えるだろうなと思っています。MENUSでは栄養バランスを考えた献立を提示してくれるので助かっていますし、それがサービスの肝だと思います。同じことに困っている方は他にも大勢いると思います。

――先ほど作る作業自体はあまり大変だとは思わなかったと仰っていましたが、勝さんは料理の基礎的なスキルはお持ちなんでしょうか?

勝:はい。私自身料理が好きで、高校生の時は大学に進むか料理学校に入るか悩むくらいでした。

――そうだったんですね。

(図:勝さんが作った料理)

勝:今は土日に1週間分の献立を作って、買い物まですべて済ませています。その食材を使って次の日の分を前日の夜に作るようにしています。次の日のご飯を作ってから寝ると。これは日曜日に作った月曜日用の食事ですね。家ご飯なので見た目は悪いかもしれませんけど。そういえば昨日の夜は回鍋肉と野菜のスープを作りました。

(図:こちらは取材日の前日の献立)

――プロダクトをプロデュースされている方が自ら実際に使っているというのは凄く魅力的ですね。

勝:私自身が必要としているので、ユーザーとしてこのアプリを良くしたい、という思いがあります。とにかくユーザー目線でアプリに対して意見を言ったり、ここを直してと言ったりしています。

――意外と実際にそこまで使っている方がプロダクトの開発を率いている例は少ないと思いますので、素晴らしいですよね。今回、情熱を感じられて人の役に立つアプリのお話を伺えて、とても充実した取材となりました。本日は貴重なお話をありがとうございました。MENUSの今後の展開にも期待しています!




MENUS
価格:無料
開発:DMM.com




アプリ名MENUS
対応OSAndroid 4.0 以上
提供元DMM.com
レビュー日2018/05/22
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