ワイモバイルから「Android One」の新機種が2つ発表されました! 「Android One X5」と「Android One S5」です。また、NTTドコモ(以下、ドコモ)とauの学割サービスに続いてソフトバンク系の学割も発表となっています。ソフトバンクとワイモバイルで受付開始日が異なります。そして、ASUS JAPANから「ZenFone Live(L1)」(ZA550KL)が発表となっています。
新製品
(1) ワイモバイル、Android One X5
ワイモバイルからAndroid Oneの新機種が2つ発表になりました。その一つがLGエレクトロニクス製のAndroid One X5です。もう一つの機種はシャープ製のAndroid One S5ですが、X5の方がハイスペック機となっていますので、スペック、基本パフォーマンスの良さを求める方、ゲームアプリを頻繁に遊ぶ方などにはX5になると思います。
Android One X5のベース機種は「LG G7 One」というスマートフォンです。LG G7 Oneの日本市場向け販売はありませんので、実質的にLG G7 Oneの国内向けモデルといってもいいと思いますが、それでいてAndroid Oneシリーズとしての投入なので、シンプルなアプリ構成、2年間で最低1回以上のOSアップデート保証、3年間のセキュリティアップデート保証などがあります。
Android One X5の基本スペックは、OSがAndroid 9、CPUがSnapdragon MSM8998、メモリは4GB、ストレージは32GBといった所です。
メインカメラは今流行のマルチセンサーカメラではなく1600万画素のセンサーを使ったシングルカメラですが、AIを活用した自動シーン認識機能などを利用できます。サブカメラは800万画素です。ディスプレイは6.1インチ液晶で、解像度は3120 x 1440ドットと高解像度です。
スペック以外での特徴としては「Googleアシスタントボタン」が用意されていることが挙げられます。専用ボタンが側面に用意されているので、Googleアシスタントを日常的に使っている方、音声検索/入力をよく使う方には便利だと思います。
発売日は12月13日で、すでに販売中です。
(2) ワイモバイル、Android One S5
ワイモバイルから12月下旬以降にAndroid One S5が発売となります。先ほど紹介したAndroid One X5よりもエントリークラス向けのスマートフォンと言えますが、Android Oneなので2年間で最低1回以上のOSアップデート保証、3年間のセキュリティアップデート保証などは同じです。
基本スペックはOSがAndroid 9、CPUはSnapdragon 450、メモリは3GB、ストレージは32GB、ディスプレイは5.5インチのIGZO液晶です。解像度は2160 x 1080ドットです。
一昔前のエントリー機と言えばHD解像度の液晶を使っていましたが、Android One S5はフルHD+なので十分精細です。
Android One X5にはない魅力として防水・防塵・耐衝撃性能というタフなボディ設計があります。
(3) ASUS ZenFone Live(L1)
ASUSからSIMフリーAndroidスマートフォン「ZenFone Live(L1)」(ZA550KL)が発表されました。価格は16,800円(税別)と、いわゆるエントリークラスのスマートフォンの価格帯です。
OSはAndroid 8.0で、CPUはSnapdragon 430、メモリは2GB、ストレージは32GBで、ディスプレイは5.5インチで解像度は1440 x 720ドットです。
価格なりのスペックですが、ゲームをヘビーに遊ぶような場合を除けば大抵の用途には十分だと思います。また、スマートフォンが初めてという方、子供などにはとっつきやすいかもしれません。ASUSのスマートフォンには「簡単モード」「キッズモード」といったモードが搭載されていますが、それはZenFone Live(L1)も同様です。簡単モードはスマートフォンの扱いが不安という方にわかりやすいもので、キッズモードは子供向けに最適なモードで、使用制限も掛けられます。
学割サービス
(1) ソフトバンクの「学割放題」
ドコモ、auは12月1日より学割サービスの受付を開始しましたが、ソフトバンクはちょっと遅くスタートします。12月21日より「学割放題」の受付を開始します。
学割放題では、25歳以下の方を対象に、3ヶ月間、割引してくれます。「ウルトラギガモンスター+」なら4,500円、「ミニモンスター」なら2,980円の割引を3ヶ月間してくれますので、合計では1万円前後お得ということになります。また、「1年おトク割」や「みんなの家族割+」を併用すれば、月々の通信費を3ヶ月間に関しては0円にするようなこともできます。
(2) ワイモバイルの「ワイモバ学割」
同じソフトバンクの通信サービスでもワイモバイルでは学割サービスを少し早く開始しています。ワイモバイルの「ワイモバ学割」は12月5日より受付開始となっています。
ワイモバ学割ではソフトバンクの学割放題と違って家族特典もあります。
ただし、対象年齢は他社の25歳以下と違って、18歳までとなっている点には注意が必要です。5歳から18歳までの学生は「スマホプランM/L」の基本料が最大で13ヶ月間に渡って毎月1,000円引きとなります。学生の家族も新規契約や「家族割引サービス」に入れば、最大13ヶ月間、毎月1,000円引きとなります。
あとがき
学割サービスが出揃いましたね。ソフトバンクとワイモバイルは少し遅れての開始です。また、内容も異なります。多くの学生は家族がすでに加入している通信キャリアの携帯電話を購入する、というパターンだと思いますが、その一方で、家族全員一緒にMNP、というパターンも多いと思います。その際には学割サービスも決め手の一つになると思うので、比較してみましょう。
以前は3社(3キャリア)で横並びの時もありましたが、今は基本プランが3社で異なっていることもあり、学割サービスも違います。意外と横並びではないんですよね。また、格安SIM/スマホも候補になってくると思います。UQモバイルなどはテレビCMも多いですし、回線品質/速度も良いので安心して加入できると思います。他にも楽天モバイル、LINEモバイルなど、色々ありますので、年末年始に時間をとって比較検討してみるのも良いと思います。
今週もGAPSIS編集部がオクトバさんに出張してお伝えしました! 次回もお楽しみに!!