先週のニュースまとめ :Wikoが低価格スマホ「Tommy3 Plus」を発売へ!「モバイルSuica」年会費が完全無料に!【2019年1月12日 ~ 2019年1月18日】

フランスの端末メーカーである「Wiko(ウイコウ)」の日本法人であるウイコウ・ジャパンが日本市場に投入する低価格スマートフォン「Tommy3 Plus」を発表しました。発売日は31日の予定ですが、すでに予約受付中です。市場想定価格は14,800円(税抜)です。また、NTTドコモ(以下、ドコモ)、KDDI/沖縄セルラー(au)、ソフトバンク(ソフトバンク及びワイモバイル)が2年間等の定期契約の違約金が発生しない期間、いわゆる「更新月」を現行の2ヶ月間から3ヶ月間に拡大することを明らかにしています。

新製品

(1) Wiko Tommy3 Plus

Wikoからスマートフォン新製品「Tommy3 Plus」が発表になりました。前述したように31日に発売予定です。家電量販店、ECサイト等で販売されます。カラーバリエーションは4色。ミラー、チェリー・レッド、ブリーン、ブラックです。ミラーのみデザインが若干異なります。

ディスプレイは5.45インチで解像度が1,440 x 720ドットの液晶。CPUはMediaTek MT6739WW、メモリは2GB、ストレージは16GBです。OSはAndroid 8.0で、搭載されるバッテリーの容量は2,900mAh、ボディサイズは約147.6 x 71.3 x 8.6mm、重さは約150gです。

SIMフリースマートフォンで、ドコモ、au、ソフトバンク、いずれの通信キャリアの通信方式にも対応しています。また、VoLTEもサポートしています。

本体パッケージにはACアダプタ、液晶ディスプレイの保護フィルム、本体を保護するクリアケースが付属しますので、保護フィルムとケース代込みだと考えると、かなり安価だと思います。

通信サービス

(1) 通信各社が「更新月」を3ヶ月間に拡大

(図:改定のイメージです。上が改定前、下が改定後で、ドコモの場合です)

ドコモ、au、ソフトバンク、ワイモバイル、いずれの通信サービスにおいても「更新月」が拡大されます。もちろん、細かい規約の違い、適用開始日などは各社で異なりますが、基本的な動きは共通したものです。

例えば、2年契約終了後、解約金なく解約できる期間、これを一般的に「更新月」と呼ぶことがありますが、その更新月は現状では各社2ヶ月間となっています。契約が切れる月の翌月から2ヶ月間です。

しかし、今回の改定によって、契約満了月も更新月に含まれることになりました。すなわち最大で3ヶ月間が更新月になるわけです。更新月は当初1ヶ月間でしたが、今は2ヶ月間です。2ヶ月間になった時にはようやく忘れずに解約できそうだと思ったものですが、契約満了月の翌月からということで、うっかりしていると忘れてしまうんですよね。ですが、契約満了月から3ヶ月間となると、今までよりも解約しやすくなると思います。

具体的な対象プランは各社で異なりますので、各社の公式サイト等でご確認ください。

アプリ/サービス

(1) モバイルSuicaの年会費改定

Androidスマートフォンで「モバイルSuica」を利用している方は多いと思いますが、今回、サービス内容の一部が変更されることに伴い、年会費も改定されることが明らかになっています。とはいえ、年会費の改定は2020年2月26日なので、まだまだ先の話ではあります。

現行の規約では、登録するクレジットカードが「ビューカード」の方以外はAndroidとガラケーでは年会費が発生します。1,030円(税込)です。一方、iPhoneだと年会費が無料なので、Androidユーザーから見るとちょっと納得できない部分もあったかもしれません。しかし、2020年2月26日からは完全無料化されます。

Androidユーザーも、どのクレジットカード登録でも年会費が無料になります。

一方、注意事項もあります。注意事項は年会費に関するものではなく、モバイルSuicaそのものです。ガラケーとAndroidスマートフォンの古い機種でのサービス提供が終了となります。ガラケーは2020年2月25日もしくは12月22日で終了、Androidの古い機種は2020年12月22日で終了となります。

何年間も同じ機種を使っている方はサービス提供終了機種のリストをチェックしてみてください。
サービス提供終了機種のリスト(PDF)

(2) 動物園連携機能や動画コンテンツが魅力のアプリ「one zoo」

KDDIから動物園連携機能や動画コンテンツが魅力のアプリ「one zoo」がリリースされました。このアプリはauユーザー限定ではないので、ドコモやソフトバンク、SIMフリースマホなどのユーザーも利用できます。

one zooではいつでもどこでも利用できる動物コンテンツのほか、連携動物園の現地に足を運んだ時に園内体験を拡張してくれるコンテンツが用意されています。

いつでも楽しめる動物コンテンツでは、連携動物園が毎日公開してくれる動物動画があります。

一方、動物園に行った時に楽しめるコンテンツには「園内マップ」「スタンプラリー」などのほか、音声ガイドがあります。

なお、現時点での連携動物園は下記の通りです。

・旭川市旭山動物園(北海道)
・よこはま動物園ズーラシア(神奈川県)
・天王寺動物園(大阪府)
・野毛山動物園(神奈川県)
・金沢動物園(神奈川県)
・福岡市動物園(福岡県)

アプリはGoogle Playのこちらのページからダウンロードできます。

あとがき

今回KDDIがリリースしたアプリ、one zooのように、自社の通信サービスのユーザーに限定されないアプリやサービスが意外と結構あります。ドコモの「dTV」などに代表される動画サービスなどもそうです。時間があれば、自分が契約している通信会社以外の公式サイトをのぞいてみて、どんなサービスがあるのかチェックしてみると、思わぬ発見があるかもしれません。

今週もGAPSIS編集部がオクトバさんに出張してお伝えしました! 次回もお楽しみに!!