LINE:『サイバー防災訓練』を本日より開催、テーマは日常生活に不可欠な「アカウント」

インターネット事業会社と通信事業会社の全6社が参画し、インターネット上の防災意識の啓発を目的とした取り組み『サイバー防災訓練』を6月7日(金)より開催されました。

概要

『サイバー防災訓練』はスマートフォンを筆頭にデジタルデバイスが普及した昨今、一般の皆様がインターネットを安心・安全に利用するために、家の鍵を閉めるようにインターネット上でも防災意識を持つ必要性を喚起することを狙いとしています。

今年で3回目*の開催となる『サイバー防災訓練』のテーマは、インターネットを使う大多数の人が所有する「アカウント」です。

インターネットにおける多くの体験-例えばネットショッピング、決済、メール、SNS、デジタルコンテンツ(読書、音楽)の購入など-はアカウントによって利便性が向上します。

アカウントに紐づく体験や情報取得は増加傾向にあり、今やアカウントは日常生活に欠かせない存在となっています。

一方で、フィッシング詐欺やアカウント乗っ取りなどアカウントに関する不正行為を目論む人々も多くいます。

『サイバー防災訓練』ではアカウントの重要性を知って自分のアカウントを守る訓練施策を複数実施します。

オンライン上の施策が中心となりますので、開催期間中いつでもどこからでも参加可能です。

*2017年は「アカウント乗っ取りの疑似体験」、2018年は「フィッシング詐欺防災訓練」をテーマに実施しました。

今回は、皆様の日常生活に関わるサービスを展開する企業6社が一同に会して訓練を実施し、情報発信することで、参加者が自分の生活の中でいかにアカウントが大切で、守らなければならない存在であるかの認知向上を図ります。

『サイバー防災訓練』に参画する企業は、アマゾンジャパン合同会社(本社:東京都目黒区、代表:ジャスパー・チャン、ジェフリー・ハヤシダ)、株式会社NTTドコモ(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:吉澤 和弘)、KDDI株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:髙橋 誠)、ソフトバンク株式会社(本社:東京都港区、代表取締役 社長執行役員 兼 CEO:宮内 謙)、ヤフー株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:川邊 健太郎)、LINE株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:出澤 剛)の全6社です。

参画各社はいずれもセキュリティ強化に向けた取り組みを継続的に行っています。

しかしながら、未だにアカウントに関する不正行為があるのも事実です。

セキュリティに関しては各社の技術面の向上・改善だけでなく一般への啓発活動に関しても重要な課題として受け止めており、今回インターネット事業会社と通信事業会社が参画して開催する運びとなりました。

■『サイバー防災訓練』実施概要

【開催日程】
2019年6月7日(金)~2019年6月21日(金)

【U R L】 サイバー防災訓練公式ページ
https://www.cyber-bousai.jp/

【参 画】

アマゾンジャパン合同会社、株式会社NTTドコモ、KDDI株式会社、ソフトバンク株式会社、ヤフー株式会社、
LINE株式会社(幹事社)、以上、全6社50音順

【協 力】

一般財団法人日本サイバー犯罪対策センター、警視庁

【『サイバー防災訓練』訓練項目】

サイバー防災訓練への参加は公式ページにアクセスすることから始まります。

公式ページのコンテンツを歌って・読んで・チェックしてアカウントの大切さと守り方を知ることができます。

1.みやぞん作詞・作曲テーマソングを聴いて・歌って、アカウントの大切さと守る必要性を知ろう

動画には好感度が高いお笑いコンビ「ANZEN漫才」のみやぞんが出演し、ギターを片手にサイバー防災訓練のテーマソング『セキュれてる?』をリズミカルに歌い上げます。

「セキュれてる」は「アカウントを守るためにセキュリティを心がけよう」の意味です。みやぞん考案のこの略語を含め、曲はすべてみやぞんが作詞・作曲を行いました。

セキュリティの歌、アカウントの歌と肩肘を張らず、みやぞんの歌であることを導入口に、多くの方がアカウントの大切さと守る必要性に気づいてもらうきっかけとなることを目指しています。

※『セキュれてる?』は、LINE MUSICにて本日より独占配信いたします。

楽曲URL:https://lin.ee/gnqp9W7

■みやぞんよりコメント

今回のお話をいただくまで、自分がアカウントを使っていることを意識してないことに気づきました。

歌詞にあるように同じパスワードを使い回したり、アカウントを持ちまくって管理しきれないというのは、まさに自分のことですし。自分と同じようにアカウントが生活になじみすぎてて、意識してない人も多いんじゃないですかね。

歌を聞いて・歌って、アカウントが他人事じゃなくなると嬉しいです。

アカウント、守ろうぜ~、セキュろうぜ~!サイバー防災訓練も明るく楽しく、やるぞ、やるぞ、やるぞぉ~!

【みやぞんプロフィール】

お笑いコンビ・ANZEN漫才のメンバー。2009年にコンビを結成。

主に歌ネタを得意とし、どぶろっくの唯一の弟子。特技は、即興歌、脇潰し。一度見たら忘れられない規格外の天然&天真爛漫さが魅力。

2.公式ページを読んで、自分の生活でアカウントがどのような役割・脅威・守り方があるかを学ぼう

公式ページではアカウントがなぜ大切なのか、奪われたらどうなるのか、守る方法は何があるのかをわかりやすく説明。

毎日の生活で不可欠な存在となるアカウントを正しく知ることは、自分の普段の生活を守ることにも繋がります。

3.あなたはアカウントを、ひいては普段の生活を守れますか?1分で簡単にチェックしよう

みやぞんの歌を聴いて・歌って、公式ページを読んだ後、最後の訓練として「アカウントのセキュリティ理解度チェック」を設けています。

アカウントに関する合計10問の設問で正しいと思う項目をチェックすると、正解率に応じ理解度が100点満点中何点か結果が出ます。

設問は、「恋人と共有しなくなったアカウントのパスワードは変えなくてもよい」「複数のアカウントで同じパスワードを使いまわしてもよい」等、ついやってしまいがちな雑なアカウントの扱い方や、「多要素認証やパスワードレスがどのようなものかを知っている」等、アカウントの守り方について。

1分でできるチェックテストを試してアカウントの守り方を確認しましょう。

【参考】調査結果:アカウントのセキュリティ意識について

サイバー防災訓練実施に先駆け、一般におけるアカウントのセキュリティ意識を把握するため、インターネット調査を実施いたしましたのでお知らせいたします。

調査概要

〔調査方法〕LINE公式アカウント「LINEチーム」 Research Platformを利用した、スマートフォンによるモバイルアンケート

〔調査対象〕10代~70代のLINEユーザー

〔最終有効回答数〕315名

〔調査期間〕2019年5月24日~5月28日

対象者に「普段、オンライン上でログインが必要なサービスを使っていますか?」と聞いたところ、調査に回答した全体の8割近くの人が「はい」と回答。アカウントを普段から利用している方が圧倒的な結果が出ました。

続いて、普段利用しているアカウントをどのように扱っているかを問う設問では、アカウントを守る肝であるパスワードを使い回している人は全体の半数、実に2人に1人もいました。

アカウントを奪われたら起きると思うことについても聞きました。

結果、「ストーカーなど個人を標的とした迷惑行為を受ける(95%)」、「お金を勝手に使われる(74%)」、「家の場所がばれる(66%)」の順に回答率が高い結果となり、特に生活に関連する実被害について認識している様子が伺えました。

その一方で、「個人情報や決済情報を奪われて転売される(40%)」、「メールや購入履歴などから経済状況を知られる(53%)などインターネット特有の間接的なリスクは認知度が低くなる傾向にありました。

しかしながら、アカウントを守る方法を積極的に使っているかについて聞くと、全体の半数が使っていると回答したのは「アプリの入手では公式ストアなど信頼できる配信元を使っている(50%)」の回答のみで、他、「不要になったアカウントは削除する(41%)」、「パスワードの使い回しはしていない(34%)」、「意図しないタイミングのログインを見つけるため、ログイン通知や履歴を確認している(31%)」の結果となり、アカウントを奪われた場合の困ることは認識していても、実際にアカウントを守る方法をとっている方は少数である状況が見えてきました。