ASUS JAPANが180度回転する「フリップカメラ」を搭載するスマートフォン「ZenFone 6」を8月23日に発売しました。また、ファーウェイ製のスマートフォン「HUAWEI P30 Pro」のNTTドコモ(以下、ドコモ)からの発売が決定しました。ドコモは予約受付を一時停止していましたが、9月に発売されます。「LINE」に最大5,000人でのグループトークができる「OpenChat」が導入されました。
新製品
(1) ASUS ZenFone 6
ASUS JAPANが23日にZenFone 6を発売しました。「ZenFone」シリーズの最新フラッグシップモデルです。
最大の特徴はフリップカメラです。ZenFone 6では背面のメインカメラと前面のインカメラという一般的なカメラ構成を採用せず、一つのフリップカメラを搭載しています。このフリップカメラは180度回転し、メインカメラとインカメラを兼ねたカメラとなっています。
フリップカメラの回転は小型モーターで駆動するため、例えばパノラマ写真を自動で撮影することもできます。また、角度は細かく調整できます。
CPUはQualcomm Snapdragon 855で、メモリとストレージはモデルによって異なります。6GBメモリ、128GBストレージのモデル、8GBメモリ、256GBストレージのモデルがあります。さらに、ASUS 30周年記念特別モデル「ZenFone 6 Edition 30」も用意されます。こちらは12GBメモリ、512GBストレージです。
さらに、フリップカメラの採用によってディスプレイにインカメラ部の切り欠きを用意しなくていいため、フロントの画面占有率が92%にまで達し、非常に先進的な見た目となっています。
(2) HUAWEI P30 Pro
ドコモが予約受付を一時停止していたファーウェイの「HUAWEI P30 Pro」の発売を決めました。発売時期は9月の予定で、現時点ではまだ詳しい日付までは公表されていませんが、発売されることは決まりました。これによって「HUAWEI P30」シリーズはP30 Pro、P30、P30 lite、いずれも日本市場に投入されることになりました。
P30 Proはクアッドカメラを採用した背面のメインカメラが大きな特徴です。
依然として米中貿易摩擦の決着は見えていないため、不安がある中での購入にはなってしまうと思いますが、少なくともドコモやすでにP30シリーズの発売を決めた事業者は当面のファーウェイによるサポートに問題がないと判断しています。とはいえ、まだ微妙な状態だとは思いますので、早く決着して欲しいものですね。
アプリ
(1) LINE、OpenChat
「LINE」に大規模なグループトークが可能な「OpenChat」が導入されました。
最大5,000人規模のグループトークができるので、趣味や今話題のトレンドなどを不特定多数の人と会話することもできます。また、管理人システムによって、NGワードの管理もできますし、参加者制限をかけることもできます。
例えば完全なオープン環境ではなく、知り合い、友達だけのトークルームにすることもできます。
さらに履歴が最大180日間残る点も魅力です。ただし画像に関しては約30日間しか残りません。
通信サービス
(1) ソフトバンクの「動画SNS放題」に対象サービス追加
ソフトバンクの料金プラン「ウルトラギガモンスター+」にはデータ量がカウントされない「動画SNS放題」というサービスがあります。この「動画SNS放題」の対象サービスであれば、データ量の消費を気にせずに使い放題で楽しめます。
その「動画SNS放題」に新たに「クラシル」と「スタディサプリ」が追加されました。
ただし、今のところ「ギガ放題使い放題キャンペーン」によって、対象サービス外の通信に関しても、事実上の使い放題の状態にありますが、それも現在の予定では9月末で終了となります。もちろん、キャンペーンが延長される可能性もあるかもしれませんが、終わってしまう場合には「動画SNS放題」の対象入りしているというのは魅力です。
あとがき
ASUSからZenFone 6が登場しました。ZenFoneシリーズは3、4、5と、やや独自の魅力に欠けていたように思いますが、ZenFone 6で大復活を遂げるような期待感があります。フリップカメラはそれだけインパクトの強い特徴を備えた技術です。しかも、それによってフロントデザインも良くなっています!
今週もGAPSIS編集部がオクトバさんに出張してお伝えしました! 次回もお楽しみに!!