民放各局のテレビ番組を見逃し配信するサービス「TVer」にNHKの番組も加わりました。また、青函トンネル全区間における携帯各社の通信エリア整備が完了し、NTTドコモ(以下、ドコモ)、au(KDDI)、ソフトバンク及びワイモバイルのサービスが利用可能となりました。auからは新料金プラン「auデータ MAXプラン Netflixパック」も発表されています。
動画配信サービス
(1) TVerにNHKの番組も追加!
民放各局のテレビ番組を無料で見逃し視聴できるサービス「TVer」にNHKの番組も加わっています。もちろん他局同様、全ての番組ではなく一部ですが、結構良いラインナップとなっていますので要チェックです!
TVerは無料で利用できるサービスですし、NHKの番組に関してもNHKの受信契約をしていない方も問題なく無料視聴できます。
将来的な配信ラインナップは随時変更となるはずですが、現時点での配信番組は下記の通りです。
・「ダーウィンが来た!」
・「チコちゃんに叱られる! チコっとだけスペシャル」
・「Nスペ5min.」
・「みいつけた!」
・「ハートネットTV」
・「バリバラ」
・「きょうの健康」
・「きょうの料理ビギナーズ」
通信サービス
(1) 青函トンネル全区間のエリア整備完了
ドコモ、KDDI、ソフトバンクが北海道旅客鉄道と共同で進めてきた青函トンネル内の携帯電話サービスのエリア整備が完了したことを明らかにしました。
すでにエリア化されていた「竜飛定点(旧竜飛海底駅)」と「吉岡定点(旧吉岡海底駅)」間に加えて、9月5日からは「青函トンネル(青森県側入り口)~竜飛定点(旧竜飛海底駅)」間と、「青函トンネル(北海道側入り口)~吉岡定点(旧吉岡海底駅)間」でも携帯電話サービスを利用可能となり、青函トンネルにおけるエリア整備が完了したことになります。
ソフトバンクはワイモバイルも含みます。
(2) auデータ MAXプラン Netflixパック
auに新しい料金プランが登場します。「auデータ MAXプラン Netflixパック」が9月13日より提供開始となる予定です。
本プランの通常の料金は月額7,880円ですが、様々な割引サービスを適用することで、各割引サービスの適用期間のみですが、最大で3,000円引きの月額4,880円にまで抑えることができます。
本プランには「Netflix」のベーシックプランが付いていますが、追加料金を払うことでプランを上げることも可能です。「スタンダードプラン」はプラス400円、「プレミアムプラン」はプラス1,000円です。
データ通信量の上限設定は一応「無し」で「使い放題」とされていますが、無条件での使い放題ではなく、ストリーミングサービスなどで長時間の大容量通信が行われた場合などには通信速度の制限が掛かったりもします。その点には注意が必要です。
(3) KDDIが災害対策強化
KDDIが災害対策の一環として全国のauショップへの蓄電池配備を明らかにしました。以前から一部のショップなどには配備されていましたが、今回それが全国に拡大となります。
各都道府県にあるKDDIの事業所や営業所、そして全国のauショップに配備されることになります。配備時期は今年度中の予定です。
さらに、新型の車載型基地局が導入されます。こちらは7月から順次導入開始となっています。
新型の大きな特徴はクルマが小型化されたことで運転免許の制限が緩和されたことでしょう。普通免許さえあれば誰でも基地局車両を運転できるようになり、配備しやすくなります。加えて、車両自体が小型化されたことで、今までなら入れなかったような道でも進入できるようになります。
さらに、設備そのものもシンプルな構成に改善され、従来よりも約25分間設営時間を短縮できるということです。
あとがき
TVerが結構便利になってきましたね。出た当初はよくある短期間で消えるサービスの一つかと思いましたが、意外とドラマやバラエティなど番組が揃えられ、見逃し配信サービスとしてまともな状態が維持されたこともあり、使えるサービスとなっています。そこにNHKの番組も加わることで、より魅力を増したと言えるでしょう。各局独自のアプリよりも一つの集約的アプリの方が便利なので、今後もTVerは強化されて欲しいですね!
今週もGAPSIS編集部がオクトバさんに出張してお伝えしました! 次回もお楽しみに!!