※調査結果の詳細はLINEリサーチの調査メディア「リサーチノート」でご覧いただけます
高校生編:https://research-platform.line.me/archives/35015909.html
大学生編:https://research-platform.line.me/archives/35015867.html
<高校生編>
■高校は約9割休校(4/15時点)
■休校中の高校からのサポートは、プリント等の配布やネットを通じた課題指示がメイン、オンライン授業は約1割
約6割が学校から「休校期間用のテキストやプリントが配布」されていると回答。次いで、「学校から宿題や課題がネット(ホームページやメールなど)を通じて出される」が約5割となりました。
私立高校では、テキストやプリントの配布よりネット(ホームページやメールなど)を通じて課題が出される割合が高く、また「オンライン授業が行われている」割合は、国公立の約3倍(国公立9% 私立26%)となり、よりオンラインでの対応が進んでいることがわかります。
「わからない」などの回答もありますが、「家でインターネット回線を使っていない」という回答はわずか2%となっていました。
■高校生のオンライン学習・授業を受ける環境は、スマートフォンが7割
オンラインでの自習やオンライン授業が行われている高校生に聴取しました。
今後、オンライン学習やオンライン授業の導入を進めるにあたり、スマートフォンでの学習を想定した対応は重要になってくるかもしれません。
■自宅での過ごし方は、「ネットやアプリ」「ゲーム」をする時間などが増え、約5割弱が「やる気が起きないことが増えた」と回答
実際に、高校生たちはどのような生活変化や気持ちの変化を感じているのでしょうか。
「寝ている時間/夜更かしすること」が次いで7割強と生活の乱れも出てきていることが見受けられます。
男女ともにランキングは同じでした。
その結果、男女ともに「やる気の起きないことが増えた」が1位となっています。
■「勉強の遅れ」「運動不足」が生活の中で“困っていること”の上位
それ以外には、「ネットやゲームをずっとしてしまう/やめられない」「夜遅くまで起きていて、昼すぎまで寝てしまう」と生活が乱れていることを本人たちも気にしている様子がうかがえます。
■アルバイトの状況は、約半数がシフトが減り、約6割が収入の減少
高校生のアルバイトをしている割合ですが、もともと1割強が新型コロナ感染拡大前にアルバイトをしていたという結果になっています。
しかし一方で、「学校の費用にあてるため」「自分の生活費にあてるため」「同居している家族の生活費にあてるため」といった生活必要度の高い目的の回答も1~2割ずつみられました。
約1割が「アルバイトをやめることになった/やめざるをえなくなった」と回答しています。
さらに、それを「生活費や学費目的でアルバイトをしていた高校生」に絞ると(下部右円グラフ)、収入が減少した割合が7割弱となっています。
アルバイトが学費や生活の支えの1つになっている場合では、今回の減収が生活に与える影響がかなり大きいことがうかがえます。
「趣味」や「貯金」のためにアルバイトをしている高校生と比較すると、「政府や自治体などから、学生向けのお金や生活面でのサポートが欲しい」が約6割と高く、最も困っていることとなりました。「収入が減りそう/減っている」も高い結果となっています。
<大学生編>
■大学は約9割休校(4/15時点)
■大学の5割弱がオンライン授業を実施。一方、特にサポートなしが4分の1
「オンライン授業が行われている」が最も高く5割弱、次いで「学校から宿題や課題がメール、ネット等を通じて出される」が3割弱となりました。
■大学生のオンライン学習・授業の環境はノートパソコンが7割強
オンラインの自習やオンライン授業を受けている大学生に聴取したところ、利用するデバイスはノートパソコンが7割強。次いでスマートフォンが6割弱となりました。
■生活の変化では「ネットやアプリ」「ゲーム」が増え、気持ちの変化では「やる気が起きないことが増えた」が5割弱
「寝ている時間/夜更かしすること」が次いで8割弱と、生活の乱れも出てきていることが見受けられます。
※高校生の結果と同じ傾向になっています。
外出自粛、休校の影響が大きく出ています。
その結果、男女ともに「やる気の起きないことが増えた」が1位となっています。
外出することもできず、友達と会うこともできず、不安や寂しさを感じることも強そうです。
一方で大学生はやる気不振、不安や寂しさを感じることが多く、異なる結果となりました。
■大学生が生活で困っていること、「気分転換が難しい」「運動不足」が上位。収入への不安も
それ以外には、「ネットやゲームをずっとしてしまう/やめられない」「夜遅くまで起きていて、昼すぎまで寝てしまう」と生活が乱れがちになってしまっている様子がうかがえます。
■アルバイトの状況では、約7割がシフトが減り、8割弱が収入の減少
まず、大学生でアルバイトをしている人の割合は約7割となっています。
しかし、「自分の生活費にあてるため」、「学校の費用にあてるため」という回答も3割強みられました。
新型コロナウイルスの影響によりアルバイトの状況に変化があり、収入が減少した人は8割弱。月の減収額は平均で約43,000円となっています。(下部左円グラフ)
【調査について】
LINEユーザーを対象にしたスマートフォンWeb調査
調査対象:日本全国の15歳~21歳の高校生・大学生
実施時期:2020年4月15日~17日
有効回収数:高校生910サンプル 大学生835サンプル
※性別年代構成比を市場にあわせて回収、ウェイトバック
【「LINEリサーチ」について】
「LINEリサーチ」は、企業における事業開発・マーケティング活動の最大化を目的にした、スマートフォン時代のリサーチプラットフォームです。
約506万人のアクティブモニターのうち10〜29歳が53%を占め*、学生や若年向けの出現率の低い調査も実施可能です。
また、従来型の調査パネルと異なり、リサーチ興味度の薄い層にもコンタクトが可能なため、より一般的な意見を収集できます。
LINEのプッシュ通知で配信するため、ユーザーがリアルタイムで回答しやすいだけでなく、スマートフォン上で回答しやすい画面設計を行っていることで、効果的に調査を実施することが可能です。
* 2020年1月時点