厚生労働省から新型コロナウイルス感染拡大防止に向けたスマートフォン用アプリ「接触確認アプリ cocoa」がリリースされました。Android、iOSどちらも用意されていて、同じアプリの利用者同士で接近有無を記録し、過去2週間で新型コロナウイルス感染者との接近があったかどうかを手軽に知ることができる、というものです。また、auとUQ mobileから「AQUOS sense3 basic」が発売になり、ワイモバイルからは「OPPO Reno3 A」が発表されました。
新型コロナウイルス
(1) 厚生労働省の接触確認アプリ cocoa
厚生労働省から接触確認アプリ cocoaがリリースされています。このアプリは、米Googleと米Appleが共同で開発した技術を活用したもので、AndroidスマートフォンとiPhone、どちらのユーザーも利用できます。スマートフォンのBluetooth機能を活用し、アプリのユーザー同士が半径1m以内に15分間いた場合、匿名化されたデータのやり取りが行われます。日々、こうしたデータを記録・蓄積していきます。
そして、アプリユーザーの中から新型コロナウイルスへの感染者が出た場合、その方の任意の操作とはなりますが、感染報告をしてもらうことで、その人と過去2週間で半径1m以内で15分間の接近があったユーザー全てに通知が届きます。もちろん、この通知に関しても互いの匿名性は守られます。
多くのスマートフォンユーザーがインストールし、利用することで、より効果を発揮することになります。
詳しくは下記リンク先の公式ページをご確認下さい。
・厚生労働省/新型コロナウイルス接触確認アプリについてのページ
新製品
(1) au、AQUOS sense3 basic
au、UQ mobileからシャープ製のスマートフォン「AQUOS sense3 basic」が発売になりました。au Online Shopでの価格は27,830円(税込)ですが、新規の場合には11,000円引き、MNPなら22,000円引きと、かなり安価になります。また、UQ mobileでも価格は27,720円とほぼ同じですが、割引やキャンペーン内容は異なりますし、通信サービスの料金プランも異なります。
いずれにしても、手を出しやすい価格帯での登場で、今回のAQUOS sense3 basicも人気機種となりそうです。
ディスプレイがフルHD+というのも良いですし、Snapdragon 630、3GBメモリ、32GBストレージというのもまずまずです。米国国防総省の調達基準であるMIL規格の19項目をクリアするタフネスぶりも魅力です。ただ、国内定番機能であるおサイフケータイやワンセグには非対応なので、その点には注意が必要です。
(2) ワイモバイル、OPPO Reno3 A
ワイモバイルから新スマートフォン OPPO Reno3 Aが発表になりました。発売時期は8月下旬以降の予定です。
OPPOのスマートフォンは厳密にはAndroid OS搭載機ではありませんが、使い勝手はAndroid搭載機と変わりませんし、Google Playも利用できます。本製品の場合にはAndroid 10ベースのOS「ColorOS 7.1」が採用されています。また、国内定番機能の一つであるおサイフケータイにも対応しています。
ディスプレイは6.44インチで解像度は2,400 x 1,080ドットの有機ELで、CPUはSnapdragon 665、メモリは6GB、ストレージは128GBと、まずまずです。さらに背面のメインカメラは4眼カメラとなっていて高機能なことも特徴です。指紋認証センサーも画面内タイプです。
あとは価格ですが、それなりに抑えた価格だとすると、かなり魅力的な機種になるかもしれません。
業界ニュース
(1) 横浜DeNAベイスターズとKDDIが連携強化
横浜DeNAベイスターズとKDDIが昨年夏に締結した「スマートスタジアム」構築に向けた提携を強化すると発表しました。
両社の提携によって、スタジアムに実際に行かなくても、まるでその場にいるかのような観戦体験ができるサービスを開発したり、ICT技術を活用した選手のトレーニング導入、スタジアムへの5Gの導入、「au PAY」の本格的な導入などが予定されています。
あとがき
厚生労働省のアプリ、cocoaがリリースされ、いくつかの不具合が発覚していますが、少しずつ修正されています。インストールするかどうか、実際に利用するかどうか、万一感染した場合に報告するかどうかなど、全てがユーザーに委ねられていますので、まずは公式サイトで情報を詳しく確認してみて下さい。
今週もGAPSIS編集部がオクトバさんに出張してお伝えしました! 次回もお楽しみに!!