ソニーが通信キャリア向けに提供中の「Xperia」シリーズ3機種について、新たにSIMフリー版モデルを用意し、ソニーストアやMVNO各社から販売します! また、NTTドコモ(以下、ドコモ)が公衆無線LANサービスを現状の2サービスから1サービス体制に移行することを明らかにしています。ソフトバンクは5G向けキャンペーン「5G 1年おトクキャンペーン」を9月から開始です。
新製品
(1) Xperia、3機種のSIMフリーモデル登場!
通信キャリア向けにはすでに販売中の3機種、「Xperia 1」「Xperia 1 II」「Xperia 5」ですが、この度、SIMフリーモデルが登場です! Xperia 1とXperia 5が8月28日に発売済み、Xperia 1 IIは10月30日の予定です。
これら3機種のSIMフリーモデルは、ソニーストア 銀座、ソニーストア 札幌など各地のソニーストアのほか、一部の量販店や通販サイト、そしてMVNO各社が取り扱います。
各機種ともベースは通信キャリア版と変わりませんが、デュアルSIM対応などの新要素もあります。2つのSIMカードを同時挿入した状態で自由に使えるので、結構便利です。例えばプライベート用と仕事用のSIMカードを使ったり、音声通話SIMとデータ通信SIMを併用したり。
なお、少なくとも市場における推定価格はXperia 1が79,000円前後、Xperia 1 IIが124,000円前後、Xperia 5が69,000円前後となっています。もちろん店舗やMVNOによって異なります。
ドコモ
(1) 「docomo Wi-Fi」を終了し、「d Wi-Fi」一本化へ
ドコモは現在2種類の公衆無線LANサービスを提供中です。「docomo Wi-Fi」と「d Wi-Fi」です。d Wi-Fiは新しいサービスで、ドコモの携帯電話回線契約のない方でも「dポイントクラブ」の会員であれば無料で利用できてしまいます。将来的にドコモはこのd Wi-Fiに公衆無線LANサービスを一本化します。
そしてdocomo Wi-Fiは2022年2月にサービス終了となることが明らかにされました。終了はまだまだ先ではありますが、前身の「Mzone」時代から数えると約20年の長きにわたって提供されてきたサービスなので、寂しく感じる方も多いと思います。
とはいえ、現在通信キャリアは公衆無線LANサービスのオープン化を進めていますし、これも時代の流れなのでしょう。
(2) ドコモショップに「ChargeSPOT」導入
ドコモは長年、ドコモショップで携帯電話の無料充電サービスを提供してきましたが、今後、順次終了となり、代わりにモバイルバッテリーのレンタルサービス「ChargeSPOT」を順次導入します。ChargeSPOTはINFORICH(インフォリッチ)社が展開するモバイルバッテリーサービスで、現在は全国各地にバッテリースタンドを設置しています。バッテリースタンドというのは、モバイルバッテリーを借りたり返したりするステーション機器のことで、ドコモショップにも順次導入されることになります。
ChargeSPOTはドコモのサービスではないので、当然有料ですが、最初の1時間までは150円、以降48時間までは300円となっています。最終的には合計2,280円でモバイルバッテリーを引き取ることもできます。もちろん紛失した場合や返却できなかった場合も同じ料金が発生します。
また、モバイルバッテリーは借りた場所とは異なるバッテリースタンドでも返却できますので、ドコモショップで借りて、ヤマダ電機など他のChargeSPOT提携商業施設などで返す、といったこともできてしまいます。
ソフトバンク
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ソフトバンクは9月1日より「5G 1年おトクキャンペーン」を実施します。このキャンペーンでは1年間にわたって毎月1,000円の割引を受けられるので、合計では最大12,000円お得です! 対象は、「メリハリプラン」「5G基本料」に加入する方です。8月31日までは同じようなキャンペーンとして「「5G無料キャンペーン」が実施中でしたが、現在は前者の「5G 1年おトクキャンペーン」に切り替わっています。
あとがき
数年前と違い、通信キャリア向けモデルのSIMフリー版が端末メーカーから多少遅れてにはなりますが、量販店等から販売されることが増えてきましたね。Xperia 1、Xperia 1 II、Xperia 5も端末だけを量販店で購入し、通信サービスは別途用意して使いたい、という方もいると思いますので、それに応えてくれる環境ができるというのは良いですね。
今週もGAPSIS編集部がオクトバさんに出張してお伝えしました! 次回もお楽しみに!!