LINEリサーチ:男性人気アイドルグループは男女全ての年代で「嵐」が1位、次いで「TOKIO」「EXILE」 10代は「BTS(防弾少年団)」や「ヒプノシスマイク」、30代以降はK-POPが人気傾向

LINE株式会社では、同社が保有する約529万人の国内最大級のアクティブな調査パネルを基盤とした、スマートフォン専用のリサーチプラットフォーム「LINEリサーチ」を運営しています。

LINEリサーチでは、日本全国の15~59歳の男女に対して、定期的に「アイドルグループの人気ランキング」についてアンケート調査を行っています。

2020年の調査の第一弾として、男性アイドルグループの総合ランキングと人気グループのファン層について調査して約57万人が回答、その結果を発表しました。

◾️男性アイドルグループ総合ランキング TOP10

57万人が選ぶ2020年の男性人気アイドルグループでは「嵐」が1位となり、 昨年の2019年の調査でも1位にランクインしています。

メンバーそれぞれに個性があり、多方面で活躍していることもあり幅広い世代に人気がありました。

2位は「TOKIO」、3位は「EXILE」がランクインしており、どちらのグループも昨年の調査と同順位でした。

◾️男女年代別ランキング TOP10

男女年代別の結果では、男女ともにすべての年代で「嵐」が1位を獲得し圧倒的な人気が顕著にあらわれる結果になりました。

2位以降の男性の結果を見てみると、「TOKIO」、「EXILE」、「三代目 J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBE」がどの年代でも共通して上位にランクインしています。

その中でも10代と20代以降ではランキングの傾向に違いが見られ、10代では「BTS(防弾少年団)」や「ヒプノシスマイク」がランクインしています。

一方、「TOKIO」や「EXILE」は男性の20代以降に人気が高いことがわかります。

その一方で、女性は全年代で共通して嵐以外でTOP10入りしているのは、「King & Prince」「BTS(防弾少年団)」のみでした。

年代ごとに好きなアイドルグループの違いが見られ、特に10-20代と30代以降で違いが出ています。

今回の調査で特徴的だったのは「ヒプノシスマイク」の人気です。

女性10代では「嵐」に次いで2位、20代でも6位と、若い女性を中心に非常に人気が高く、 男性10代でも5位にランクインしていました。

そのほか、10-20代では「Snow Man」、「Hey! Say! Jump」、「SixTONES」がランクインし、30代以降では「BIGBANG」や40代以降は「東方神起」など日本でデビューしてから10年以上経つK-POPグループの先駆けに近いグループへの人気がうかがえました。

また、10代はアイドル育成ゲームの「あんさんぶるスターズ!」、20代は恋愛アドベンチャーゲームの「うたの☆プリンスさまっ♪」などゲーム関連のアイドルグループがランクインしているのは特徴的です。

◾️人気No.1「嵐」と注目グループ「ヒプノシスマイク」の徹底解剖

嵐は圧倒的に女性ファンが多く、どの年代にもファン層がいますが、10代は比較的少なく、20代以上のファンが多いことがわかります。中でも50代以上が約4割占めています。

男女ともに「大野智」が人気No.1で、特に男性40、50代以上に人気でした。

男性2位、女性3位は「櫻井翔」で、10、20代からの人気が高い傾向が見られました。

女性2位には「相葉雅紀」がランクインしており、40、50代以上に支持されています。

男性3位、女性4位は「二宮和也」で、男性10、20代に人気がありました。

男女ともに5位は「松本潤」がランクインし、男性よりも女性に支持され、特に女性40、50代以上に人気がありました。

また、「グループとして好き」なグループ推しも2割以上いることがわかりました。

男女別の「嵐」が好きな理由について聞いては、男女ともに「メンバーそれぞれに個性がある」が1位になりました。

男性は約5割、女性は約7割と女性のほうが圧倒的に個性があるから好きという理由が高いことがわかりました。

男性2位は「出演番組や作品が面白い」で、それに関連してかトークが上手い・面白いが上位となりました。

女性2位と3位はほぼ同じでメンバー同士の仲の良さ、男性同様に出演番組や作品が面白いがランクインしています。

声優×ラップを融合させた新感覚プロジェクトで注目を集めている「ヒプノシスマイク」は、年代別ランキングでも10代女性2位という人気グループです。ファン層は、女性の割合が約6割と高く、若年層の10、20代のファンが多く約6割を占めています。

男女でランキングの上位の顔ぶれに大きな違いが見られる結果となり、18のキャラクター、メンバーがいるので割合も分散している傾向がありました。

ディビジョンや個性溢れるキャラクター、声優など様々な要素で楽しめるプロジェクトになっており、「プロジェクトとして好き」という回答も約1割ありました。

男女別で見てみると、 男性1位はオオサカ・ディビジョン「どついたれ本舗」のリーダーでお笑い芸人の「白膠木簓(ぬるで・ささら)」がランクインし、10代で人気の傾向があり、女性では6位にランクインしました。

男性2位はシンジュク・ディビジョン「麻天狼(まてんろう)」のホストの「伊弉冉 一二三(いざなみ・ひふみ)」で、女性では10位となりました。

男性3位はイケブクロ・ディビジョン「Buster Bros!!!(バスターブロス!!!)」の萬屋ヤマダの経営者である「山田 一郎(やまだ・いちろう)」で、女性では9位でした。

一方、女性1位はシンジュク・ディビジョン「麻天狼(まてんろう)」の医療系の会社員の「観音坂 独歩(かんのんざか・どっぽ)」という結果となりました。女性の10、20代に人気がある一方で、男性では15位に留まっています。

女性2位はヨコハマ・ディビジョン「MAD TRIGGER CREW(マッドトリガークルー)」のヤクザの「碧棺左馬刻(あおひつぎ・さまとき)」で、特に女性20代で人気があり、男性では9位にランクインしました。

女性3位はシブヤ・ディビジョン「Fling Posse(フリングポッセ)」のファッションデザイナーの「飴村乱数(あめむら・らむだ)」がランクインし、男性では16位でした。

男女別での「ヒプノシスマイク」が好きな理由については、好きな理由の第1位は「楽曲がよい」で男性では約5割、女性では約8割と女性のほうが顕著に楽曲推しとわかる結果になりました。

男性2位はメンバーそれぞれの個性、3位には独自の世界観がランクインしています。

女性2位、3位はほぼ同じで、独自の世界観や歌のうまさが約6割強という結果になりました。

第2弾では女性アイドルグループの結果を発表予定です。

【「LINEリサーチ」について】

「LINEリサーチ」は、企業における事業開発・マーケティング活動の最大化を目的にした、スマートフォン時代のリサーチプラットフォームです。

約529万人のアクティブモニターのうち10~29歳が52%を占め*、学生や若年向けの出現率の低い調査も実施可能です。

また、従来型の調査パネルと異なり、リサーチ興味度の薄い層にもコンタクトが可能なため、より一般的な意見を収集できます。

LINEのプッシュ通知で配信するため、ユーザーがリアルタイムで回答しやすいだけでなく、スマートフォン上で回答しやすい画面設計を行っていることで、効果的に調査を実施することが可能です。

* 2020年7月時点

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