LINEノベル:“スマホ読書”に適した作品を募集する「第1回ショートストーリーコンテスト」大賞作品を決定!

LINE株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:出澤 剛)は、当社が提供する小説プラットフォーム「LINEノベル」が昨年12月24日から募集受付を開始した、”スマホ読書“に適した、約2~3分で読める2万文字以内のショートストーリーを募集する『第1回ショートストーリーコンテスト』の大賞作品が決定しました。

『第1回ショートストーリーコンテスト』結果発表

「LINEノベル」は、文芸(ドラマ、恋愛、ノンフィクション、サスペンス・ミステリーなど)やライトノベル(ファンタジー、バトル・アクション、SFなど)といった出版社が提供する様々なジャンルの人気作品やユーザーが投稿した作品を読むことができる小説アプリです。

スマートフォンでの快適な読書を実現するため、気軽に読書ができるよう1冊の作品を複数の話数で区切り、1話を約2000~3000文字を目安に収めることで、スキマ時間に無理なく読書をお楽しみ頂く事ができます。また、読むだけでなく、LINEノベル公式サイト( https://novel.line.me/ )から自身の作品を投稿することも可能となっており、ライフスタイルに合わせた新しい執筆体験も提供されています。

昨年の12月24日より募集受付を開始した『第1回ショートストーリーコンテスト』は、「LINEノベル」ならではの“スマホ読書”に適した次世代コンテンツの発掘を目的とした小説コンテスト、大賞作品には、10万円が贈呈されます。

第1回目は、“「恋愛」×「秘密」にまつわる物語”をテーマに、約2〜3分で読める、2万文字以内のショートストーリー作品を募集、応募総数512作品の中から、厳選なる審査を経て、文芸部門・ライトノベル部門でそれぞれ、大賞作品が決定しました。

■第1回ショートストーリーコンテスト 大賞作品

・文芸部門:タイトル:『ブルーブラックのきせき』/ 著者:あかつき草子

「ブルーブラックのきせき」著者:あかつき草子

大学生の裕希は、リサイクルショップで、ある万年筆を買いたくなる。

すると、すんでのところで、知り合いの男に買われてしまう。

誰に渡すつもりなのか、気になっていっしょに行くことにする。

万年筆がかく、軌跡……そして奇跡。万年筆だけが知る、繊細な心模様を描いた、ヒューマンストーリー。

・審査員からのコメント

ある日、リサイクルショップで見つけた「万年筆」をめぐる人々の過去・現在・未来…。

独自の世界観をしっかりと担保した、しなやかで素敵な物語でした。

一見、静かで地味な作品かと思いきや、読み進めるごとに、何気ない日常の中で交錯する「人の想い」「密やかな恋心」に触れ、知らず知らずのうちに等身大の熱い共感に包まれています。

たおやかな筆致、卓越した表現力も、物語に膨らみを持たせています。

ラストのまとめの弱さ、物足りなさは、正直なところ課題として残りますが、人が誰かを想うときの切なさや幸福感がしみじみと伝わってくる、愛おしくもヒューマンな作品。

スマホでたった数分で読み切れる短編であるにもかかわらず、読後は1本の映画を見たような感慨深さがあり、長編をも凌駕する世界観の醸成が感じられました。

この作家の今後に、期待とともに注視していきたいです。

・ライトノベル部門:タイトル:『御手洗さんには逆らえない』 / 著者:鍋さん

「御手洗さんには逆らえない」 著者:鍋さん

高校に入学したばかりの春埼慎二は、自らの過ちによって生み出したとある秘密を、クラスメイトの御手洗響子に握られてしまう。

秘密をバラされたくない慎二は、響子の命令に逆らうことの出来ない学園生活を送るはめになるのだが……?

ドS美少女と主人公が織りなす、ラブコメディ。

・審査員からのコメント

ドS美少女と、冴えない男子主人公が織り成す、学園ラブコメディ。

本作の素晴らしさは、なんといってもダントツの没入感です。

冒頭から小気味よいテンポで、その小説世界へグイグイと引き込まれました。

いかにも、何か良からぬ事件が起こりそうな幕開けは、戦慄の状況描写と、主人公の差し迫った心情吐露が絡み合い、読者は瞬時にこの作品世界の住人となってしまいます。

独特のハイテンションが生み出すその吸引力、すなわち没入感は、今回のコンテスト随一、見事な異彩を放っていました。

登場人物のキャラ立ち、コミカルなやり取り……すべてがまるでコミックを読むときのように、何の迷いもなく脳内にシーン(絵)として浮かび、怒涛の高揚感を与えてくれました。

やや既視感のある設定が気になるところではありますが、ショートストーリーながら、物語としての強烈な存在感、醍醐味満載の「スマホ・エンタテインメント」だと思います!

今回大賞を受賞した『ブルーブラックのきせき」や『御手洗さんには逆らえない』を含む、『第1回ショートストーリーコンテスト』の応募作品は、全て「LINEノベル」アプリに公開されています。

また、『第2回ショートストーリーコンテスト』の開催も予定しており、次回の応募テーマは「どんでん返し」となっています(詳細は、3月上旬に発表)。

今後も、「LINEノベル」では、次世代のエンターテインメント作品を発掘すべく、さまざまなコンテストが開催される予定です。

■LINEノベル『第1回 ショートストーリーコンテスト』概要

応募期間  :2019年12月24日(火)~2020年1月23日(木)

URL    :https://novel.line.me/contests/3

応募資格  :「LINEノベル」アカウントを所有していれば、どなたでも応募可能

テーマ   :「恋愛」×「秘密」にまつわる物語

贈呈品   :賞金10万円

■「LINEノベル」アプリ について

「中村航」「鎌池和馬」など多数の人気小説家による「LINEノベル」だけの書き下ろし作品も掲載すると共に、宮部みゆきの「小暮写眞館」(新潮文庫nex)や川原礫の「ソードアート・オンライン」(電撃文庫)など、参画する出版社から提供される既存の人気作品や一般ユーザーによる投稿作品も読むことができる、出版社の枠組みを超えた新しい小説アプリです。

さらに、『LINE文庫』『LINE文庫エッジ』といった独自レーベルも展開しており、新たな才能の共有・発掘を行う「あたらしい出版のカタチ」にも取り組んでおり、書き手が活躍できる場も提供しています。

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