先週のニュースまとめ :5Gミリ波対応ルーター「Pocket WiFi 5G A004ZT」登場!「dデリバリー」終了へ【2021年1月30日 ~ 2021年2月5日】

ソフトバンクから5Gのミリ波に対応したモバイルWi-Fiルーター「Pocket WiFi 5G A004ZT」が3月下旬に登場します。また、シャープ製のスマートフォン「AQUOS sense5G」がNTTドコモ(以下、ドコモ)、au、ソフトバンクから発売となっています。米Googleが「Google Fit」に新機能としてスマホのカメラで心拍数や呼吸数を計測できる機能を導入します。サービス面では、ドコモのフードデリバリーサービス「dデリバリー」が終了することが明らかにされています。

新製品

(1) Pocket WiFi 5G A004ZT

ソフトバンクから5Gのミリ波にまで対応したモバイルWi-Fiルーター「Pocket WiFi 5G A004ZT」が3月下旬以降を目途に発売となります。

まず、スマートフォンも含めてミリ波に対応する製品はソフトバンクではPocket WiFi 5G A004ZTが初となり、下りの最大速度は理論的には3.0Gbpsとなります。加えて、Pocket WiFi 5G A004ZTはWi-Fi 6にも対応しているので、クライアント機器とルーター間の通信も高速でできるほか、USBポートとEthernetポートが本体そのものに搭載されているので、クレードル無しで、有線でPCなどと接続できる点も特徴です。

(2) AQUOS sense5G

シャープの「AQUOS sense」シリーズから「AQUOS sense5G」が新たに登場です。通信キャリアではドコモ、au、ソフトバンクが取り扱い、それぞれカラーバリエーション、発売日、価格が異なります。

カラーバリエーションについては、3キャリア共通のカラーはライトカッパー、オリーブシルバー、ニュアンスブラックの3色で、auとソフトバンクはその3色だけです。しかし、ドコモではライラック、コーラルレッド、スカイブルー、イエローゴールドと、追加の4色がラインナップされています。明るめのカラーが新たに用意されていて、正直な話、そちらのカラーの方が人気が出るように見えるほどです。

ただし、一部のカラーはドコモオンラインショップ限定販売なので注意してください。

AQUOS sense5G自体は、Snapdragon 690 5Gを搭載し、OSも最新のAndroid 11というスマホです。メモリは4GBとやや物足りないですが、CPU性能が結構高いので、おそらく大抵の用途ではほとんど問題にならないでしょう。手頃なエントリー/ミドルエンドの5Gスマホを探している場合に有力な選択肢となるはずです。

アプリ

(1) Google Fitで心拍数と呼吸数の計測が可能に

米Googleが「Google Fit」に新しい機能としてスマートフォンの背面カメラ、前面カメラを使って手軽に心拍数と呼吸数を計測できる機能を3月より順次導入することを明らかにしました。まずは「Pixel」シリーズからの導入ですが、その後、Pixel以外のAndroidスマートフォンにも展開される予定となっています。具体的にどの機種で利用できるようになるのか、その辺りは分かりませんが、早期に大きく拡大することが期待されます。

心拍数はスマートフォンの背面カメラに指をあてることで計測します。微妙な色の変化から心拍数を計測するのだといいます。

一方の呼吸数は、上半身が前面カメラに映るように、スマホを適当な場所に立て掛けて計測します。やはり微妙な動きから呼吸数をカウントしていくようです。

通信サービス

(1) ワイモバイル、新料金プランの内容を改善

昨年12月に一度発表されたワイモバイルの新料金プラン「シンプルS」「シンプルM」「シンプルL」ですが、内容の改定が行われました。

まず、シンプルMとシンプルLで月間データ量が増量されました。Mは10GBから15GBに、Lは20GBから25GBです。

さらに、「おうち割光セット(A)」や「家族割引サービス」における割引額が増額されました。当初は500円でしたが、1,080円になります。ただし、どちらか一方しか適用できない、という点はそのままです。とはいえ、割引を適用できる方は純粋に580円分さらに安くなるわけで、大きな改善です。

サービス

(1) 「dデリバリー」のサービス終了へ
ドコモはフードデリバリーサービス「dデリバリー」の終了予定を明らかにしました。5月1日2時に注文受付が終了となり、6月30日午後1時にサービス提供自体が終了となります。

注文受付が5月1日2時で最後なので、基本的にはその時点でサービスも実質的には終了と捉えていいでしょう。とはいえ、元々dデリバリーは「出前館」との協業で提供されているサービスだったので、既存ユーザーは出前館へ移れば、特に大きな支障はないと思います。

あとがき

ワイモバイルの新料金プランの内容が改定されました。提供開始日は2月18日です。結局、楽天モバイル、UQモバイルら、競合他社が値下げをしたり、魅力ある内容にすることで、他も対抗していかなければなりませんから、ワイモバイルもそうしたという形です。ワイモバイルには「Android One」シリーズなど、端末ラインナップにも特徴がありますし、通信品質も悪くありませんから、結構良い形に落ち着いた気がします。

今週もGAPSIS編集部がオクトバさんに出張してお伝えしました! 次回もお楽しみに!!