ソニーが「Xperia 1 III」「Xperia 5 III」「Xperia 10 III」を発表し、内Xperia 1 IIIとXperia 10 IIIの日本市場投入も明らかにされました。Xperia 5 IIIは現時点では投入予定は未定のままです。また、OPPOから独立して快進撃を続ける新ブランド「realme」が日本市場にスマートウォッチなどを投入しました。KDDIが新料金プラン「povo」のトッピングをユーザーと共に開発するプログラムを発表しました。
新製品
(1) Xperia 1 III
ソニーがXperiaシリーズの新モデルを3機種発表し、うち2機種が日本市場に投入されることがまずは明らかになりました。残る1機種についてはまだ分かりませんが、SIMフリーモデルとして投入される可能性も十分に考えられますし、期待したいところです。
まずはXperia 1 IIIですが、ドコモ、au、ソフトバンクの3キャリアが取扱いを表明しました。
3キャリアから登場しますので値段は別としてキャリアに縛られず購入できるモデルということになります。3機種の中で最もハイスペックなのがXperia 1 IIIです。
6.5インチの4K 120Hz HDR有機ELディスプレイに可変式望遠レンズ搭載の高性能リアカメラ、そしてミリ波対応の5G対応。当然CPUもハイエンド向けのSnapdragon 888 5Gです。メモリ12GB、ストレージ256GBという点も際立ちます。メモリは意外と海外メーカーより少なめに積む例がソニーに限らず国内メーカーの機種ではありますので、Xperia 1 IIIのハイスペック振りは嬉しいですね。
さすがに近年の流れでワンセグ/フルセグは非搭載ですが、それ以外では何もかも豪勢なスマートフォンです。
(2) Xperia 5 III
Xperia 5 IIIは、Xperia 1 IIIのハイエンドさそのままに小型化した端末といった製品です。この特徴は過去の「Xperia 5」シリーズと同様の位置付けのままです。しかし、残念ながら現時点では日本市場投入が明かされていません。とはいえ、投入を期待したいところです。
Xperia 1 IIIよりも少し小さな6.1インチのディスプレイを搭載します。リアカメラにおける可変式の望遠レンズも搭載します。Xperia 1 IIIからのスペックダウン要素は少ないですが、メモリが8GB、ストレージが128GBと小量化されていますが、ストレージは地域によっては256GBモデルも用意されるようなので、仮に日本市場へ投入される場合、どの仕様になるのかは分かりません。
個人的には少しでも安価にしてほしいので、ストレージは128GBで良いように思いますが、どうでしょうか? 超ハイスペックを求める方はXperia 1 IIIを選ぶと思いますからね。一方で、手頃なサイズで少しでも手頃な値段で、ということでXperia 5 IIIを販売して欲しいものです。
CPUはSnapdragon 888 5Gです。
(3) Xperia 10 III
Xperia 10 IIIは、いわゆるミドルレンジ端末です。ドコモとauが取扱います。
ディスプレイは6.0インチです。ですが解像度はフルHD+ですし、HDR対応の有機ELです。正直な話、十分、相当に綺麗でしょう。リアカメラはトリプルレンズカメラで、さすがに可変式望遠レンズカメラは搭載されていませんが、そもそもXperiaのカメラは高性能なこともあり、Xperia 10 IIIのそれも十分魅力的です。F値1.8と非常に明るいレンズも採用していることで、暗所にも強いはずです。
CPUはSnapdragon 690 5Gで、メモリは6GB、スtpレージは128GBです。
(4) realme、日本参入
OPPOから飛び出した「realme」ブランドが日本参入です。まずはスマートウォッチ「realme watch s」とワイヤレスイヤホン「realme Buds Air Pro」と「realme Buds Q」の投入です。すでに4月15日に発売されています。
スマートウォッチrealme watch sは11,800円、realme Buds Air Proは13,800円、realme Buds Qは3,480円です。現状ではアマゾン、楽天など一部の通販サイトでの販売となっています。
業界ニュース
(1) KDDIが「povo Lab」で「Power User Program」実施
KDDIが新料金プラン「povo」の追加オプションサービス「トッピング」の開発をユーザーと共に行うプログラム「povo Lab Power User Program」を開始し、エントリーの受付を始めました。エントリーはまだ受付中なので関心がある方は応募してみましょう。
この手のプログラムは報酬が実費相当だったり、何かのプレゼント品程度だったりと、微妙なものが多い印象ですが、さすがKDDIというか、時間単位で5,000円、ひと月最大20時間まで、すなわち上限は10万円までですが、謝礼としての報酬が用意されています。そのため、タダ働きにもなりませんし、実際にトッピング開発に携われることは良い経験にもなりそうです。
ただし注意したいのは業務委託契約を結ぶことになるため、社会人の方はお勤め先の副業規定などを確認する必要があることです。二重就業などになって本職でトラブルが生じたとしてもKDDI、正確にはKDDI Digital Lifeとの業務委託契約になるのですが、同社は一切責任を負えないと明記しています。
・povo Lavo Power User Program
あとがき
ついにXperiaシリーズが発表になりました。発売はまだ先ですが、楽しみですね! 今や国内メーカーは数えるほどですから、Xperiaの大ヒットにも期待したいところです。
今週もGAPSIS編集部がオクトバさんに出張してお伝えしました! 次回もお楽しみに!!