ソニーが「Xperia PRO-I」を12月15日に発売します。また、XperiaでVR体験できるゴーグル「Xperia View」が11月19日に発売となっています。ソフトバンクからは法人向けの5Gスマートフォン「DIGNO BX2」が発売です。また、NTTドコモ(以下、ドコモ)が、ドコモ以外のユーザーも使えるホームアプリ「SNS launcher」をリリースしました。
新製品
(1) Xperia PRO-I
ソニーは1インチと大型のイメージセンサーを搭載する、高性能カメラ搭載スマートフォン「Xperia PRO-I」を12月15日に発売します。市場想定価格は198,000円です。
元々Xperiaシリーズのカメラは非常に優れていますが、Xperia PRO-Iはそれを極めたモデルで、最初から製品のユーザーターゲットも絞られています。とにかくカメラ、写真、動画に注力しているため、それらの性能/機能を求めるユーザーをターゲットとしています。
搭載するイメージセンサーは、ソニーのデジカメ「RX100 VII」に搭載しているセンサーと同等のものです。RX100 VIInセンサーをスマホ向けにカスタマイズしたものを搭載します。3眼構成のカメラで、焦点距離16mmの超広角レンズ、焦点距離24mm ZEISS Tessar ガラスモールド非球面レンズ、焦点距離50mmの標準レンズ、そして3D iToFセンサーも備えます。
さらに本格的な撮影用途に使えるように様々なアクセサリーも準備されています。特に注目は「Vlog Monitor」です。3.5インチのディスプレイを備えるVlog Monitorを使うことで、Xperia PRO-Iのメインカメラを自撮りに使うことができます。
また、スマホとしての基本スペックももちろんハイエンド仕様です。
(2) Xperia View
ソニーは対応するXperiaシリーズのスマートフォンを嵌め込むタイプのVRゴーグル「Xperia View」を発売しました。独自開発の対角120度の高視野角レンズを搭載しているため、スマホ装着型VRゴーグルとしては相当高いクオリティでVRコンテンツを楽しむことができます。
対応するスマホは今のところ「Xperia 1 III」と「Xperia 1 II」の2機種ですが、将来的に登場するハイエンドモデルも対応することが期待できると思います。
実機はソニー直営店で展示されているので、確認したい場合にはソニー直営店に足を運んでみましょう。
(3) ソフトバンク、DIGNO BX2
ソフトバンクは京セラ製の法人向けスマートフォン「DIGNO BX2」を11月下旬以降に発売します。もう11月末日ですので、発売日は12月になるのかもしれません。
今回登場するDIGNO BX2は、ソフトバンクの法人向けスマホとしては初の5G対応製品となります。
京セラのスマホは基本的にタフな設計になっていますが、DIGNO BX2も同様にタフです。しかも法人向け製品なので尚更です。防水防塵、耐衝撃性、そしてMIL-STD-810H準拠の試験を20項目クリアしています。しかもディスプレイには2段強化ガラスが搭載されています。解像度は2,400 x 1,080ドットです。
アルコール除菌などにも勿論対応します。
ただし、CPUはSnapdragon 480、メモリは4GB、ストレージは64GBと、エントリークラスの基本スペックなので、グラフィック処理に高い負荷が掛かるようなアプリの場合は厳しい可能性もありそうですが、大抵の業務用アプリではその手のものは少ないと思いますので恐らく問題ないでしょう。
新アプリ
(1) SNS launcher
近年では珍しい気がしますが、通信キャリアからホームアプリが登場です。近年どころか昔でも事例がないかもしれませんね。プリインストールされるホームアプリを別とすると、一般向けにGoogle Playで配信されるというのは事例を思い出せません。話を本題に戻すと、ドコモからホームアプリ「SNS launcher」が登場です。無料で誰でも利用できます。
基本的にはシンプルなホームアプリですが、最大の特徴はSNSとの連携です。
フリックで任意のSNSを起動できるようになっていて、SNSの通知をホーム画面に表示してくれるので、新しい投稿やメッセージを見逃しにくい、というのが特徴です。さらに、ホーム画面に表示されるウィンドウでの確認ならば、「既読」したことにならないので、SNS上では「既読」扱いになりません。「既読」をつけたくない時は誰にだってあると思いますので、その点では結構便利かもしれません。
アプリはこちらのページからダウンロードできます。
あとがき
Xperia PRO-Iは高いけど、凄いですね。もはや高機能カメラ搭載ハイエンドスマホというよりも、スマホ機能を搭載したハイエンドコンデジと言った方がいいのかもしれませんね。ただ、その場合、20万円となると、普通にソニーの様々なデジカメを買えてしまいますし、他社のカメラも同様です。とはいえ、スマホと別に持たなくてもいいという利点もありますよね。いずれにしても注目の製品です。
今週もGAPSIS編集部がオクトバさんに出張してお伝えしました! 次回もお楽しみに!!