NTTドコモ(以下、ドコモ)が「ドローン中継局」の全国での運用を開始しています。ドローン中継局は災害時などにドローンを活用して上空から携帯電話エリアを構築できる基地局です。また、ドコモは5Gを遠隔医療に活かす取り組みを行っています。エクモカーと病院間で高精細なリアルタイムでの映像伝送を5Gを使って行うことができるシステムが千葉大学医学部付属病院に提供開始となっています。全国のダイソーで「楽天ペイ」が導入されています。
ドコモ
(1) ドローン中継局
ドコモがドローン中継局の運用を全国で開始しています。
ドローン中継局は、小型のドローンに小型の中継局機器を搭載し、地上にあるドコモの基地局の電波を中継できるものです。移動基地局車との最大の違いは地上を移動するか空を移動するかという点で、もちろん車両と比べてどこにでも手軽に移動できるので、従来であれば難しいような状況下でも携帯電話サービスエリアの構築がしやすくなります。
ドローン中継局一つでカバーできるエリアは半径500m。連続最大24時間使用できる点も魅力でしょう。
(2) エクモカーへ5Gを活用
ドコモが5Gを活かした高度な遠隔医療の実現を目指して、エクモカーと病院間をつなぐ高精細リアルタイム映像伝送、双方向音声伝送システムを千葉大学医学部付属病院に提供開始し、千葉大学病院において実際に運用が始まっています。
エクモカーに本システムが導入されていることで、5Gネットワークを介して搬送中の患者の映像、バイタルデータなど最大4つの映像を病院へ同時に送信することができるので、病院側から的確な指示をエクモカーに送り、早期に適切な処置を行うことが可能になるとされています。
決済サービス
(1) ダイソーで楽天ペイ
全国のダイソーなど大創産業が展開する2730店舗で3月より「楽天ペイ」が導入されています。
具体的にはダイソー、Standard Products by DAISO、スリーピー、クゥクゥ、プラスハートで楽天ペイを使えるようになっています。
業界ニュース
(1) マイクロソフトとアイデミアが提携
米MicrosoftとIDEMIA(アイデミア)が提携し、次世代のeSIM通信サービスの実現/提供に向けて取り組みを行っています。すでにこの取り組みによる展開は今年中に米国、フランスを皮切りに始まる予定で、具体的には様々なコンシューマー向けの製品やIoTなどに向けて次世代のeSIM、通信サービスが提供されるようです。
あとがき
ニュースまとめが大変遅くなりまして申し訳ございません。遅れてもそれほど問題がなさそうな話題をピックアップしましたが、順次記事を用意していきますので、宜しくお願いします!
今週もGAPSIS編集部がオクトバさんに出張してお伝えしました! 次回もお楽しみに!!