Mastodon(マストドン)を始めよう : 今話題のSNS!TwitterのようでいてTwitterではない!次世代SNSを始めてみよう!

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現在話題沸騰中の「Mastodon」。読み方は「マストドン」です。どこかで名前を見かけた方も多いのでは?
でも、マストドンって何?何ができるの?どうやって始めるの?
そんなあなたのために、Mastodonについて詳しく解説します。これを読めば、あなたもすぐにMastodonが始められますよ。
 

Mastodonって何?

まず、「Mastodon」ってどんなサービスなの?ということですが、種類としてはSNSです。
一番近いのは、Twitterになります。自分のアカウントを作ったら、好きな内容を投稿できます。
 

Twitterとの最大の違いは、一度に投稿できる文字数。Twitterが1回140文字制限なのに対して、Mastodonは500文字までOK
実にTwitterの3倍以上の文字数が、1回で投稿できるわけです。
普段から、長文でのツイートが多くなってしまう人にはもってこいですね。何回にも分けてツイートしていたのが、Mastodonなら1回ですんでしまうかも。
ちなみに、Mastodonでは投稿することを「Toot(トゥート)」といいます。「ツイート」にあたる言葉が「トゥート」なわけです。
「リツイート」は「Boost(ブースト)」と言います「いいね」は「お気に入り」になります
「返信」は、Mastodonでも同じく「返信」です。
Twitterを普段から使っている人なら、Mastodonは一切違和感なく始められると思います。
 

インスタンスって何?

Mastodonを利用するにあたって、「インスタンス」について理解しておかなければなりません。
インスタンスとは、サーバーのことです。
いきなり「サーバー」と言われても「???」な人も多いと思います。Twitterをやる上で、サーバーなんて気にしたこともないと思うので。
でも、そんなに難しい話ではないので、ちょっと目を通してください。
 

Mastodonは、構築のためのソフトがオープンソースで公開されていて、誰でも独自のインスタンス(サーバー)を立てることができます。
ちょっとした知識さえあれば、Mastodonを運営するためのサーバーが、誰でも自由に立てられるということです。
企業はもちろんのこと、個人でも多くのインスタンスが運営されていて、4/18の記事執筆時点で、インスタンスは世界中で1000近くあります。ちなみにユーザーは35万人ほど。

Mastodon instances

こちらのサイトでは、各インスタンスについての様々な情報を閲覧することができます。
このインスタンス1つずつが、1つのMastodonグループ、のような扱いとなり、そのグループは独立した1つのMastodonとして存在することになります。
 

例えば、

mstdn.jp

こちらのインスタンスは、国内ユーザー数がかなり多いインスタンスで、国内では1、2を争う有名インスタンスです。
このインスタンスからアカウントを作れば、mstdn.jpのMastodonに所属、ということになります。
でも、インスタンスが異なれば別のMastodonという扱いになるので、インスタンスごとにアカウントを取ることができます
mstdn.jpインスタンスで作ったアカウントと同じアカウント名で、別のインスタンスでもアカウントを作る、というようなことができます。
 

インスタンスが異なると?

こう書くと、サーバーが別になるということは、完全に独立した団体同士で、一切の交流は持てない、というイメージを抱きますが、決してそうではありません。
インスタンス同士は繋がっているので、他のインスタンスにアカウントを持つ人とも繋がりが持てます
他インスタンスのトゥートも見ることができますし、他インスタンスのユーザーの検索やフォローもできます。
同じインスタンス内であれば「フォロー」、他のインスタンスのアカウントについては「リモートフォロー」という名前でのフォローになります
この「フォロー」「リモートフォロー」については、別項目でまた解説します。
なので、どのインスタンスでアカウントを作成しても、他インスタンスとの繋がりについてはあまり問題はありません。
なお、サーバーを分散させる理由についてですが、Mastodonを作ったドイツに住むEugen Rochkoさんによると、
「コミュニケーションが単一の企業に独占されるリスクを避けられる」
ためだそう。
さらに、サーバーが分散していると、巨大なサーバーを用意する必要もないですしね。
MastodonはTwitterに似ていると紹介しましたが、Twitterの弱い部分を補強したSNSということのようです。
 

アカウントを作ってみよう

では、早速Mastodonのアカウントを作ってみましょう。
まずは好きなインスタンスを選びます。例えば先程のインスタンス

mstdn.jp

こちらをクリックすると、上の画像のようなログイン画面が出て来るので、

ユーザー名
メールアドレス
パスワード

を入力して、「参加する」をクリック。
 

登録したメールアドレスにメールが届くので、「メールアドレスの確認」をクリック。
そうするとログイン画面に移動するので、先程登録したメールアドレスとパスワードを入力してログイン完了です。
メールアドレスさえあれば、アカウントは簡単に作れます。
 

インスタンスの選び方と注意点

インスタンスがたくさんあるので、どのインスタンスを選んでいいのか分かりませんね。
mstdn.jpも国内では主流のインスタンスで、4月18日現在、日本でのユーザー数が2番目に多いインスタンスになっています。
22歳の方が個人で運営しているインスタンスだそうです。
その他には、国内だと

pawoo.net

もオススメです。こちらは、イラスト コミュニケーションサービス[pixiv(ピクシブ)]が運営するインスタンスになっています。
4月18日現在で、日本でのユーザー数が1番多いインスタンスです。ついこの間まで、ユーザー数が1万人程度でしたが、すごい伸び率ですね。
 

Mastodon instancesから、好きなインスタンスを選んでみるのも1つの方法です。
ただ、海外のインスタンスを選択すると、インスタンス内での会話は英語のみ、などになります。
インスタンス内での他ユーザーの投稿を一覧で見る機能があるのですが、この時に出て来る言語が英語だけ、ということになります。
外国語が堪能な方や、勉強をしたいという方には向いているかもしれませんね。
でも、日本語以外はちょっと…という場合には、国内のインスタンスを選んだ方がいいでしょう。
また、個人でインスタンスを運営している場合などは、様々な理由から運営者がある日突然運営をやめてしまう可能性もでてきます。
そのインスタンスでアカウントを作っていた場合、いきなりアカウントごと消えてしまうことになります。
そういった面においては、企業が運営するインスタンスの方が、突然の閉鎖というリスクは低くなるかもしれません。
また、Twitterはビジネス用とプライベート用などに分けて、複数のアカウントを取得している人がいると思います。
Mastodonの場合は、ビジネス用インスタンス、プライベート用インスタンス、とインスタンスを使い分けるのもいいと思います。
仲間内でインスタンスを運営できれば、同じ趣味を持った人が集まるインスタンスが出来上がります。
 

ここで1つ、重要な注意点があります。
先程書いたように、誰でもインスタンスを立てられるようになっているので、中には悪意のあるインスタンス設立者もいるかもしれない、ということです。
メールアドレスやパスワードを抜かれて悪用される、などの危険性も考えられます。
もちろん、先程紹介したインスタンスは大丈夫でしょうが、よく分からないインスタンスでアカウントを作る際には、

◎ メインで使用しているメールアドレスは使わない
◎ パスワードはMastodon専用のものを作って、他のものを流用しない

この2点を守ってください。
 

Mastodonを使ってみよう

Mastodonは見ての通り、「Tweetdeck」に似たUIになっています。1番左のカラムに投稿枠があるので、文章を書いて「トゥート!」で投稿できます。
 

簡単に用語を説明します。

ホーム : 自分のトゥート+フォローしたユーザーのトゥートが表示される
通知 : 新しいフォロワーが増える、お気に入り、返信、ブーストがされた時に通知がくる
ローカルタイムライン : 同じインスタンスに所属する全ユーザーのトゥートが表示される
連合タイムライン : ローカルタイムライン+他のインスタンスのユーザーのトゥートが表示される

 

なお連合タイムラインで流れる、他インスタンスのユーザートゥートについては、以下のような仕組みになっています。
例えば、自分のインスタンス内のユーザーAが、他インスタンスのユーザーBをリモートフォローしたとします。
さらに、自分のインスタンス内のユーザーCが、他インスタンスのユーザーDをリモートフォローしたとします。
そうすると、連合タイムラインには、

同じインスタンスに所属する全ユーザーのトゥート+Bのトゥート+Dのトゥート

が流れることになります。BとDのトゥートには、2人がブーストしたトゥートも含まれます。
つまり連合タイムラインは、インスタンス内の全ユーザーのトゥートに加えて、インスタンス内の全ユーザーがリモートフォローしたユーザーのトゥートが流れます。
連合タイムラインは、インスタンス内の全ユーザーのホームを合わせて表示したもの、ということになります。
 
 

ところで「Mastodon」ですが、実は動物の名前です。
Wikipediaによると「ゾウ目マムート科マムート属に属する、大型の哺乳類の総称。ゾウやマンモスに似ている。約4000万年前から11000年前まで生存していた。」とのこと。
ログイン画面などで出て来るマンモスの理由はこれです。
「Toot」にも「鳴き声」や「吠える」といった意味があるそうです。
そんなMastodon、メールアドレスだけで始められるので、まずはアカウントを作ってみましょう。
始めたらけっこうハマっちゃいますよ。






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