【特集】3社とも同じ?通話定額・データシェア・データギフト 気になる大手3社新料金プランを比較!

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ドコモ「カケホーダイ&パケあえる」、ソフトバンク「スマ放題」、au「カケホ&デジラ」と、大手3社の新料金プランが出揃いました。
音声通話定額は3社とも共通していますが、データ通信プランや割引特典については各社それぞれ特徴のあるものとなりました。
いったいどんなものなのでしょうか。3社の新料金プランを比較してみたいと思います。

音声通話定額は3社同じ

音声通話定額に関しては、3社とも同じ値段です。

ドコモ ソフトバンク  au 
スマートフォン 2年契約あり 2,700円
2年契約なし 4,200円
携帯電話
(フィーチャーフォン)
2年契約あり 2,200円
2年契約なし 3,700円

他社宛を含む携帯電話・固定電話宛の国内音声通話が定額となるので、通話が多いユーザーにとっては魅力的なプランだと思います。

3社で差が出るデータ定額料

続いて、スマートフォンのデータ定額料を比べてみたいと思います。

なお、こちらの比較表は、長期利用特典やauスマートバリューによる料金割引、キャンペーンやU25のパケット増量については考慮していません。
また、データ定額料のほかにISP料金(spモードやLTE NTEなど)が必要です。

ドコモ ソフトバンク au
2GBプラン 3,500円
3GBプラン 4,200円
5GBプラン 5,000円
8GBプラン 6,800円
10GBプラン 9,500円 8,000円※ 8,000円
13GBプラン 9,800円
15GBプラン 12,500円
20GBプラン 16,000円
30GBプラン 22,500円

ドコモとソフトバンクは2GBから30GBまで幅広いプランを用意しています。auは2GBから13GBまでとなっていますが、3GBや8GBなど2社にはないプランを設定して差別化しています。
これは、家族など複数回線でデータ量を共有することのできるドコモやソフトバンクと、個人での利用を前提にしたauとの違いが表れたものです。
 
ドコモとソフトバンクは同じ料金設定ですが、auの発表を受けてソフトバンクは10GBプランを期間未定でずっと割り引くキャンペーン(自動適用)を発表しています。
ソフトバンク、データ定額料を1,500円割り引く「10GBがおトクキャンペーン」発表 auの10GBプランと同額に | オクトバ

データ通信量を超過した場合

加入しているプランのデータ通信量を超過してしまった場合はどうなるのでしょうか。
各社とも基本的に128kbpsまで通信速度が制限されますが、オプションとして追加で購入することで通信速度の制限を解除できます。
 
【ドコモ】
利用可能データ量を超過した場合、通信速度が送受信時最大128kbpsになる「リミットモード」になります。
超過後でも通常速度で利用できるオプションサービス「スピードモード」も利用可能です。超過後に追加で利用できるデータ量は1GB・2GB・3GB…10GBもしくは無制限で設定できます。

両モードとも、都度1GBずつ追加できる「1GB追加オプション」(1,000円)の申し込みも可能です。
 
【ソフトバンク】
ドコモ同様、超過後は速度が128kbpsまで低下する「制限モード」になります。制限モードでは、1GBあたり1,000円支払うことで通常速度で通信できるようになります。
超過後、自動的に追加データ量を購入する「快適モード」を選ぶことも可能です。
 
今年4月に発表された「スマ放題」の前進の料金プランでは、データ量超過後は通信した分だけ従量課金される“青天井モード”で、それを回避するためにはオプションサービス「あんしん料金オプション」(月額300円)に加入する必要がありました。
 
しかし、「スマ放題」では“青天井モード”になることはなく、「あんしん料金オプション」も廃止されました。データ量超過後は、従来通り「制限モード」が初期設定となります。
 
【au】

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利用可能データ量を超過した場合、当月末まで通信速度が送受信時最大128kbpsになります。「データチャージ」にてデータ容量を購入することで、購入容量分は通信速度で制限なく利用できます。
データチャージは0.5GBあたり500円、1GBあたり1,000円で購入でき、62日間有効です。

長期利用者向け特典

長期契約者向けの特典は各社バラバラとなりました。
 
【ドコモ:ずっとドコモ割】
契約期間に応じて、パケットパック定額料がら料金が割引されます。
2ndステージ(5年以上)で最大800円、3rdステージ(8年以上)で最大1,000円、プレミアステージ(10年以上)で最大1,500円、グランプレミアステージ(15年以上)で最大2,000円割り引かれます。
 
【ソフトバンク:長期継続ボーナス】
契約期間に応じて、毎月の利用料金で貯まるTポイントの付与率がアップします。
請求額1,000円につき、契約2年目までは5ポイント(通常付与)、3〜10年目は10ポイント(2倍)、11年目以降は25ポイント(5倍)付与されます。
 
【au:長期優待データギフト】
auの契約6年目以降のユーザーは、3ヵ月に1度データ容量を増量します。
契約6〜8年目は最大1GB、9〜10年目は最大1.5GB、11年目以降は最大2GB増量されます。

U25向け特典

ドコモとソフトバンクの場合、25歳以下のユーザーは通話定額プランから毎月500円割引、データ通信量にボーナスパケットとして1GB追加されます。

ここまでは各社共通の項目についてお伝えしました。続いては3社それぞれの施策についてまとめてみたいと思います。

データシェアできるドコモ

代表回線で契約したパケットパックのデータ量を、家族内で分け合えることができます。これが「パケあえる」です。

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例えば父親を代表回線として20GBプランを契約すると、他の家族がパケットプランを契約しなくても、家族全体で20GBのパケットをシェア(共有)することができます。このとき、母親や子どもなどの子回線には1台つき月々500円の「シェアオプション」が必要です。
 
家族ではなく、1人で複数回線を所持する場合でも同様です。シェアオプションをつけることで、複数回線でパケットをシェアすることができます。

余ったデータを繰り越せるソフトバンク

ソフトバンクの場合、ドコモと同じように家族でデータ量をシェアすることができます。こちらも子回線1台につき、データシェア月額使用料500円がかかります。
 
また、ドコモにはない特徴として、余ったデータ量を翌月に繰り越すことができます(5GB以上のプランの場合に限る)。当月のデータ量を使い切ってしまった場合、前月から繰り越したデータ量を使うことができます。
 
なお、余ったデータ量を繰り越せるのは翌月までで、翌々月まで繰り越すことはできません。
データ量は、以下の順番で使用されます。
(1)データ定額パックの基本データ量
(2)前月からの繰り越しデータ量
(3)キャンペーン特典のデータ量
(4)追加購入データ量

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このほか「家族おトク割」では、利用する回線数に応じて、各データ定額パックの月額料金が2年間割引になります。

なお、「家族データシェア」「データくりこし」「家族おトク割」は組み合わせによっては併用できないので注意が必要です。

家族間でデータギフト&スマバリュも適用されるau

auの場合、ドコモやソフトバンクと違い、家族でデータ量を共有することはありません。その代わり、余ったデータ量を他の家族にプレゼントすることができます。

例えば子どもが動画サービスを見すぎてしまった場合、余裕のある父親から、0.5GB単位で贈ることができます。

データギフトは追加料金無しでリアルタイムで反映されます。

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また、auひかりなどの固定回線サービスとの組み合わせで割り引かれる「auスマートバリュー」も適用されます。2GBプラン・3GBプランの場合は毎月934円永年割り引き、5GBプラン以上は最大2年間毎月1,410円(3年目以降は934円)割り引かれます。

これまでスマートバリューの対象回線はスマートフォンのみでしたが、新料金プラン提供に合わせauケータイ(フィーチャーフォン)にも適用されるようになりました。

新料金プランに変えるべきか?

3社の新料金プランを詳しく見てみましたが、いかがでしたでしょうか。
 
音声通話が多い方は新料金プランに変更するとオトクになりますが、「そんなに電話かけない」「着信がメイン」という方は、完全に値上げになってしまいます。現在のプランをそのまま使うこともできるので、プランを変更せずにそのまま使うのがベストです。
 
なお、ドコモのXi向けプランや、ソフトバンクの「ホワイトプラン」など従来の料金プランは2014年8月31日を持って新規受付を終了してしまうので注意が必要です。auは当面の間、従来の料金プランも受け付けるようです。

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データ定額に関しては、3社とも選べるプランが増えました。これまでのパケット定額プランは3GBや5GB、7GBだけでしたが、自分のライフスタイルに合わせて2GBから選ぶことができます。ただし、通話定額プランとの組み合わせでしか契約できないのがもどかしいところです。
 
なお、前記した通り、今回の比較ではキャンペーンについては考慮していません。各社でデータ量の増量キャンペーンなども行われていますので、そういったキャンペーンを考慮しつつ、シミュレーションサイトなどを利用し、自身にあったプランを見つけてもらいたいと思います。
 
大手3社で自分にあったプランが見つからない場合は、最近盛り上がっているMVNOという選択肢もあります。MNPに対応しているMVNOもあります。MVNOに関するニュースはオクトバでも取り上げていますので、ぜひ参考にしてみてください。

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新料金プラン「カケホーダイ&パケあえる」 | NTTドコモ
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執筆者
hiro
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