先週のニュースまとめ :au、UQ mobileで新プラン発表!GoogleがFitbit買収!【2021年1月9日 ~ 2021年1月15日】
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KDDIがauの新料金プラン「povo(ポヴォ)」、そしてデータ量上限のない「使い放題MAX 5G/4G」、そしてサブブランドの「UQ mobile」では「くりこしプラン S/M/L」を発表しました。NTTドコモ(以下、ドコモ)の対抗プランがauでも出揃ったことになります。また、米GoogleがFitbitを買収し、FitbitのデバイスやサービスがGoogle傘下となりました。米Qualcommが新世代の超音波指紋センサー「Qualcomm 3d Sonic Sensor Gen2」を発表しています。
通信サービス
(1) au、povo
KDDIがauの新プラン「povo」を発表しました。povoはドコモでいう「ahamo(アハモ)」に相当するプランで、基本的な柱となる内容は共通していますが、一部考え方の違いがあり、au独自の特色を打ち出しています。
月間データ通信量が20GBという点は同じです。
しかし、ドコモのahamoでは国内音声通話が1回5分以内のものに関しては何度でもかけ放題となっているところ、auのpovoでは違います。auでは1回5分以内かけ放題という内容はオプション扱いとすることで、povoの料金を月額2,480円に設定しました。「トッピング」戦略で、auはシンプルなベースを用意し、追加サービスが欲しい場合にはトッピングをオプションとして追加して欲しいとしています。
1回5分という制限のあるかけ放題オプションは月額500円なので、実は合わせるとドコモのahamoと同じ2,980円になります。また、5分という制限のないかけ放題トッピングもあり、そちらは1,500円です。
ちなみにahamoと同様、povoもオンライン申込専用プランなので、その点には注意が必要です。
(2) au、使い放題MAX 5G/4G
続いて「使い放題MAX 5G/4G」ですが、こちらはpovoのようなオンライン専用プランではなく、既存プランと同様、auショップ等の店頭申込やサポートがあります。そのため、特に何も考えずに加入できると思います。
各種割引適用前の料金は6,580円で、5Gでも4Gでも同じです。月々のデータ通信量の上限はありませんが、一部の用途ではあります。テザリング、データシェア、国際ローミングに関しては月間で30GBまでという上限があります。また、大量のデータ通信をした場合、混雑時間帯の通信速度が制限される場合があるとのことで、この点は若干気になるところです。
また、「家族割プラス」「auスマートバリュー」「au PAY カード お支払い割」の対象なので、条件が合う方は最大で月額4,480円まで下げられます。
(3) UQ mobile、くりこしプラン S/M/L
今回KDDIはサブブランドの「UQ mobile」の新プランも合わせて発表しました。「くりこしプラン」シリーズです。
データ量が3GBの「くりこしプランS」、15GBの「くりこしプランM」、25GBの「くりこしプランL」が用意され、それぞれ順に月額1,480円、2,480円、3,480円となっていて、余ったデータ量は翌月まで繰り越せます。
ちょうどauのプランを補完する形ですが、UQ mobileは元々格安SIM/スマホサービスとはいえ回線品質は良いので、今後はauユーザーがUQ mobibleに乗り換えるというパターンも増えてくるかもしれませんね。
業界ニュース
(1) GoogleがFitbit買収
ウェアラブル機器、アクティビティ記録を行うことができるスマートバンドなどの製品を手掛ける米Fitbitが米Googleの傘下に入りました。Googleによる同社の買収が完了しました。Fitbitはスマートバンドの草分け的存在の一社で、すでに100カ国以上で1億2000万台以上のデバイスを販売した実績を持っています。
今後、Fitbitは完全なGoogleファミリーとして活動していくことになり、「Google Fit」及びFitbitのデバイスは相乗効果で大きく飛躍する可能性がありそうです。今後のFitbitを楽しみにしたいですね。
(2) Qualcomm 3D Sonic Sensor Gen2
米Qualcommが超音波指紋認証センサー「Qualcomm 3D Sonic Sensor」の第二世代となる「Qualcomm 3D Sonic Sensor Gen2」を発表しました。第一世代と比べて処理が50%速くなったとのことで、今後はより便利になりそうです。また、センサーの物理的なサイズも変更されています。第一世代は4mm x 9mmの長方形でしたが、第二世代では8mm x 8mmの正方形で、面積は大幅に広くなっています。
センサーサイズが増え、処理が高速化されることで先ほども言いましたが便利になりそうです。特に新型コロナウイルスの脅威によって、マスクの着脱が日常的に行われる昨今、スマホの顔認証機能が役に立たないシーンが増えてきているので、今後は再び指紋認証が生体認証の主流に戻りそうなだけに期待の技術です。
あとがき
auが新料金プランを発表したことで、ドコモ、au、ソフトバンクといった3大キャリアの新料金プランが出揃いました。概ね横並びになりましたが、細かく見ると各社微妙に違います。すでにドコモのahamoに移動した方もいると思いますが、今後に関しては、大移動はないかもしれませんね。とはいえ、第4のキャリア、楽天モバイルも新プランを発表する予定としていますので、また一波乱あるかもしれません。
今週もGAPSIS編集部がオクトバさんに出張してお伝えしました! 次回もお楽しみに!!
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