【Androidニュースのまとめ】 2011年9月24日 − 2011年9月30日 後編

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前編に続き、後編ではソフトバンクの発表会とソフトウェアの更新情報についてお伝えする。




【ソフトバンク 2011年冬・2012年春の新商品発表会】

(1) 下り最大110Mbpsの次世代通信サービス「SoftBank 4G」を発表

グループ会社のWireless City Plannningが11月1日に開始するAXGP規格の次世代通信サービスを、ソフトバンクモバイルはMVNOとして「SoftBank 4G」のサービス名で提供する。SoftBank 4Gは下り最大110Mbpsの超高速通信が可能な点が大きな魅力。第一弾端末は来年2月以降にリリース予定のセイコーインスツル製モバイルWi-Fiルーター「101SI」になる。すなわち、SoftBank 4Gの利用開始時期も101SIの発売日となる。



なお、SoftBank 4Gの理論的下り最大速度は110Mbpsだが、101SIは、ULTRA SPEEDへの両対応を図ったこともあり、ハードウェア的に下り76Mbpsが限界となる。しかし、SoftBank 4Gは当面、利用できるエリアが限られるので、ULTRA SPEEDへの対応は必須だ。




(2) 下り最大21MbpsのULTRA SPEED対応スマートフォン「ULTRA PHONE」を発表

下り最大21Mbpsのデータ通信「ULTRA SPEED」に対応したスマートフォン「ULTRA PHONE」が発表された。シャープ製「AQUOS PHONE 102SH」「AQUOS PHONE 104SH」、パナソニック製「LUMIX Phone 101P」だ。また、「ULTRA PHONE」カテゴリとしての紹介はされなかったが、京セラ製「HONEY BEE 101K」もULTRA SPEEDに対応する。



102SHは、12月上旬以降に発売予定となるハイエンド向け端末。デュアルコアCPU、1280×720解像度の4.5インチ液晶を搭載するハイスペック端末だ。液晶は3D表示にも対応する。また、カメラは1210万画素のメインカメラと、30万画素のサブカメラを搭載。防水・防塵性能も備える。







104SHは、シャープが送る次期ハイエンド向けスマートフォン。Andriodの次期最新バージョン「Ice Cream Sandwich」を搭載し、とにかく高いパフォーマンスを目指して開発された端末。1.5GHzのデュアルコアCPU、4.5インチ、解像度1280×720の液晶ディスプレイを搭載し、防水・防塵性能も備える。ただし、104SHは海外メーカー製グローバルモデルと同様にワンセグ、おサイフケータイといった国内定番機能を備えない。来春発売予定。







101Pは、パナソニック製スマートフォンで、デジカメ機能に注力している点が特徴。外観もコンデジ・ライクで、有効画素数約1320万画素のカメラを備える。光学手ぶれ補正機能搭載で、LUMIXシリーズのデジカメ譲りの画像処理技術「Mobile Venus Engine」も備える。プロセッサはデュアルコア1GHz、ディスプレイは4インチのQHD液晶。ワンセグ、おサイフケータイなどにも対応し、11月中旬以降に発売予定。







101Kは、ウィルコムのPHSでお馴染みのブランド「HONEY BEE」のスマートフォンだ。女子中高生向けの外観デザイン、ソフトウェアを備える。徹底的なこの仕様は、ターゲットユーザーには気に入られる可能性が高く、魅力的な端末の一つだ。ポップで可愛いデザイン、ライブ壁紙やホーム画面テーマ、写真編集機能なども持つ。ただし、ワンセグ、おサイフケータイには非対応。防水、緊急地震速報、赤外線通信には対応している。12月以降に発売予定。




(3) シャープ製AQUOS PHONE THE HYBRID 101SHと103SH




シャープは102SH、104SHのほかにも101SHと103SHを用意している。101SHは、テンキー搭載スライド型スマートフォン。手に持ちやすい端末形状、押しやすいキー、手頃なサイズで高解像度の液晶の組み合わせで非常に魅力的な”スマケー”に仕上がっている。ワンセグ、おサイフケータイなどの国内定番機能もサポート。11月中旬以降に発売予定。






103SHはシャープ製4機種の中では最もオーソドックスなエントリークラス向けのスマートフォン。そつのないハードウェア構成となっており、比較的安価な価格での販売となる見込み。2012年1月以降に発売予定。4インチのQHD液晶、1.4GHz駆動のシングルコアCPUを搭載し、ワンセグ、おサイフケータイなどの国内定番機能、防水・防塵性能を持つ。




(4) MEDIAS CH 101N、DELL Streak Pro 101DL、STAR7 009Z

NECカシオ製「MEDIAS CH 101N」、DELL製「Streal Pro 101DL」、ZTE製「STAR7 009Z」も発表された。101N、101DLは2012年1月以降、009Zは11月下旬以降に発売予定。



101Nは主に女性ユーザーをターゲットとした端末で、デザイン、カラーラインナップ、ソフトウェア面などに特徴を持たせている。女性向けコンテンツとして「MEDIAS BEAUTY」がプリインストールされ、これを使って写真の編集、メイクテクニックのアドバイス、食事や運動、睡眠などの日常生活のサポートなどがある。防水・防塵性能、ワンセグ、おサイフケータイ、赤外線通信などにも対応している。また、ワイヤレス充電機能を持つ点も特徴。標準規格の「Qi」に対応した充電台に乗せるだけで充電することができる。






101DLは、4.3インチのQHD解像度を持つスーパー有機ELディスプレイを持ち、1.5GHzのデュアルコアCPUを搭載するハイスペックスマートフォン。背面デザインには質感の高さも感じられ、男性ユーザーにとって魅力的な端末の一つになりそうだ。ワンセグ、おサイフケータイなどの国内定番機能には非対応ながら、DELLのクラウドストレージサービス「SyncUP」などへの対応により、PCとのファイルのやり取りの利便性なども得られる。






009ZはZTE製のスタンダードクラスのスマートフォン。スペックは標準レベルだが、合計7色のカラーラインナップを揃え、宇宙をイメージしたホームテーマを採用するなどの特徴を備える。ホーム画面は宇宙空間上を宇宙服姿で浮遊する白戸家の「お父さん」仕様になっており、8種類のライブ壁紙、8種類のテーマから好みに合わせて計64パターンの組み合わせを楽しめる。




(5) ディズニー・モバイル「DM010SH」「DM011SH」

ディズニー・モバイルから「DM009SH」に続き、第2弾、第3弾のスマートフォンがリリースされる。ストレート型のオーソドックスな端末「DM010SH」と、テンキー搭載スライド型の「DM011SH」だ。前者は10月中旬以降、後者は12月上旬以降に発売予定。

 

DM010SHは、Android 2.3を搭載し、ワンセグ、おサイフケータイ、赤外線通信、デコメールなどに対応したオーソドックススタイルのスマートフォン。1GHz駆動のCPU、立体視対応の4インチQHD液晶、800万画素のカメラを搭載する。
DM011SHは、テンキーを搭載したスライド型のスマートフォン。テンキーに慣れた方には待望のディズニー・モバイル端末になりそうだ。防水・防塵性能もあるので、キッチンなどでの扱いも安心してできる。CPUは1GHz、ディスプレイは3.4インチ液晶で、解像度は854×480。
左:DM010SH、右:DM011DH (C) Disney.



【ソフトウェア更新情報】

(1) KDDI向け端末

IS05、IS11SH、IS12SH、INFOBAR A01、G’zOne IS11CA、REGZA Phone IS04に最新のソフトウェア更新が提供されているので、ユーザーの方はKDDIの該当ページにて詳細を確認してほしい。機能改善・追加や、不具合修正などが主な内容。

(2) ソフトバンク向け003SH/005SH

003SHと005SHのユーザーに対して、後日提供予定のOSのバージョンアップ(2.2→2.3)を含むメジャーアップデートの事前準備にあたるソフトウェア更新の提供が始まっている。メジャーアップデートを導入する際に必要になるので、忘れずに更新しておきたい。端末の設定から「端末情報」→「ソフトウェア更新」と進み、指示に従っていけば更新できる。

【あとがき】
この週はKDDI、ソフトバンクモバイルの大手キャリア2社が立て続けに新商品発表会を開催したため、新商品の情報に溢れる一週間でした。魅力的な端末が多数公開されたので、秋冬、来春に向けて機種変更や新規購入の悩みのシーズンの始まりといえそうです。

また、今週4日からは千葉県の幕張メッセにてエレクトロニクス展「CEATEC」が開催されます。スマートフォン、ケータイ、タブレットのみならず様々な家電の最新製品や技術が一挙公開されるので、関心のある方は足を運んでみてはいかがでしょうか?

GAPSISのGaAppsがお伝えしました! 来週もお楽しみに!






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