『Touiteur (Twitter)』は、公私でTwitterの複数のアカウントを使い分けている方におすすめのTwitterクライアントアプリです。
複数アカウントに対応しているクライアントは『Seesmic』や『Twigee for Twitter』など他にもありますが、『Touiteur (Twitter)』は複数アカウントのタイムライン(以下TL)を1つの画面で同時に表示できる点が大きく異なります。
本アプリは無料でリリースされていますが、複数アカウントに関する機能を全て使いこなしたり、ウィジェットを利用する場合は有料ライセンスの『Touiteur Premium』(€1.99)を購入する必要があります。
今回のレビューは、この有料ライセンスを購入した上でのものとなりますのでご注意ください。
それではまずは、アカウントの登録を行ないましょう。初回起動時に1つ目のアカウントを登録します。
それ以外のアカウントの追加は、「設定」>「アカウントの管理」から行ないます。もちろん単独のアカウントでの使用もできます。
複数のアカウントを使い分けるには、TL上でどのアカウントがフォローしているつぶやきかを見分ける必要があります。そのために各アカウントごとに任意の色を指定して、TLを塗り分けることができるようになっています。
アカウント追加画面で、各アカウントの左側に塗られている色がそのアカウント固有の色となります。
色の指定は各アカウントをタップして行ないます。RGBの3色の強さを調節して色を作るため、非常に細かく指定することができます。
本アプリの特徴は、複数アカウントのTLを1つの画面で表示するところです。
TL上では各ツイートの左側に細い線で色分けされているのが見て取れます。この色が先ほどアカウントごとに指定した色となっています。
また、有料ライセンスを購入していれば、アカウント別にTLを表示させることもできます。メインアカウントとサブアカウントの使用頻度が異なる方にも使いやすいようになっています。
本アプリは、そのスタイリッシュなデザインと使いやすいUIにも定評があります。
ツイートをタップするとそのすぐ下に各種アイコンが表示されます。ここから返信やRTができたり、リンクへ飛ぶことができます。返信先のユーザーを指定できたりと細かく親切な設計も光ります。
画面下のアイコンからはTL、@Mentions、Messages(DM)など表示の切り換えや、TLの更新が行なえます。
更新の際に、TL、@Mentions、Messagesと全ての画面を更新してくれる点も便利です。時間が無い中で、それぞれの画面を更新をする必要がなくなります。
自分でつぶやく時は、画面上の「touiteur」と書かれたバーを下へ引っ張ると、入力画面が現れます。
入力窓につぶやく内容を書き、右下の「Send」をタップすれば投稿できます。画像の添付やURLの短縮などにもきちんと対応してくれています。
また、つぶやく際にどのアカウントでつぶやくかも重要です。アカウントは、画面左下のアカウント固有のアイコンをタップすることで簡単に切り換えることが可能です。
前述の通り、有料ライセンスを購入するとウィジェットを使用することができます。
ウィジェットは4×1、4×2、4×3の3種類用意されており、表示できるツイートの数が異なります。
ウィジェットのツイートをタップすれば『Touiteur (Twitter)』を開くことができます。また、ウィジェットの下部が3分割されており、左側をタップすると「新規ツイートの投稿」、中央は「TLの更新」、右側は「TLのスクロール」となっています。
つぶやくだけならアプリを起動せずに、ウィジェットからツイートを投稿できるのは魅力です。
いかがでしたでしょうか。
Twitterのアカウントを複数お持ちの方にはぜひおすすめしたいTwitterクライアントです。
複数のアカウントのTLを同時に表示できるアプリは珍しく、アカウントごとにTLをチェックされている方には時間の短縮にもつながると思います。
Twitterクライアントとして必要な機能は概ねそろっています。ただし、有料ライセンスでのみ対応している機能もあるので、本アプリを使われる際はライセンスの購入を併せておすすめしたいと思います。