バッテリーモニタ : ログをグラフで表示!バッテリー情報アプリ!Androidアプリ1497

『バッテリーモニタ』は、バッテリー状態を表示してくれるアプリです。

本アプリは、ステータスバーやウィジェットにバッテリーの状態を細かく表示してくれます。同様のアプリは多数ありますが、本アプリの特徴は、最大7日分の記録(ログ)を残せるところ。
バッテリー残量の変化・温度の状態を細かく記録してくれて、劣化を防ぐための対策を提示してくれます。

まずはアプリの使用例を見ていきます。
ステータスバーには、バッテリー残量、温度、利用可能時間(充電完了までの残り時間)が表示されます。

ウィジェットは1×1のサイズに同様の内容を表示してくれます。

上記の表示設定は、アプリを起動して「設定」から変更可能です。
ステータスバーへの表示の有無、自動実行などの設定ができたり、バッテリー残量による通知設定もここから設定できます。これは指定した上限値/下限値になると通知をしてくれる機能ですが、「上限値による通知をする必要があるの?」という方もいらっしゃるかもしれません。その理由は以下で説明します。

さて、ここまでは一般的なバッテリー情報アプリと何も変わりません。ここからが本アプリの特徴です。
アプリを起動すると、これまでのバッテリー状態の遷移がリスト形式で表示されます。ここで「詳細をリスト表示」と書かれている部分をタップしてみてください。

ログの表示方法を6パターンの中から選択できます。6つのパターンは次の通りです。

これらの情報をグラフで表示してくれるため、分かりやすく、バッテリー劣化を防ぐためのアドバイスが書かれている項目もあります。1つずつ見ていきましょう。

「残量変化グラフ」
横軸に時間、縦軸にバッテリー残量を表したグラフです。
バッテリー残量の変化が手に取るようにわかりますね。

「残量頻度グラフ」
横軸にバッテリー残量、縦軸のその頻度(どのくらいその残量を維持しているか)を表したグラフです。
残量の少ない状態が多ければグラフは左側に傾き、しっかり充電されている状態が多ければ右側に傾きます。
説明文によると、50~85%程度の充電状態を保つことで、バッテリーの劣化をある程度防ぐことができるようです。
ここで先ほどの疑問が解けると思います。上限値による通知はこのためにあるようです。フル充電状態はあまりバッテリーには優しくないようです。

「温度変化グラフ」
横軸に時間、縦軸にバッテリー温度を表したグラフです。
温度変化はバッテリーの寿命を左右します。説明文によると20~40℃を保つのがベストとのこと。

「温度頻度グラフ」
横軸に温度、縦軸にその頻度を表したグラフです。
先ほどの説明文から推察すると、グラフ中央が盛り上がっている状態であればバッテリーの劣化は防げていると判断できます。

「残量・温度散布図」
横軸にバッテリー温度、縦軸にバッテリー残量を表した散布図です。
適度な残量と適度な温度が保たれているかどうかが分かります。下の画像のようにグラフ中央に点が集まっていれば、良好な状態を維持できていると考えられます。

スマートフォンはバッテリー消費が激しいので、バッテリーの寿命も考えた使い方を工夫したいものです。
単にバッテリー情報を知らせてくれるだけでなく、ログからそれまでの使い方を振り返ることができ、バッテリーに優しい使い方を考えさせてくれるアプリですよ!