【Androidニュースのまとめ】 2011年4月23日 - 2011年4月29日

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今週はNTTドコモとKDDIの2010年度決算説明会が行われ、両社のスマートフォン販売台数や今後の取り組み、2011年度予想などが明らかにされた。
また、Googleがオンラインオフィススイート「Google Docs」のAndroid向けアプリをリリースし、オフィスアプリの有力選択肢が増えた。
そして、ソニーからはAndroid 3.0搭載タブレット「Sony Tablet S1」と同「S2」が発表された。

今週はこれらのニュースについて振り返っていきたい。

【NTTドコモ】

(1) 2011年3月期(2010年度)決算説明会

NTTドコモは28日に2011年3月期(2010年4月~2011年3月)の決算説明会を開催し、昨年度業績及び今年度予想などについて説明した。同社の2010年度の営業収益は4兆2,243億円で、2009年度比で1.4%減となったが、営業利益は8,447億円で同1.3%増。2011年度予想については営業収益が昨年度比で0.1%増の4兆2,300億円、営業利益が同0.6%増の8,500億円となっている。

 
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そしてスマートフォンに関しては、昨年度の販売台数は252万台だった。昨年12月末までの販売台数が約100万台、その後の3ヶ月間で約152万台と、今年に入ってから大きく伸びていることがわかる。NTTドコモは2011年度に600万台のスマートフォンを販売する目標を掲げている。

(2) Xi(LTE)対応機器の投入計画

NTTドコモは次世代通信規格LTEのサービス「Xi(クロッシィ)」に対応した端末を今年複数投入する。これまではUSB接続、ExpressCard型のデータ通信機器のみだったが、今夏にはXi対応モバイルWi-Fiルーターが加わる。さらに、秋から冬にかけて、対応スマートフォンとタブレットがリリースされる予定だ。Xi対応エリアは人口カバー率で2010年度末に約8%、2011年度末に約20%の予定。2014年度末には約70%にまで拡大される見込み。

 
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(3) spモードメールアプリのバージョンアップ

NTTドコモはspモードメールアプリの最新バージョン4400を27日にリリースした。対応機種は「REGZA Phone T-01C」「LYNX 3D」「GALAXY S」「GALAXY Tab」「LYNX SH-10B」「Xperia」「Optimus chat L-04C」「MEDIAS N-04C」「Xperia arc」「Optimus Pad L-06C」。今回のバージョンからOptimus Pad L-06Cが新たに加わった。

その他、主な改善内容は次の通り。

・添付ファイルをギャラリーからも選択する機能を追加。
・渡航時に海外自動受信をONとした場合、その渡航中はONを維持するように変更。
・フォルダ(BOX)ごとに、メールを一括でバックアップする機能を追加。
・メールの未読・既読切り替えに対応。
・「よく使うデコメ」を回数順から使用した日時順へ変更。
・お気に入りフォルダ機能(SDカード内フォルダを登録し、デコメ作製時に参照する機能)を追加。
・アドレスの電話帳からの複数同時挿入に対応。
・電話帳に登録済みのグループからのアドレス挿入に対応。
・電話帳のお気に入りからのアドレス挿入に対応。
・メールアドレスの直接入力時に、アドレスの候補を出す機能を追加。
・横画面でのメール作成に対応(ボタンの配置を変更)。

『spモードメール』は以下のページからダウンロードできる。
spモードメール – Android マーケット

【KDDI】

(1) 2011年3月期(2010年度)決算説明会

KDDIは25日、2011年3月期の決算説明会を開催した。連結営業利益は4,719億円(前期比+6.3%)で、純利益は2,551億円。2012年3月期(2011年度)予想は連結営業利益4,750億円となっている。気になるスマートフォンについては、昨年度の販売台数は109万台だった。この数字の大半は昨年後半以降に記録されたもので、具体的には昨年10月~12月に39万台、2011年1月~3月に61万台。秋に投入されたシャープ製スマートフォン「IS03」から販売数が加速した。


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また、同社は今年度のスマートフォン販売台数目標を400万台としている。

(2) MOTOROLA XOOM Wi-Fi TBi11M用アクセサリーの販売開始

KDDIは28日よりオンラインショップ「au Online Shop」において、「MOTOROLA XOOM Wi-Fi TBi11M」用のアクセサリーを一部販売開始した。同社はXOOMの純正アクセサリーとして、スタンダードドック、スピーカードック、Bluetoothキーボード、スタンダードケース、GELケース、HDMIケーブルの販売を予定しており、今回この中の3点がリリースされた。

スタンダードケース(3,465円)、GELケース(ブルー/ブラック)(2,520円)、HDMIケーブル(2,520円)。


(スタンダードケース)

 
(GELケース ブルー・ブラック)


(HDMIケーブル)

MOTOROLA XOOM(MOT11SKA)| au Online Shop

【新製品】

(1) ソニー、Android 3.0搭載タブレット「Sony Tablet」を発表

ソニーは今秋以降を目処に、Android 3.0を搭載したタブレット「Sony Tablet」を2モデル発売する。「Sony Tablet S1」と同「S2」だ。両モデルとも現状では開発コードなので、最終商品名は不明。

 
(Sony Tablet S1)

S1は比較的オーソドックスなタブレットで、「リッチ メディア エンタテインメント」をテーマに開発された。S2は2画面を搭載した折りたたみ型で、「モバイル コミュニケーション エンタテインメント」をテーマとしている。両モデルともNVIDIA Tegra 2 デュアルコアプロセッサを搭載する。

 
(Sony Tablet S2)

他社製Androidタブレットと比較した場合の大きな特徴として、ソニー(系列会社含む)が運営する各種サービスへの対応がある。動画や音楽コンテンツを「Qriocity」から、ゲームを「PlayStation Suite」から、電子書籍を「Reader Store」から入手・利用できる。さらに、ソニー製AV機器との連携も用意されている。特にS1に関しては赤外線機能を備えるため、ブラビアのリモコンとして使うことも可能だ。

(2) NECカシオ製「G’zOne Commando」発表

米通信事業者Verizon Wirelessは現地時間26日、NECカシオ製スマートフォン「G’zOne Commando」を発表した。28日から販売開始し、価格は2年契約締結時で199.99ドル。

G’zOne Commandoは「G’zOne」ブランドならではのタフさが最大の特徴。米国防総省が制定した「MIL-STD-810G」に準拠した独自規格をクリアする性能を誇る。防水・防滴、耐衝撃、防塵、防振性能を持ち、塩霧、高湿、太陽光照射試験に耐え、高温低温環境下などでの使用もできる端末だ。

OSはAndroid 2.2で、プロセッサの駆動周波数は800MHz、ディスプレイは3.6インチTFT液晶で、解像度は800×480。さらに、「G’zGEAR」と呼ばれる8つの特殊機能を搭載する。「Earth Compass」「Walking Counter」「Adventure Training」「Trip Memory」「Tides」「Thermometer」「Sun/Moon」「Star Gazer」の8つで、温度測定、潮汐グラフ、日の出/日の入時間、星座の確認などができる。

【その他の話題】

(1) Google Docsの公式アプリ

米Googleはオンラインオフィススイート「Google Docs」のAndroid向けアプリをリリースした。これまでもモバイル向けウェブ版を利用することでドキュメントの閲覧・編集などが可能だったが、ネイティブアプリとしてリリースされたことで使い勝手が向上した。ドキュメントの新規作成、閲覧・編集が可能。

 

さらに、スマートフォンのカメラを活かしたOCR機能が搭載された。紙ベースのドキュメントをカメラで撮影し、OCR処理でテキストを起こす。これをドキュメントファイルとして保存・アップロードすることができる。

アプリは下のリンク先から入手できる。動作要件はAndroid 2.1以降で、価格は無料。
Google Docs – Android マーケット

【あとがき】

NTTドコモとKDDIが発表した決算説明会から、昨年度の国内スマートフォン市場の拡大が具体的数字をもって確認できました。ドコモは252万台、KDDIは109万台です。ソフトバンクモバイルもiPhoneを含め、多くの台数を販売していると予想されます。また、ドコモは2倍強、KDDIは4倍程度の販売台数目標を今年度は掲げています。2011年、どこまで普及するのか注目ですね。

さて、話は変わりますがサッカーJリーグの公式アプリがリリースされています。Jリーグファンの方はぜひ!
J.LEAGUE公式アプリケーション2011無料版 – Android マーケット
※2012年2月6日現在、Androidマーケットから削除されています。

GAPSISのGaAppsがお伝えしました。来週もお楽しみに!







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