シャープは22日、FeliCaなどに対応したICカードリーダー・ライターを標準搭載した企業向けAndroidタブレット「RW-T107」を発売すると発表した。OSにはAndroid 2.3を用いており、7型液晶を搭載する。営業・販売・サービスなど幅広い分野での業務支援への利用を想定している。9月5日に発売予定。
「RW-T107」は非接触ICカードの無線通信規格「NFC」に対応しており、ISO 14443 Type AやFeliCaに対応したICカードのリーダー・ライター端末として活用できる。そのため、会員カードシステムによる顧客情報の呼び出しシステムなどを構築できる他、端末使用者の認証をICカードで行うセキュリティ強化システムの構築などもできるようになる。
無線LAN(IEEE802.11a/b/g/n)に対応している他、5400mAhの大容量バッテリーを内蔵することで長時間の駆動も可能。さらに、Androidマーケットから用途に合わせて必要なアプリケーションをダウンロードできる。
同社は、アパレル関連の接客支援や、銀行・保険業の渉外支援ツール、小売チェーン店の会員カードシステムなどへに向けて、「RW-T107」の導入を提案をしていくという。
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