Android端末も長く使っていますと、アプリの数も増えてきて微妙に動作が重くなってきます。
高速のCPUを積んだ端末であれば力技で何とかなるかもしれません。
でも、古いAndroid端末になると性能的に限界はあるわけでして、そうなると諦めて最新機種に変更するしかありません…。
そう思っていたら、意外と簡単に高速化の恩恵を受けられる(かもしれない)アプリがありました!それが『Spare Parts Plus! (no ads)』です。
このアプリは、画面操作などの際に発生するアニメーション効果(アイコンがぷわぁっと広がったりする効果)の設定などに変更を加えることができるアプリです。
それにより、端末そのものの実行速度は変わらないまでも、アプリ動作の挙動のタイムラグを無くして高速化を図ろうというものです。
実際にメニューで端末の影響のある設定項目は次の通り。
・Battery history…バッテリー利用履歴の記録
・Battery information…バッテリー情報
・Usage Statistics…アプリ利用履歴
・Window animations…ウィンドウアニメーションの設定
・Transition animations…画面の切り替え動作設定
・Fancy input animations…キーボード表示の動作設定
・Font size…フォントサイズ変更
・End button behavior…電源ボタンの挙動変更
・Compatibility mode…大画面対応設定
端末によっては効果が無い設定項目もありますが、概ねアニメーション設定や画面切り替えは反映しているようです。
「Battery history」は、これ自体は何かするものではなく、これをタップすると「Battery information」に情報が渡される仕組みになっています。
「Battery information」には、現状でのバッテリーの環境情報が記載されています。もし、端末のバッテリーの持ちが怪しいと感じたら、チェックすると良いでしょう。
「Usage Statistics」では使用時間など複数の視点からアプリ利用履歴の確認が可能です。
あまりにも利用履歴が低いアプリなどは思い切って削除して、メモリの空き容量を増やしてみましょう。メモリに余裕があれば端末の安定性も処理速度も向上しますよ。
「Window animations」は、アプリなどのウィンドウが開くまでのアニメーション処理のことを指し、この設定を「Fast」や「Off」にするとアニメーション無しでウィンドウが開いてくれます。
もっさりとしたウィンドウの展開にお悩みの方はチェックして欲しいポイントと言えます。
「Transition animations」は画面切り替えの処理の変更です。
やはり「fast」や「off」にすることでタイムラグを感じることなく切り替わってくれますので、キビキビとした挙動が味わえます。
逆に「Very Slow」に設定すると、画面切り替えが非常に重くなります。
「Font size」では文字通り表示フォントのサイズを変更可能にします。特に影響があるのは、端末のメニュー表示などの部分。
アプリ上のフォントサイズに付いては、この項目を設定しても影響はあまりないようです。
「End button behavior」は、いわゆる電源ボタンの動作を変更するもの。やはり端末によっては効果が無く、基本的には触らない方が良いでしょう。
正直正統派な対策とは呼びがたいのですが、長年愛用してきた端末を「もっさりだから変えたい」と切り捨てるのも難しい話です。
そういうときは設定変更だけでキビキビ感が味わえる『Spare Parts Plus! (no ads)』を試すのもひとつの方法ですよ。