【Androidニュースのまとめ】 2011年10月22日 − 2011年10月28日

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前週にGoogle、NTTドコモから新商品の発表があったこともあり、相対的にはこの週は大きな話題には乏しい一週間だった。それでもソニーが英ソニー・エリクソンの完全子会社化を発表したり、レノボが日本のスマートフォン市場への参入検討の意思を明らかにしたり、と業界における話題はいくつかあった。


【新商品】

(1) NTTドコモ、バッファロー製Wi-Fiルーター「BF-01C」を発売延期

Xiに対応したモバイルWi-Fiルーターは現在、韓国LGエレクトロニクス製の「L-09C」のみであり、バッファロー製の「BF-01C」の発売も待たれていた。当初BF-01Cは、7月?8月に発売予定とされたものの、一度10月に延期された。しかし、NTTドコモはさらなる延期を発表した。





理由は、十分な品質を担保するためとしているが、現状では選択肢が1機種しかないこともあり、早いリリースを期待したい。

BF-01Cは、簡易NAS機能や、メディアサーバー機能なども備える多機能端末であり、旧モデル「BF-01B」の後継機種にあたる。




(2) デル、スマートフォンやタブレットでも利用できる小型プロジェクタ「M110」を発売

デルは10月25日、LED超小型モバイルプロジェクタ「M110」を発売した。価格は41,980円。M110は約104×105.3×36.5mm、約360gの小型軽量性が大きな特徴。加えて、WXGA(1280×800)の解像度をサポートし、ワイヤレスにも対応している点が魅力だ。入力はVGA、HDMI、USBのほか、ワイヤレスに対応。ただし、ワイヤレス入力を利用するには、別売りのワイヤレスドングル(IEEE802.11.b/g/n)が必要。
 
PCのほか、Androidスマートフォンやタブレット、iPhone/iPadからの利用も可能で、それぞれデル製のプロジェクタ用アプリを導入することで映像の投影が可能となる。

スクリーンサイズ(対角線)は0.76~2.03mで、投影距離は0.97~2.58m程度。1Wのスピーカーも内蔵されている。

【業界ニュース】

(1) ソニー、ソニー・エリクソンを完全子会社へ

ソニーは10月27日、スウェーデンの通信機器メーカー、エリクソンとの合弁会社である英ソニー・エリクソンを完全子会社化することを発表した。ソニー・エリクソンはソニーとエリクソンがそれぞれ50%ずつ出資する合弁会社だったが、このたびソニーがエリクソンの保有するソニー・エリクソン株を全て取得する。これにより、100%をソニーが保有することとなり、連結対象となる完全子会社になる。

ソニーはソニー・エリクソンを傘下に収めることで、PC、テレビ、タブレット、スマートフォンと、様々なカテゴリの製品ポートフォリオを形成することができる。特に、ソニー・エリクソンの「Xperia」シリーズは確固としたブランドを築いており、強力な商品の一つだ。今後ソニーがスマートフォン市場でどのような商品、サービスを展開するのか注目だろう。

(2) MM総研、2011年度上期の携帯電話出荷台数調査結果を発表

MM総研が2011年度上期の携帯電話出荷台数調査結果を発表した。携帯電話端末全体での総出荷台数は2,082万台。これは前年比6.0%増で、スマートフォン人気が貢献している。スマートフォンは1,004万台で、端末全体に対する比率は49.5%。通期では56%程度にまで伸びる見込みだ。

スマートフォンメーカー別シェアは1位がシャープ、2位がソニー・エリクソン、3位がApple、4位が富士通、5位がサムスン電子といった並び。上位3社のシェアは順に22.7%、22.2%、18.7%で拮抗している。

(3) ソフトバンク、のりかえ割とただともの特典を強化

ソフトバンクは11日1日から「のりかえ割」と「ただとも」プログラムの特典内容を変更する。のりかえ割は、他社の携帯電話からの乗り換えの際に利用できるプログラムで、ただともは家族や友人を誘う、もしくは誘われたときに利用できるプログラム。

のりかえ割の特典はホワイトプラン基本使用料月額980円が10ヶ月無料または「お父さんホットカーペット」、「のりかえギフト」へ、ただともはホワイトプラン基本使用料1ヶ月無料または「お父さん湯のみ」、ソフトバンクポイント1000ポイントになる。注目すべきはのりかえ割とただともを併用した上で、加入後3ヶ月から5ヶ月目の月平均支払額が1万円以上の場合、ホワイトプラン基本使用料が16ヶ月間無料になる点。

(4) レノボ、日本のスマートフォン市場への参入を検討

レノボが日本のスマートフォン市場への参入を検討していることが、日本経済新聞の10月25日の報道から明らかになっている。レノボはこれまで中国市場にはスマートフォンを投入しているものの、日本ではまだ。しかし、日本におけるスマートフォン市場の拡大の流れを見るに、参入を検討し始めたようだ。ただし、具体的な時期や端末、通信事業社など詳細は不透明なままだ。

【ソフトウェア更新】

(1) ソフトバンク向けSweety 003P

パナソニック製スマートフォン「Sweety 003P」に対するソフトウェア更新が10月26日より配信開始となった。今回の内容は、電源をオフの状態で充電を行い、完了した後、しばらく電源をオンにできない場合がある、という問題の解消。Sweety 003Pは自動更新に対応しているので、ソフトウェア更新の通知SMSに記載の日時になると自動でファイルのダウンロードが始まる。あとはダウンロード完了後、画面の指示に従って操作を進めていけばいい。詳細は下記リンク先より確認してほしい。

Sweety SoftBank 003P をご利用中のお客さまへ | SoftBank

(2) NTTドコモ向けGALAXY Tab 10.1 LTE

サムスン電子製タブレット「GALAXY Tab 10.1 LTE SC-01D」に対するソフトウェア更新の提供が10月24日より始まった。今回の内容は、フロントカメラの利用時に画面が正しく表示されない場合がある、という不具合への対処。

ソフトウェア更新の導入はWindows PC向けソフトウェア「Samsung Kies」を使う方法と、3G回線を使って端末単体で行う方法があるが、3G回線経由の場合はパケット代が発生するので注意したい。詳細は下記リンク先を確認してほしい。

GALAXY Tab 10.1 LTE SC-01Dのソフトウェアアップデート情報 | お客様サポート | NTTドコモ

【あとがき】

この週は比較的静かな一週間でしたね。その中ではソニーによるソニー・エリクソン完全子会社の話が最も大きな話題だったかと思います。特に国内スマートフォン市場ではソニー・エリクソンのシェアが高いため、この動きは非常に大きな転換点になりそうです。ソニーがどのようなスマートフォンを投入するのか、期待したいところです。

今週もGAPSISがお伝えしました。来週もお楽しみに!







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