【特集】「GALAXY NEXUS(SC-04D)」はココが違う!Android4.0の主力アプリの魅力を解き明かす!実機レビュー第2弾
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今回のレビューは第2弾として、プリインストールされているアプリの中でも、特に使用していて「これこそAndroid4.0だ!」という機能について解説します。
「GALAXY NEXUS(SC-04D)」(以下、SC-04D)のハードとしての魅力は高いものです。しかし、パワーアップかつ進化と呼ぶに相応しい機能強化されたアプリこそが、Android 4.0の真骨頂であり、SC-04Dの魅力です。
一度触ると2.x系OSに戻ることは難しい、その魅力の数々をごらんください。
ケタ違いにパワーアップしたカメラアプリ
前回のレビューでも「カメラがすごい」と力説しましたが、本当にパワーアップしています。やはりCPUパワーに依存する部分も大きいとは思うのですが、アプリ自体の機能性のアップは完全に別物と考えてください。
基本的にズームが可能になっただけでもありがたいレベルですが、ズーム速度そのものが、ほとんどスライダーの上げ下げと同じスピードです。
ピントは、画面右側の青いシャッターボタンを押しても機能しますが、画面をタップすることでもピント合わせが可能です。しかもシャッターを押したあとの撮影時のタイムラグがほとんどないので、ガンガン撮影が楽しめます。
動画撮影は画面下段右隅のアイコン群の中の「ビデオカメラ」アイコンをタップするのですが、なんと前面カメラでも録画が可能です。
前面カメラはあるし、ビデオチャットにも対応しているのですから当然と言えば当然ですが。
それと、今回非常に面白い追加機能として是非とも注目したいのがパノラマ撮影機能です。
パノラマ撮影用のアプリはたくさん出回っていますが、本体単独で可能と言うのは嬉しいポイントですね。
撮影モードの選択やホワイトバランスの調整も可能ですし、フラッシュももちろん、ONやOFFの切り替えが可能です。
最近のコンパクトデジカメも高機能にはなってきましたが、その分、操作性が煩雑になっている気がします。
それからすれば、Android 4.0のカメラは十二分な機能と思います。
フラッシュと言えば、さっそく夜間撮影にもチャレンジしてみました。意外なほど夜景が明るくハッキリと撮影できるようです。
フラッシュの能力もそれなりで、1メートル以内の距離であれば夜景で人物撮影をそれなりにこなせると思います。
スマホでデジカメというと親和性は高いんですが、夜間などの被写体が暗くなるケースなどには非力この上ないものでした。
特にAndroidは純正アプリで難点が目立っていた訳ですが、それを覆す代表格がこのカメラアプリです。
ギャラリーアプリは速度も満点、しかも画像編集機能が追加
今までは正直、非力なアプリであったギャラリーも、Android 4.0で大変身です。CPUパワーの件もありますが、非常に機能が充実しました。
まずサムネイル画面ですが、全てのフォルダが表示されるまで、待たされることがなくなりました。今後撮影枚数が増えてくれば、当然それなりにレスポンスの悪化はありえると思いますが…。
Picasaを利用されている方の場合、何の設定も必要なく、サムネイルが表示されます。ただし、表示速度は回線環境に依存しますのでご注意を。
ギャラリーアプリの今回の最大の目玉とも言えるのが「画像編集機能」でしょう!下手な画像編集アプリより使えます。
任意のフォルダから1枚画像を表示させます。画面下段にそのフォルダのサムネイルがスライド形式で表示されていたりと、本当に細かい機能アップが目に付きます。
画面上段右上のメニューアイコンからメニューを呼び出し、そこから編集機能を呼び出します。
主な編集機能は次の通りです。
「明るさ調整」
ハイライトや自動補正などが可能になりました。やや暗めに写ってしまった画像には必要不可欠な機能です。
「FX」
特殊効果フィルターも使えます!専用の画像編集アプリからすると、やや機能は少ないものの、撮影したその場で手軽に行うには十分ですね。
「パレット」
色調を変更したり、直接落書きする機能も付加されています。
「トリミング」
トリミングから赤目処理、回転などの機能が使えます。カメラアプリの機能としては必要ですが、ギャラリーアプリが担当してくれるわけです。
参考用にギャラリーアプリの機能から、彩度を上げた物と、魚眼レンズ処理を施した画像を掲載します。
やや魚眼レンズは効果が明確に出ていませんが、これは選んだ画像のせいですね。面目ないです。
ほとんど何でもできる…というのは大げさですが、少なくともSC-04Dだけあればモバイルユースについて言えばデジカメを持ち歩く理由はないですね!
認識精度がすさまじい音声検索
「東京特許許可局」などの複雑な音を持つ語句でもスムーズに認識してくれました…が、実際には端末のハード的特性もあるので、それがAndroid 4.0のおかげかどうかは不明です。この点はもう少し検証が必要でしょう。
ただし、デザイン的には4.0版の方がいいですね!
指一本でかんたんにできるフォルダ作成
Android4.0ならではの機能といえば、非常にかんたんにアプリアイコンを収録するフォルダが作れることが挙げられます。
操作と言っても、画面上に配置されたアイコンを、どれかひとつドラッグして、他のアイコンに重ねるだけ。
重ねるとアイコンの背景に黒い円が大きくなるのが分かります。そうやって作成したフォルダに、必要なアプリアイコンをドロップすればOK。
作成したフォルダは名前もつけられますし、そのフォルダをタップすると、収録されているアイコン群の一覧が表示されますので、あとはそのアイコンを押して起動させるだけです。
ブラウザの進化も止まらない!PCサイトを一発閲覧!
意外と使いやすいと評価が高いのがAndroid純正のブラウザですが、やはりこれも進化しています。
なんといっても今回のブラウザで素晴らしいのはUIの変更が自由自在に行えることではないでしょうか?
Android端末でのブラウジングの際に、接続先のサイトにスマートフォン対応ページがあると、それが表示されます。しかし、そのおかげでPC版のサイトにアクセスするのが非常に面倒…という現象があります。以前であれば、複数のブラウザを使いまわすしかほとんど方法がありませんでした。
しかし今回は画面上段右端のメニューアイコンから設定メニューを呼び出し、「デスクトップ版サイトをリクエスト」をタップするだけです。
それだけで、PCサイトを表示してくれます。これこそ、小さいながらも大きい進化ですよ!
まだまだお伝えしたい点が山ほどありますが、現在検証中のハード関連も含めて次回に回したいと思います。
あとは、先行している新機種が早くAndroid 4.0化されるのを祈るばかりですね。年明けにはタブレットでも4.0へのアップデートや、4.0がプリインストールされた製品が出ると思いますが、待ち遠しい限りですね!
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