【特集】「GALAXY NEXUS SC-04D」はココが違う!1週間経っても書ききれないAndroid 4.0の真の実力に迫る!実機レビュー第3弾
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第3回だというのに、まだまだ書かなくてはいけないことが目白押しの「GALAXY NEXUS(SC-04D)」(以下、SC-04D)!
今回のレビューも、アプリ周りの気になる動作をチェック&リポートしていきます。
いやぁ、NFC周りの機能やら、ホストUSB関連など、本当に検証するにも手間と時間と情報などなど、色々と調べなくちゃいけないことが多すぎます!いや、それでこそAndroid!それこそがフラッグシップ機!
発売されてから1週間が経つSC-04Dの運用方法や微妙な疑問点なども含めてリポートはスタートします!
細かい技が光る、YouTubeアプリ
一見すると2.X系OSとの変更点が「カラーだけ?」な感じもするYouTubeアプリです。
しかしAndroid 4.0の操作性がタップ&スワイプに統一、集約されてきたことに合わせる様に、「ホーム」「ランキング」「アカウント」画面はスワイプで移動が可能になりました。
今回、「アプリ間でメニューアイコンの位置が変わる」という難点が指摘されていますが、2.X系OSと比べて、不必要にメニューキーに頼らなくなってきているため、とも思います。
閲覧中の動画を「メニューキーから保存できる」と書きましたが、「アカウント」画面で「保存」した動画を手軽に視聴できるのは便利ですね。
この「保存」はWeb版のYouTubeにも反映されます。しかし、やはり日本人の感覚だと、この機能はブックマークですよねぇ…。
SC-04DのCPUパワーもあって、再生は非常にスムーズですし、縦画面から横画面への切り替えも遅延らしい遅延は見られずに、リアルタイムと言えるくらいに早いです。
「保存」した動画は、「アカウント画面」の「お気に入り」から鑑賞可能です。
見たい動画を逐次「保存」すれば、後でじっくり楽しめるというわけです。
個人的な話ですが、YouTubeアプリのデザイン周りに関しては、3.X系OSタイプの方が良かったのでは…と思いました。そういう意味では今後のアップデートを楽しみにしたいですね。
設定メニューが大きく拡充。これぞフラッグシップ!
Android 4.0では設定メニューも大幅に拡充されました。
これまでは管理&設定系アプリの出番だったストレージや電源管理の項目もグラフィカルなデザインで盛り込まれたのが特徴ですね!空き容量も気軽にチェックできるのは、外部メモリーカードが使えないSC-04Dにとっては重宝します。
「ストレージ」から、表示されている各アプリのアンインストール、保存データの再生や参照も可能です。
「電池」の項目では、使用電力の可視化にとどまらず、ディスプレイ設定の見直し、起動中のアプリの強制停止やアンインストールまで行えます。
「アプリ」ではタスクキラー的な機能も与えられていますし、起動中のアプリのストレージに対する占有量も表示されます。
Android 4.0ではOSレベルで様々な処理を可能としているので、その点では本当にアプリいらずな感じがあります。もちろん、その全てが使いやすいわけではないですが。
また、設定メニューでもっとも特徴的なのは「データ使用」の項目でしょう。
これは使用した総パケット量が分かる機能です。SC-04DはFOMA網を使って3G通信を行う端末ですが、今後4.0化が機体されるLTE端末になると、死活問題とも言えるパケット消費量管理。
この項目では総合のパケット量だけでなく、各アプリごとの消費量も閲覧できます。やはりAndroid マーケットアプリのパケット消費が高いですねぇ。
また、すでにネットで話題になったために、お試しになった方も大勢いらっしゃると思いますが、「端末情報」の項目にある「Androidバージョン」を連続してタップすると、ドット絵のドロイド君が出現します。
開発時のコードネーム「Ice Cream Sandwich」になぞらえてチョコクッキーのような胴体のドロイド君です。
日本では欧米各国ほどは馴染みがない、「クッキーでアイスをはさんだスィーツ」。この機会に食べてみるのも、良いのでは?探すと結構商品は出回っています。
さて、今回最大の問題児が「NFC」です。日本で言うところの「おサイフケータイ」の基盤を成すFeliCaとは、正直言って「似て非なるもの」です。
すでに日本国内でも導入の動きが加速してはいますが、まだまだ…というのが現実。しかし、今後様々な端末で普及し、Android4.0系OSが普及していけば、「Android ビーム」機能の有用性も知れ渡るでしょう!
オクトバ編集部では現在検証中ですので、早ければ来週中にも「Android ビーム」についてお伝えできると思います。
音楽プレイヤーは地味でいいのか、これが完成形態なのか?
「音楽」アプリは…シンプルなのは良いことですが、この点に関しては「好みのアプリを使ってください」というのが個人的な本音です。
しかしご本家では「Google Music」がすでにスタートしています。今後国内展開が決まれば、やはり純正アプリが地味では…という流れも起きると思われますので、それを是非とも待ちたいですね。
Macとの接続にはひと手間必要のAndroid 4.0
SC-04Dは、というよりもAndroid 4.0は、PCに接続する際に多少の手間が必要です。
Windowsの場合はこれまでと同じように、外部デバイスとして自動で認識してくれますが、実はMacでは認識されなくなってしまいました!
USBケーブルでMacと繋げても、単に充電されるだけ。デスクトップ上に「外部ストレージ」としてアイコン表示されません。
どうやったらMacで認識してくれるのかというと、それにはMac本体にアプリの導入が必要です。
そのアプリとは「Android File Transfer」です。まずはリンク先からアプリ本体をダウンロードします。
後はダウンロードしたファイルをインストールするだけ。
SC-04DとMacを繋げると、SC-04Dのストレージにあたるウィンドウが表示されます。これで今まで通りにデータのコピーや移動などが可能になります。
どんなアプリが動作するのか調べてみたぞ
さて、いくらAndroid 4.0が便利になったからとは言え、正直、「直ってない!」と思わされるようなアプリが無いとはいえません。当然Android マーケットのお世話になる訳です。
しかし、2.X系OSで大活躍してくれたアプリが動くかどうか心配ですよね?
ですので、手当たり次第に色々とインストールしてみました。とりあえずは参考になれば幸いです。
当然?お約束?
我らが「オクトバ」アプリは無事に動いてくれました!
SC-04Dの大画面のおかげで見やすさも抜群ですし、もちろん動作も問題ないようです。
これで、SC-04DでもAndroidやGoogleの最新情報やアプリレビューが楽しめますね。
勢いで(?)Android 3.X系OSのアプリも使ってみました。
「TweetComb」の動作は問題ありません。見た目もほとんど問題無し。ただし、元より大画面で最適化されたアプリですので、横サイドはスクロールしないと見えません。
「Newsr」も起動はしますが、やはり画面サイズの問題で表示が重なってしまう箇所もあり、使用するには難しいでしょう。
ただし、画面サイズの影響を受けにくいアプリであれば、使えるのではないでしょうか?
「Celtic Garden HD」はHD画質で大画面タブレットでの利用も可能な、美麗なライブ壁紙です。
通常の端末で使うと、やや画質に難が出てしまう(当たり前の話ですが)という問題がありますが…SC-04Dでは、大画面タブレットとそん色ない画像が楽しめました!
「ChuChu Rocket!™」は普通通りに遊べました!SC-04DのCPUパワーのおかげか、ロードや画面切り替えでストレスをあまり感じない気もします。
Android端末にインストールしておきたい大定番アプリと言えば…「QRコードスキャナー」です。
こちらも、ちゃんと動作してくれました。
こう考えると、画面サイズなどに影響を受けないアプリは、基本的に問題なく動くのではないか?と思われます。
最後に、もう1本の大定番である画像管理アプリ、「QuickPic」も大丈夫!
純正「ギャラリー」アプリのパワーアップはすでにお伝えしましたが、「使い慣れているアプリの方が…」というユーザーさんも多いのは事実。
そのようなアプリが無事動作してくれるのは嬉しいですよね。
SC-04Dのもっと細かい機能面の話やアプリ周りの話で言うなら、もっと試すべきアプリも多いのは承知の上ですが、一端SC-04Dのレビューはこの回で締めくくりとなります。
ただし、継続して検証中の問題については、場を改めてレポートさせていただきます。
年明けには既存端末の4.0化のニュースで持ちきりになるとは思いますが、Android 4.0系OSは、ようやく離陸したばかり。そして、これからのAndroid界隈を強力に牽引する存在であるのは間違いありません!
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