【Androidニュースのまとめ】 2012年1月14日 − 2012年1月20日

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16日にKDDIの春モデル新商品発表会が、17日にソニー・エリクソンの国内向けXperia NX/Xperia acro HD発表会が開催され、前週の国内ケータイ業界は話題の多い一週間となった。特にKDDIからはスマートフォン5機種の発表のほか、サービス面でのニュースもあり、注目だ。主にKDDIの話題を中心に今回は一週間を振り返ってみたい。




【KDDIの新商品5機種】

(1) INFOBARシリーズの新機種「INFOBAR C01」



 

INFOBAR A01に続くシリーズ第2弾スマートフォンとして「INFOBAR C01」が発表された。今回のモデルはオリジナル機種に近い、より「バー」状のスタイルを持ち、キーも戻る、ホーム、メニューの3キー構成ではなく、テンキーを搭載するスマートフォンとなる。カラーはNISHIKIGOI、ICHIMATSU、KIIROの3色で、キーが多く、端末が細長いため、A01よりも「INFOBAR」らしさを感じさせるモデルだ。
左からNISHIKIGOI、ICHIMATSU、KIIROの順。

OSはAndroid 2.3、ディスプレイは3.2インチ(854×480)、端末のサイズは約52×130×12.3mmで、重さは約106g。発売は2月上旬以降の予定。

(2) au向け「Xperia acro HD」(IS12S)

ソニー・エリクソンからau向けの「Xperia acro HD」(IS12S)がリリースされる。3月中旬以降に発売の予定だ。NTTドコモ向けとはCPUのほか、通信方式の違いに関する仕様違いがあるものの、基本的な仕様は同等。au向けのカラーラインナップはルージュ、ホワイト、ブラックの3色となっており、サイズは約126×66×11.9mm、重さは約149g。

Xperia acroはXperiaシリーズ中、唯一国内定番機能をサポートしたモデルで、今回もその特徴は踏襲されている。ワンセグ、おサイフケータイ、赤外線通信をサポートしつつ、新たに防水性能を搭載した。端子類にはカバー(キャップ)がつき、水の浸入を防ぐ。

Android 2.3、4.3インチのHD液晶、1.5GHzデュアルコアCPU、有効画素数約1210万画素のメインカメラ、などハードウェアの仕様も高レベル。デザインも良く、人気機種となる予感を十分以上に感じさせるスマートフォンだ。

(3) 高輝度液晶が特長の「Optimus X」(IS11LG)

700cd(カンデラ)の高輝度IPS液晶ディスプレイを搭載する新スマートフォンがLGエレクトロニクス製の「Optimus X」(IS11LG)だ。OptimusシリーズはNTTドコモ向けの「Optimus bright」「Optimus LTE」なども液晶ディスプレイの美しさが端末の魅力の一つとされているが、Optimus Xも同様。ただし、解像度は480×800に留まる。
   

OSはAndroid 2.3、ディスプレイサイズは4インチ、プロセッサは1.2GHzデュアルコア、メインカメラは有効画素数約810万画素などとなっている。端末のサイズは約64×118×9.9mmで、重さは約130g。「LG On-Screen Phone」機能も搭載し、BluetoothもしくはUSB、Wi-Fi経由でパソコンからIS11LGを遠隔操作することもできる。

(4) WiMAX対応スマートフォン「GALAXY SII WiMAX」(ISW11SC)




サムスン電子の「GALAXY SII」がWiMAX対応になってau向けにも登場する。GALAXYシリーズならではの特徴として、有機ELディスプレイを採用する点と、軽快な動作性能が挙げられる。有機ELディスプレイは約4.7インチで、解像度は1280×720だ。プロセッサはデュアルコア1.4GHz、OSはAndroid 2.3となっている。
WiMAX対応以外にもネットワークに関する魅力があり、ISW11SCではWi-Fi(無線LAN)において2.4GHzと5GHzのデュアルバンド・サポートとなる。さらに、近距離無線通信規格「NFC」(Near Field Communication)に対応する。KDDIは1月下旬よりモバイルNFCサービスの提供を開始するが、ISW11SCはその第一弾対応端末だ。

端末のサイズは約69×133×9.5mm、重さは約139g。

(5) 薄くてタフなスマートフォン「Motorola RAZR」(IS12M)




Motorola製のスマートフォン「RAZR」(IS12M)が3月上旬以降に登場する。RAZRは、KEVLARファイバーを採用し、軽量性と強度の両立に成功したスマートフォンで、ボディの薄さは僅か7.1mm、重さは約127gとなっている。サイズは約69×131mmで、ディスプレイの大きさは4.3インチ。解像度540×960の有機ELを採用している。
メインカメラは有効画素数約800万画素で、前面にも130万画素のサブカメラを搭載する。カラーラインナップはシャドーブラックとグレイシアホワイトの2色展開。

【KDDI、サービス面でのニュース】

(1) auロゴを変更し、サービス名称なども変更へ




KDDIは16日からauのロゴを変更した。新しいロゴはオレンジのキーカラーを継承しつつ、よりダイナミックな印象を与える筆記体が採用されている。さらに、同社は各サービスの名称や表記も変更する。
従来「au one ~」となっていたサービス名称から「one」が省かれ、「au ~」に変わる。この変更は3月1日に適用される。

(2) au、モバイルNFCサービスを1月下旬から提供へ

KDDIはモバイルNFCサービスを1月下旬から提供開始する。第一弾対応端末はISW11SC。モバイルNFCサービスでは、電子マネー、交通系、会員証/ポイントカード、クレジット、ギフトカード、情報配信などのサービスが準備されている。これらは準備が整い次第、順次提供される予定で、参加企業にはセブン・カードサービス、日本航空ジャパン、カルチュア・コンビニエンス・クラブ、ビックカメラ、クレディセゾン、大日本印刷などが名を連ねている。

(3) KDDI、25歳以下の人を対象にした割引キャンペーンを実施

KDDIは18日から5月31日までの期間、25際以下の方を対象とした割引キャンペーンを実施している。25歳以下の方が期間中に新規契約もしくは機種変更で対象のauスマートフォンを購入した上で、パケット定額サービス「ISフラット」に加入した場合、ISフラットの定額料が最大2年間に渡って月々1,050円割引される。

(4) 固定通信サービスとの組み合わせでの割引キャンペーンを実施

KDDIはFTTH、CATVのサービスと組み合わせてauのスマートフォンを利用した場合に、スマートフォンの月々の利用料金が最大2年間に渡って1,480円割引される「auスマートバリュー」を発表した。さらに、2年経過後も永遠980円/月の割引が得られる。




指定の固定通信サービスに契約している方に加え、同居している家族も対象に含まれる。例えば4人家族で皆がauスマートフォンを利用していれば、合計で月々5,920円の割引となる。ただし、auスマートフォンの利用においては「ISフラット」「ISフラット(キャンペーン)」「プランF(IS)シンプル」「プランF(IS)」のいずれかに加入している必要がある。

FTTH、CATVの対象業者は下記リンク先から確認してほしい。
固定通信サービスと組み合わせて毎月のauスマートフォンのご利用料金が1,480円割引になる「auスマートバリュー」登場 〈別紙1〉 | 2012年 | KDDI株式会社

(5) auポイントプログラムがリニューアルへ

KDDIはauポイントプログラムを3月1日にリニューアルする。リニューアル後は、auポイントを様々なショッピングサイトでの買い物やコンテンツの購入時などに利用できるようになる。すなわち、ポイントの利用範囲の拡大だ。さらに、ポイントの付与条件が変わる。ポイントは「auかんたん決済」の利用額100円ごとに1ポイント、「auスマートパス」のポイントが貯まるサービスの利用によって得ることができる。

貯まったポイントは「auかんたん決済」を利用したショッピング/コンテンツの購入に加え、「au one ショッピングモール」「au one Brand Garden」でのショッピング、商品交換や抽選商品、auショップでの100ポイント単位での利用やオプション品の購入などで利用できる。また、月々のauサービスの利用額に応じて貯まるポイントは4月利用分から100円ごとに1ポイントとなる

【その他の話題、ソフトウェア更新について】

(1) ソフトバンク、フラッグシップショップを東京・銀座にオープンへ

ソフトバンクは今春、ソフトバンクショップの旗艦店の役目を果たす大型店舗を東京・銀座にオープンさせる。ソフトバンクショップとしては最大の売り場面積を誇る店舗となり、銀座のメインストリートである中央通り沿いに開設される。

(2) ソフトウェア更新について

NTTドコモ向け「GALAXY S SC-02B」、「AQUOS PHONE f SH-13C」、KDDI向け「ARROWS Z ISW11F」、ソフトバンク向け「Sweety 003P」に対して最新のソフトウェア更新がリリースされている。各更新とも、主な内容は不具合対策で、ユーザーの方は更新を忘れずに導入しておこう。

【あとがき】

KDDIが5機種のスマートフォンを一挙に発表しました。それぞれの端末は特徴が異なり、ラインナップは上手くバラけているように見えます。INFOBAR C01はシリーズのファンを魅了するでしょうし、早い人はA01からの機種変更を検討してしまうかもしれません。また、Xperia acro HDは万人向けのオススメしやすいスマートフォンで、GALAXY SII WiMAXも高速データ通信と快適な動作性能が魅力です。そしてOptimus XとMotorola RAZRも独自の魅力を備えています。

まだまだ寒い日が続きますが、春の到来に向けた楽しみなラインナップと言えるでしょう。発売を楽しみにしたいところです。

今週もGAPSISがお伝えしました! 来週もお楽しみに!







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