無い無い言い続けて2年あまり。Androidには純正でファイラー、もしくはエクスプローラーと呼べるアプリが本当にありません。
まぁ、ファイル操作はここのアプリで、という話なんでしょうが。でも、それって面倒臭いだけですよね。
そのおかげもあって(?)、Androidマーケットには非常に優秀なファイラーアプリがゴロゴロ転がっています。

当然、定番ともいえるビッグタイトルもいくつか…。しかし、かといってビッグタイトル以外にも注目株のファイラーアプリはあるんですよ！
今回ピックアップした『AnExplorer』は押さえておいて損無しの1本です。

アプリの特徴

• シンプルだが操作性が高い高機能なファイラー
• 画像や音楽データをアプリ上で再生可能
• ZIP圧縮などの充実した機能性

AnExplorer

価格：無料
開発：D WorkS

見た目は？中身は◎の実力派



アプリ起動直後は、思わず「アラビアン？」と勘違いしそうですが、アプリタイトルは英語です。

『AnExplorer』は海外アプリですが、一部日本語化されていますし、日本語表記のファイルやフォルダ名が化けることはありませんのでご安心を！

しかもAndroid 3.0や4.0にも対応しています。特に4.0上だとアプリ上の操作アイコンが独自デザインです。




シンプルで見やすいファイラー画面



ファイラーとしての基本機能は充実しています。SDカード内の閲覧はもちろん、起動中のアプリ管理やスマホ端末内のファイル閲覧にも対応。

また、音楽や動画、ダウンロードしたファイルなどは種別でも閲覧できますよ。

スマホのmenuボタンをタップすると、サブメニューが表示されますが、その中の「設定」をタップすれば更に細かい設定が可能になります。




設定メニューで理解できる機能性の高さ



英語表記とはいえ、PC操作の経験があれば日常的に目にする単語ばかり。設定可能な項目は次の通りです。
・アプリのデザイン面
・ファイル管理画面の情報表示方法
・各ファイルのプレビュー設定
・ファイル権利の際のソート方法の設定

基本的には未設定のままでも利用に問題はありませんが、ファイルのプレビュー設定には全てチェックを入れておくだけで使いやすさがアップします。




基本中の基本であるファイル管理機能は充実の一言



ファイラー系アプリの基本である、ファイル操作メニューはこんな感じ。

目的のファイルを長押しすると表示されます。ちなみに「写し」は「コピー」のことですね。「細部」は「詳細(プロパティ)」です。

複数ファイルの選択にも当然対応しています。選択したいファイル群が表示されている画面でmenuキーを押せばサブメニューから「選択する」を選べばOK。







ファイルが選択されていると、そのアイコン上部に青いバーが表示されます。

その状態で画面下段にメニューアイコンが表示されんですが、なんとZIP圧縮やメールへの添付など共有機能にも対応しています。

シンプルそうな外見に見合わない高機能ぶりには驚かされますね。




アプリ管理にも意外と威力を発揮！



ファイラー画面から「アプリ」をタップしてみました。

こちらでは、アプリのアンインストールやバックアップ、そのアプリのAndroidマーケット画面への接続などが可能。

複数選択した上でアンインストール(画面上段右端のアイコンをタップ)を行うと、(アプリごとに確認は必要ですが)一気に作業できます。







なんといっても便利なのはバックアップ機能でしょう。

アプリ管理画面上段中央よりの、フロッピーディスク(懐かしいですね)状のアイコンをタップすれば、選択したアプリのバックアップできます。

以前のバージョンに戻したいときなどに威力を発揮する機能です。ちなみにバックアップの保存場所は、SDカード中の「AppBackup」というフォルダです。




画像も音楽もファイラー上でスムーズに鑑賞しよう



今度はSDカード内の画像の入っているフォルダを表示させました。

設定メニューから「Show image preview」にチェックを入れておくと、画像アイコンがサムネイル画像に変わります。

もちろん、画像が見たいファイルをタップすればビューワーが起動して閲覧できます。共有機能経由でないのは面倒が無くて良いですね。







MP3ファイルも、『AnExplorer』で再生可能です(あくまでも再生だけですが…)。

有名なファイラー系アプリと比べても、遜色ないと言って良いのではないでしょうか？

ちなみに、広告表示のない、有料版の『AnExplorer（Adfree）』もAndroidマーケットでリリースされています。



ファイラー系アプリは不動の4番打者みたいな強者がたくさんいるジャンルです。

ですから、それと置き換えられる出来か…は、使われる人の感覚もありますので名言できませんが、個人的には絶賛おすすめの1本です。