『PcAutoWaker』は、自宅の無線LANに接続するとWOLでパソコンを起動させるツールアプリです。
今回ご紹介する本アプリはかなりギークなアプリで、パソコンの知識がそれなりにある人向けですが、オクトバ相談室で本アプリの使い方についてご質問があったので、ご紹介します。
本アプリではパソコンを遠隔起動する「Wake On LAN(WOL)」という機能を使って、スマホがWi-Fiに接続すると自動でパソコンを起動させることができます。
つまり、「家に帰れば自動でパソコンが起動する」ということが可能になります。
本アプリを利用するには、以下の条件が全て必須になります。
- 無線LANルータがある
- パソコンのBIOS、ネットワークカードがWOLに対応・有効にしている
BIOS、ネットワークカードの設定方法は、製品によって異なるので解説は割愛します。
また、休止状態・スタンバイ状態からのみ起動できる場合もあります。
ここでは、パソコンがWOLで起動できる状態にあることを前提に話を進めていきます。
・MACアドレスとSSIDを入力して登録
本アプリを利用するには、まず遠隔起動させたいパソコンを登録する必要があります。
アプリトップ画面から「追加」をタップして、パソコンの名前と物理(MAC)アドレスを入力しましょう。
物理アドレスは、Windowsであればネットワークアダプタの「状態」>「詳細」やコマンドプロンプトで「ipconfig /all」と入力することで調べることができます。
12桁の英数字をアプリに入力していきます。
Mac OS X(Lion)では、システム環境設定の「ネットワーク」>「詳細」>「ハードウェア」に記載されています。
続いて無線LANルータのアクセスポイント名(SSID)を入力します。
既にスマホで接続している場合は、「現在の接続情報を取得する」ボタンで自動入力されます。
ここで設定したアクセスポイントに接続した時にのみ、パソコンを遠隔起動させます。
・帰宅するとパソコンが起動していた!
パソコンを登録するとアプリトップ画面に一覧表示されます。
「Auto」がONになっているパソコンは、アクセスポイントに接続すると自動でマジックパケットを送信して起動させます。
なお、パソコンを自動起動するには、スマホのWi-FiをONにしておく必要があります。
パソコン名をロングタップして手動で起動させることもできます。
・時間帯によって自動起動させないことも可能
電気代節約のために帰宅した時に起動させたいのに、朝家から出るときに何かの拍子で起動してしまったら電気代がもったいない!
アプリの設定画面では、自動実行しない時間帯を設定することができます。
帰宅してからパソコンの前で起動するのを待つ時間が煩わしい方にはオススメです。
有料版の『PcAutoWakerPlus』では、ウィジェットを設置してホーム画面から起動させることもできます。
パソコンの知識がある方は、ぜひ挑戦してみてください!